ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち

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ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち
出版社
サンマーク出版

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定価
1,760円(税込)
出版日
2023年10月30日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

「人間の科学力以上の知力でこの機関車はつくられている」

「まだ人類には理解できないけど、とにかく使うことだけはできる資料をもとに組み立てられた」

これは漫画家・松本零士氏によるSF漫画『銀河鉄道999』の劇中で、蒸気機関車の形をした宇宙船を描写するセリフだ。この宇宙船にはAIが搭載されていて、運航は完全に自動化されているばかりでなく、人間とのコミュニケーションも難なくこなす。

ChatGPTを主題とした本書を読んで、要約者がまず連想したのがこのシーンだ。AIはすでに人間には到達できないほどの情報を把握し、新たなコンテンツを生み出すことすら可能になった。今後はAIをいかに使いこなすかが重要になることは間違いないが、じつのところAIについてはわかっていないことも多い。まさに「まだ人類には理解できないけど、とにかく使うことだけはできる」状態だ。

ChatGPTをはじめとする生成系AIの登場により、激変する社会の中で、人間はどう生きるべきか。本書の著者である堀江貴文氏は、4人の専門家とともに、生成AIが変える私たちの生活、仕事、未来について考えていく。本書を読むと、AIによる変化はすでに始まっていること、そしてそれについてまずは知ることが重要であることが実感できる。

かつてSFで描かれた世界が現実のものとなる世界が目前に迫り、私たちは時代の大きな転換点に立たされている。これからどう生きるのか、本書を手に想いを巡らせてほしい。

ライター画像
ヨコヤマノボル

著者

堀江貴文(ほりえ たかふみ)
1972年10月29日、福岡県生まれ。
現在はロケットエンジン開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙する等様々な分野で活動する。
会員制オンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学校(HIU)』では、1,000名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開している。https://salon.horiemon.com

ビジネス系に特化した起業家向け会員制コミュニケーションサロン『neoHIU』でも会員とともに様々な事業を展開している。
https://lounge.dmm.com/detail/6218/

著書『不老不死の研究』(予防医療普及協会と共著。幻冬舎)、『信用2.0』(朝日新聞出版)、『2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』(徳間書店)など。

本書の要点

  • 要点
    1
    ChatGPTの登場によって書類作成やメール返信などが自動化され、ホワイトカラーの仕事の9割以上がなくなるかもしれない。
  • 要点
    2
    AIに勝負を挑むのは無謀だ。むしろ技術の進歩によってますますワガママになる人間をマネジメントする能力を磨いたほうがいい。
  • 要点
    3
    AIにはまだ解明されていない現象も多い。いくら不適切な回答をしないように調整しても、何かのきっかけで邪悪なキャラにひょう変してしまうこともある。
  • 要点
    4
    もしもAIが自分で生成したコンテンツをインターネット上にアップロードするようになったら、人間は何が真実で、何が偽情報かわからなくなってしまうだろう。

要約

ChatGPTで世界はどう変わるのか(堀江貴文)

生成AIが発達した未来に、何が起こるのか?

堀江氏は、ChatGPTの登場によってホワイトカラーの仕事に最も大きな影響があると考えている。議事録や提出文書、プレゼン資料などの書類作成からプログラミング、メールの返信など、ChatGPTによって自動化が望めそうな仕事が多い。もしかしたら9割以上の仕事がなくなるかもしれない。

テクノロジーが一般に浸透していこうとするこうした時期に必要なのは、まず情報を収集すること、そして動くことだ。ビジネスを起こしたい人だったら、生成AIを使ったビジネスならば、比較的サクッと作れるはずだ。ChatGPTを使えば、話し相手代わりを提供するサービスや、語学学習のサービスなどが思いつく。

会社員の立場で、何か新しいことを始めたいなら、仕事の効率化に生成AIを活用しよう。ルーチンの仕事に使う時間を極力減らし、自分の時間を増やす。そこで何かを始めてもいいし、遊んでもいい。

ChatGPTで仕事はどう変わるのか(深津貴之)

モノと会話できる世界がやってくる
AndreyPopov/gettyimages

生成AIは私たちの生活、仕事、未来をどう変えようとしているのか。まず堀江氏は、noteのCXOである深津貴之氏と、仕事の変化について考えていく。

深津氏は生成AIの革命の要点を次の2つにまとめている。1つは、プログラミングの知識がなくてもコンピュータに命令できるようになったこと。もう1つはコンピュータが自力で新しいコンテンツを作れるようになったことだ。

これまではエンジニアがプログラムを書くことによって、コンピュータに命令を出していた。ところが、生成AIの登場によって普段使っている言葉で命令できるようになった。

現在のChatGPTはチャットにしか使えないが、今後はブラウザや、ロボットに組み込まれていくことになるだろう。そうすれば、コンピュータやモノと会話する世界観が達成されるはずだ。

堀江氏はすでに、AIに自分の声を学習させ、自分の声でAIが読んだ音声をコンテンツ配信に使っている。過去の出演動画をサンプルにした自身のアバター作りにも取り組んでおり、今後は動画出演やインタビューはアバターで行うことができるようになるかもしれない。しゃべらせる内容は、生成AIで出力すればいい。

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要約公開日 2024.01.15
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