THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法

コロンビア大学ビジネススクール特別講義
未読
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出版社
NewsPicksパブリッシング

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定価
2,420円(税込)
出版日
2023年11月20日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

斬新なアイデア、クリエイティブな発想、革新的な技術――。こうしたものを生み出すには、どうすればいいのか。そんな問いと格闘する方のための絶好の一冊が登場した。

「ジャムの実験」をご存知だろうか。店頭で24種類のジャムを並べるより6種類だけを並べたほうが、売上が10倍も伸びたという実験だ。「選択肢は多いほうがよい」という予想を打ち破る見解は、今ではすっかりマーケティングの常識になっている。この実験と著書『選択の科学』で名を轟かせたシーナ・アイエンガー氏は、その後10年もの歳月をかけて、「そもそも選択肢すらない場合に、どうすればいいか」という問題に迫った。その集大成が本書である。

Think Biggerとは「もっと大きく考える、大胆に発想する」を意味する。著者はこれを、イノベーションを起こすための確固とした手法として提示する。最新の神経科学や認知科学の知見と著者の実践が結晶化されていることが、Think Biggerの強みだ。

アメリカの名門コロンビア大学のビジネススクールで教壇に立つ著者は、学生が実際にThink Biggerの手法を使って専門家らを驚かすような斬新なアイデアを次々と生み出すのを目にしてきた。 「イノベーションには才能とひらめきが必要」という考えは時代遅れだ、と著者は断言する。創造性あふれる発想をするための理論と実践、それがThink Biggerだ。本書が起業やプロジェクトの立ち上げに挑戦する人に知恵と勇気を与える書であることは間違いない。

ライター画像
奥地維也

著者

シーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)
全盲のコロンビア大学ビジネススクール教授。心理学者。イノベーション、選択、リーダーシップ、創造性研究の世界的第一人者。彼女の選択理論(商品の種類は少ない方が売上が多い)はマーケティング業界で広く知られる。同理論を書籍化した『選択の科学』(文春文庫)は各国でベストセラーに。日本ではNHK「コロンビア白熱教室」として番組化もされた。
1969年、インド移民の両親のもとカナダで生まれる。3歳で眼の疾患を診断され、10代後半で完全に視力を失う。にもかかわらず普通学校に進学することを選択し、大学進学後は「選択」を研究テーマとする。スタンフォード大学より博士号取得(社会心理学)。経営思想界のノーベル賞と称されるランキング「Thinkers50」に3度にわたり選出。米大統領より卓越した若手研究者に贈られるPresidential Early Career Awardも3度受賞。現在はコロンビア大学ビジネススクールで人気講義THINK BIGGERを開講中。本書は同講義の書籍化である。

本書の要点

  • 要点
    1
    イノベーションとは、新しいアイデアを無から生み出すことではなく、「古いアイデアの新規かつ有用な組み合わせ」によって複雑な課題を解決する行為だ。
  • 要点
    2
    Think Biggerは、イノベーションを起こすための、誰もが再現可能なメソッドである。
  • 要点
    3
    Think Biggerは次の6つの段階を踏む。それは(1)課題を選ぶ、(2)課題を分解する、(3)望みを比較する、(4)箱の中と外を探す、(5)選択マップ、(6)第三の眼テストである。

要約

Think Biggerとは何か

「天才のひらめき」は本当か?

天才たちは新しいアイデアを突如ひらめき、数々の困難を乗り越え、偉業を成し遂げる――。はたして本当にそうだろうか。

20世紀最大の芸術家ピカソは、同時代の画家マティスとアフリカのビリ人による彫像を「ネタ元」にしてキュビズムの旗手となった。アメリカのナンシー・ジョンソンは、当時すでに存在した単純な技術を複数組み合わせることで、アイスクリームの製造方法に革命を起こした。また、ヘンリー・フォードは、食肉処理場の肉の解体から着想を得た組立ラインと、速乾性塗料を製造工程に組み入れて、自動車の販売価格を大幅に押し下げた。

「古いアイデアの組み合わせ」

彼らのような天才たちは、「新しいアイデアを突如ひらめいた」わけではない。彼らがやったのは、すでにある技術を学び、何が有用かを見抜いて選び取り、新しい組み合わせを生み出すという、「戦略的模倣」である。イノベーションとはあくまでも、「古いアイデアの新規かつ有用な組み合わせ」によって複雑な課題を解決する行為であることを、心に刻んでおこう。もちろん、戦略的模倣は一握りの天才の専売特許ではない。脳の仕組みを理解し、適切な段取りを経れば、誰でもイノベーションを起こすことができる。その適切な段取りこそが、Think Biggerだ。

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要約公開日 2024.01.08
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