トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術

未読
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トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術
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トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術
出版社
サンマーク出版

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定価
770円(税込)
出版日
2021年05月20日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

「紙1枚にまとめる」と聞くと、資料作成を思い浮かべるかもしれない。しかし、「紙1枚」に情報をまとめることを伝えている本書の目的は、資料づくりではない。「紙1枚」をつくることを通して、情報を整理し、まとめ、伝えるための思考法を身につけることだ。さらに言えば、最終的には「紙1枚」をつくらずに、「紙0枚」でこれができるようにすることが目標だというのだ。

本書は、伝わる書類をつくるために、なんでも「紙1枚」にまとめてしまう。どんな書類にも一定の「型」があり、その「型」を繰り返し使用することによって、誰でも整理し、まとめ、伝える技術を習得することができるのだ。書類がその形式・内容になっている理由、書類を書く具体的な手順まで詳細に紹介されているので、納得感を持って書類づくりに臨むことができる。

著者独自の思考整理のフレームワークである「エクセル1」と「ロジック3」についても、豊富な具体例をまじえて図とともに解説されていて、具体的な活用法がイメージしやすい。著者の実践している書き方を、そのまま自分の仕事の現場などで活かすことができるだろう。

情報をどう整理しまとめるのか、書類をどう書けばよいのか、実際に相手に動いてもらうにはどのように伝えればよいかを知るのに、最適な一冊だ。

ライター画像
中崎倫子

著者

浅田すぐる(あさだ すぐる)
「1枚」ワークス株式会社代表取締役。「1枚」アカデミアプリンシパル。動画学習コミュニティ「イチラボ」主宰。作家・社会人教育のプロフェッショナル。名古屋市出身。旭丘高校、立命館大学卒。在学時はカナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学留学。トヨタ自動車(株)入社後、海外営業部門に従事。同社の「紙1枚」仕事術を修得・実践。米国勤務などを経験したのち(株)グロービスへの転職を経て、独立。現在は社会人教育のフィールドで、ビジネスパーソンの学習を支援。研修・講演・独自開講のスクール等、累計受講者数は10,000名以上。大企業・中小企業問わず、登壇実績多数。2017年には海外(中国・広州)登壇、2018年にはルーツであるトヨタとパナソニック合同の管理職研修への登壇も実現。2015年からは、作家としてのキャリアもスタート。これまでに6冊を上梓し、著者累計は41万部超。独立当初から配信し続けているメールマガジンは通算1,000号以上。読者数18,000人超。

本書の要点

  • 要点
    1
    「紙1枚」とは資料作成法ではなく思考整理法だ。「紙1枚」を書くことで思考整理力を磨き、自分の考えを紙なしでもまとめて伝えられる力をつけることが最終目標だ。
  • 要点
    2
    情報を「整理」し、考えを「まとめ」、相手に「伝える」といった「動詞」を具体的な「動作」に落とし込む「エクセル1」を使えば、実際の行動を起こしやすくなる。
  • 要点
    3
    「ロジック3」を用いて、さらに論理的に話をまとめ、伝える技術を身につけることができる。

要約

「紙1枚」とは何か?

思考整理法としての「紙1枚」

「紙1枚」は、資料作成法ではなく、わかりやすく情報を整理しまとめ相手に伝える力を磨くための思考整理法である。「紙1枚」を書くことで、情報を整理し、自分の考えをまとめ、伝える力をつけることができる。

この思考整理法は、仕事における「型」のようなものだ。仕事では、情報を整理し、まとめ、伝えることを求められる機会が多い。しかし、そのやり方自体を教えてもらえる機会は少ない。著者は、トヨタで働く人たちが日々実践している「紙1枚」にまとめる技術を研究してきた。その結果、誰でも簡単にできる思考整理法としてまとめあげたのが本書である。

「紙1枚」を書けるようになること自体が最終目標ではない。「紙1枚」の作成を通して、紙に書き出さずに、「紙0枚」で高度な思考整理力とコミュニケーション能力を発揮することこそが、最終目標だ。

【必読ポイント!】 「紙1枚」のわかりやすさの秘密

伝わる書類の3つの特徴
tadamichi/gettyimages

書類にはそれぞれ「果たすべき役割」がある。会議の議事録であれば、会議に出席していない人にも要点が伝わらなければならないし、企画書であれば会社の上司や役員、社長などにゴーサインを出してもらえるよう促してこそ価値がある。

著者の勤務していたトヨタでは、書類を「紙1枚」にまとめる文化があった。業務を通して累計3000枚以上の「紙1枚」に触れてきた著者は、わかりやすく伝わる書類に共通する、以下の3つの特徴を発見した。

(1)ひと目で全体が見える(一覧性)

(2)枠がある(フレーム)

(3)枠ごとにタイトルがついている(テーマ)

これらは特にすごい特徴とは見えないかもしれない。しかし、この特徴こそが、「紙1枚」がよく機能するための重要な仕掛けになっている。

例えば、あなたがテーマパークでアトラクションの場所を聞かれたとしよう。記憶を頼りに口頭で場所を伝えたり、自分だけが地図を見て言葉で説明したりしようとするよりも、持っている地図を相手に見せ、現在地と目的地を指でさした方が、少ない言葉でより正確に、短時間で情報を伝えることができる。

「読んでわかる」のではなく「見てわかる」ことを目指すトヨタの「紙1枚」は、この“地図”のような働きがある。それを可能にしているのが、先述の3つの特徴だ。

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