いつも使っているコンタクトレンズのことを、あなたはほとんど知らないかもしれない

あなたの大切な目を守る40の方法
未読
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いつも使っているコンタクトレンズのことを、あなたはほとんど知らないかもしれない
出版社
出版日
2024年06月10日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

コンタクトレンズの起源は今から500年前。あのレオナルド・ダ・ヴィンチが原理を発見したといわれている。その後、何度も改良が重ねられ、現在の形へと進化してきた。日本コンタクトレンズ協会によると、日本だけでも2000万人弱のユーザーがいると推定され、多くの人に親しまれているコンタクトレンズだが、扱い方や選び方を熟知している人は意外に少ない。

ECサイトを通じてコンタクトを販売する株式会社パレンテで代表を務める著者は、日頃から正しいコンタクトレンズの使い方を知らずにいるユーザーが気になっていたという。異業種から転身し、13年前からコンタクト業界に身を投じた著者は「まずは商品について誰よりも詳しくなりたい」と考え、さまざまなメーカーや眼科医に相談。話を聞いていく中で、実際に200件以上のコンタクトを試し、つけ心地を確認しているほどだという。そんな著者が、コンタクトユーザーに加え、これからコンタクトを使用したいと考えている人に向けた基礎知識や情報をまとめているのが本書だ。

現在コンタクトを使っている人、これから使う可能性がある人、子どものコンタクト購入を検討している人に特に本書をおすすめしたい。何気なく選んでしまいがちなコンタクトについて理解を深め、自分に合ったものを選ぶことが、QOL向上につながると感じさせてくれる一冊だ。

著者

吉田忠史(よしだ ただし)
1976年生まれ。愛知県出身。2011年に株式会社パレンテ 代表取締役就任。コンタクトレンズECサイト「レンズアップル」の運営、国内に3つのロジを開設することで、安心安全スピード配送を実現。2024年1月には延べ注文件数4,000万件に達するなど、多くの人たちにコンタクトレンズをお届けしてきた。また、自社ブランド「WAVE」では「“見える”をもっと楽しく。“見える”をもっと手軽に。」をコンセプトに、コンタクトの枠を越えた商品・サービスを展開し、視覚を通じて人生を豊かにすることに貢献。快適なコンタクトライフを送ってもらいたいという想いから、日本一コンタクトを愛し 日本一コンタクトを売りたい男として、YouTube「コンタクト社長よしだちゃんねる」を配信している。

本書の要点

  • 要点
    1
    コンタクトを選ぶ際には、1週間ほど装着して様子を見て、違和感なく装着できているかを確認すべきだ。少しくらい大丈夫だろうと放置せず、快適さを優先しよう。
  • 要点
    2
    最初はルールを守ってコンタクトを使っていた人でも、慣れてくると扱いが雑になっていくことは少なくない。目を大切にするために、今一度コンタクトの正しい扱い方を確認しよう。
  • 要点
    3
    次世代のコンタクトとして、「ARコンタクト」や「オルソケラトロジーレンズ」などの技術が注目されている。

要約

後悔しないコンタクトライフのために

コンタクト選びに潜む3つのワナ

ここ10年間で、コンタクトレンズメーカー同士の競争が激しくなってきている。同じ価格帯の製品であれば、クオリティの差はほとんど見られない。そのため「このコンタクトは特におすすめ」と言うのは難しいが、選ぶ際には3つのポイントがある。

1つ目は、最初から大量のコンタクトを買わないことだ。初めてコンタクトを買うとき、まとめ買いの割引に釣られて、多めに買ってしまう人が多い。だが、店舗で一瞬つけただけでは、自分の目に本当に合っているかどうかは分からないものだ。まずは1ヶ月分を購入し、目に違和感が出たときには別の商品を試せるようにしておこう。

2つ目は試着した際の見え方の違和感をきちんと伝えることだ。勧められたものに対してすぐに「これでいいです」と言ってしまわずに、自分の好みや違和感は担当者にきちんと伝えたほうがいい。

3つ目はライフスタイルに合わせて選ぶことだ。コンタクトの使用頻度や目的は、ライフスタイルによって異なる。自分の使用スタイルに合わせたものを選んだ方がコストにも無駄がなく、快適に過ごせるだろう。

ルールを守ってコンタクトと付き合う
TakakoWatanabe/gettyimages

コンタクトを使い始めた最初の頃は眼科医の指導に従っていた人でも、次第に使用ルールを気にしなくなるということは珍しくない。ベテランにこそ改めて伝えたいのは「装着時には手を洗いきちんと拭く」「保存液につけてあるコンタクトは必ず洗ってからつける」「1dayタイプは一度取り出して目につけたら装着は一度きり」という装着に関する3つのルールだ。

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要約公開日 2024.09.21
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