あたりまえを疑え。
自己実現できる働き方のヒント

未 読
あたりまえを疑え。
ジャンル
著者
澤円
出版社
セブン&アイ出版 出版社ページへ
定価
1,512円
出版日
2018年11月26日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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自己実現できる働き方のヒント
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澤円
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定価
1,512円
出版日
2018年11月26日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
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レビュー

「全社員が同じ時間に出社しなければいけない」など、世の中にはさまざまな「あたりまえ」が存在している。たとえば、地方で暮らしていると、都会に比べてチャンスが少ないと感じる人もいるかもしれない。もちろん都会には人口が集中していて、チャンスも多いだろう。しかし実際には、多くの人が自分の力を発揮できずに埋もれている。その一方で、地方に住むメリットを生かして、都市よりも刺激的な仕事をしながら、幸せに生きている人もいる。「田舎だからうまくいかない」などと、自分で勝手に決めた「あたりまえ」から離れなければ、自分の殻に閉じこもってしまうだけである。

このように、すぐに「思うようにいかない理由」が頭をよぎるかもしれない。しかし、「○○だから無理」と思った瞬間、そこから前進することはない。大切なことは、そんな思い込みを捨てて、「どうすればできるのだろう?」と考えることだ。世の中の「あたりまえ」に対して疑問を持ったとき、人は大きな成長への転換点を迎える。

本書の著者である澤円氏は、「時間・タスク」「ルール・慣例」「コミュニケーション」「マネジメント」「自分自身」における「あたりまえ」に疑問を呈する。そのうえで、役に立たないあたりまえをズバッと切り捨て、成長を遂げていくための考え方と具体的なノウハウを紹介する。

本書を読むことで、自分のなかで勝手につくった「あたりまえ」をかなぐり捨てることができるだろう。自己実現に向けた新たな一歩の始まりである。

木下 隆志

著者

澤 円(さわ まどか)
1969年生まれ、千葉県出身。立教大学経済学部卒業後、生命保険会社のIT子会社を経て、97年にマイクロソフト(現日本マイクロソフト)に入社。情報共有系コンサルタント、プリセールスSE、競合対策専門営業チームマネージャー、クラウドプラットフォーム営業本部本部長などを歴任し、2011年、マイクロソフトテクノロジーセンター・センター長に就任。18年より業務執行役員。06年には十数万人もの世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員にのみビル・ゲイツが授与する「Chairman’s Award」を受賞。現在では、年間250回以上のプレゼンをこなすスペシャリストとしても知られる。著書には、『外資系エリートのシンプルな伝え方』(KADOKAWA/中経出版)、『マイクロソフト伝説マネジャーの 世界No.1プレゼン術』(ダイヤモンド社)などがある。
Twitter:Madoka Sawa/澤 円(@madoka510)

本書の要点

  • 要点
    1
    人生の残り時間を増やすことはできない。時間の有限性と貴重さを理解できれば、時間の使い方が丁寧になるし、その時間をもっと有意義に過ごそうとするだろう。
  • 要点
    2
    できるタスクとできないタスクを把握し、自分が得意なことに集中しよう。その間、他の人にはその人が得意なタスクを担当してもらう。これを「時間の貸し借り」という。
  • 要点
    3
    自分の得意分野をつくるためには、「外のものさし」を持つことが重要だ。「外のものさし」によって自分を客観的に評価すれば、自分が提供できるバリューが見えてくる。

要約

時間を疑う

自分と相手の時間の有限性を知る

時間は、すべての人に平等で、有限な資産である。時間が増えることはない。人生の終わりに向かって、残り時間は減っていく。

「残り時間を増やすことはできない」――このことを頭に刻み込んでほしい。なぜなら、いまあなたが直面している問題の多くは「時間を無駄にしていること」「時間の無駄に対する抵抗感が薄れていること」によって引き起こされているからだ。

時間の有限性と貴重さを理解できれば、未来は変わる。自分の時間の使い方が丁寧になるし、その時間をもっと有意義に過ごそうとするだろう。そうすれば、相手の時間を奪うこともなくなるはずだ。ひいては、自分だけでなくまわりの人を幸せにすることにつながる。

考える時間を確保する
bee32/gettyimages

多くの日本企業では、各部署で業務が異なるにもかかわらず、出社時間は皆同じだ。業務の効率だけを考えれば、全社員が同じ時刻に出社する必然性はない。時間で区切って仕事をする現場スタッフならまだしも、本部や本社のスタッフには、その必要はないだろう。それでもなぜ出社時間をそろえるのか。それは、「現場が早くから働いていて悪いから、それに合わせよう」という日本人特有の気質があるからではないかと著者はいう。

このような働き方では、本来クリエイティブな仕事をすべき人までもが同一性を求められてしまう。その問題の大きさを認識するとともに、生産性の高い時間の使い方とは何か、自分がもっとも価値を出せることは何かを常に問いかけ続ける必要があるだろう。

では、どうすれば自分の価値を見つけられるのか。そのためには、「ゼロを1にする」ための仕事、つまりこの世にないものを新たに生み出す仕事にどれだけの時間を割けるのかを考えてみよう。

新たなものを生み出すには、「考える時間」を確保する必要がある。著者の場合、「考える時間」は次の3つのフェーズに分けられる。1つ目は、ひとりの時間を確保し、自ら考えを深めること。2つ目は、多様な人たちとディスカッションすること。3つ目は、信頼できる誰かに話しながら、考えを構築・検証することだ。著者はこれらの3つを「ゼロを1にする」ための創造的な時間として確保するようにしているという。

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自己啓発・マインド リーダーシップ・マネジメント
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2018年11月26日
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