
「時間がない」「やる気がない」「勉強法がわからない」を解決!
リスキリングの必要性が叫ばれている近年、「何か勉強したほうがいいかな」と考えている人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、多忙な社会人が勉強を継続していくのは簡単なことではありません。この記事では、社会人が勉強を継続できない理由を3つ挙げ、それぞれを解決してくれる本を紹介します。
最後には社会人が勉強を継続するコツを15個紹介していますので、ぜひご覧ください。
ライター・フライヤー編集部
リスキリングの定番書『自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング』(後藤宗明著、日本能率協会マネジメントセンター)によると、リスキリングとは「新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くこと」を指します。
本書では、リスキリングが注目されている背景として、海外で発生している「技術的失業」を挙げています。技術的失業とは、テクノロジーの導入により仕事のオートメーション化が進み、人間の雇用が失われることを指します。実際、世界経済フォーラムの発表(2020年)では、その先の5年間で、人間、機械、アルゴリズムの労働分担が進むことにより、8500万件の雇用が消失するとされています。
人間、機械、アルゴリズムの労働分担により消失する仕事についている(=失業する)人の課題は、失業したからといって、新たな職につけるとは限らないことです。その理由は、大きなスキルギャップ(持っているスキルと求められるスキルの差)が生じていること。
そのような状況において、新たな仕事で求められるスキルを獲得する「リスキリング」が重要になっているのです。
総務省統計局の発表(2022年)によると、有業者の「学習・自己啓発・訓練」は週全体で平均7分です。つまり、仕事に就いている社会人はほとんど勉強する習慣がないといえるでしょう。
社会人が勉強しない理由は、主に以下の3つに集約されると考えられます。
社会人が勉強しない理由の1つ目は、時間がないことです。
仕事はもちろん、家事、育児、介護などで多忙な社会人にとって、勉強の時間を捻出するのは至難の業でしょう。また、少し時間が空いたとしても、リフレッシュや趣味のために使いたいと思うのは自然なことです。
社会人が勉強しない理由の2つ目は、モチベーションが湧かないことです。
その多くは「勉強する目的が明確でないこと」に起因すると考えられます。「今年中に昇格試験に合格しなければならない」「大事な商談に向けてプレゼンテクニックを磨く必要がある」といった明確な目的があればおのずと勉強のモチベーションは湧いてくるもの。
一方で、「これからの時代にはきっと必要だから」「同僚が勉強しているから」「現職には関係ない資格でも、取っておいたほうが安心だから」といった理由では、モチベーションが湧きづらく、勉強を継続するのは困難でしょう。
社会人が勉強しない理由の3つ目は、勉強の仕方がわからないことです。
学生のときに定番だった勉強法が、社会人になった自分にも効果があるとは限りません。勉強する対象も違えば、勉強に使える時間も当時とは違っているでしょう。
自分にぴったり合った勉強法が見出せず、思うような結果が出ないため、勉強を継続できない人は多いはずです。
社会人が勉強しない理由のうち、「時間がない」人におすすめの本を紹介します。


短い時間で効率よくパフォーマンスを上げたい方には、『神・時間術』をおすすめします。
『アウトプット大全』『インプット大全』『ブレイン メンタル 強化大全』など、数々のベストセラーを生み出してきた精神科医・樺沢紫苑さんが、最大の集中力を発揮して効率よく仕事や勉強を進める方法を教えてくれる一冊です。
まず取り入れたい「神・時間術」は、1日の中で最も集中力が高まる起床後の2〜3時間を、「集中仕事」にあてること。樺沢さんによると、朝の1時間は夜の1時間の4倍に匹敵します。
朝のうちに効率よく仕事を進め、時間を有効に使って、勉強のための時間を生み出すのもよし、朝にサクサク勉強を進めるのもよし、です。


『神・時間術』を読んで「朝の時間を有効活用したい」と思ったあなたには、『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』をおすすめします。
本書は、弁護士として活躍しつつ、YouTuberとしても20万人以上のファンを抱えるキム・ユジンさんが、朝の「ひとり時間」を有効に使って人生を輝かせる方法をまとめた一冊です。
著者は明け方の時間を「人生のボーナスタイム」と呼んでいます。キム・ユジンさん流の「人生のボーナスタイム」の使い方や早起きのコツなどを、ぜひ本書でチェックしてみてください。早起きして仕事や勉強をするモチベーションが湧いてくるはずです。


朝時間をうまく使えるようになったら、次は夜、帰宅後に目を向けてみましょう。ここでおすすめするのは『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』です。
著者のリュ・ハンビンさんは、獣医師を本業としつつ、時間管理や副業に関する情報発信で人気を博している、韓国のインフルエンサー。多忙のあまり、かつては仕事から帰ると倒れ込むようにして眠っていましたが、オリジナルの「帰宅後ルーティン」を取り入れてからというもの、やりたいことをすべて実現できるようになったそうです。
本書ではそんなリュ・ハンビンさんにより、帰宅後ルーティンを取り入れるメリットや、具体的な実践方法などが紹介されています。「平日の夜には何もできない」と思い込んでいる方におすすめしたい一冊です。
社会人が勉強しない理由のうち、「モチベーションがない」人におすすめの本を紹介します。


勉強を楽しいと思ったことがない……そんなあなたには、受験大国といわれる韓国で45万人が読み、本書を読んだ中高生の98.4%が「勉強したくなった」と回答した『勉強が面白くなる瞬間』をおすすめします。
本書の著者、パク・ソンヒョクさんは、中学校まで勉強とは無縁の生活を送っていました。ところが、15歳の秋に「心の突然変異」が起き、猛勉強をスタートしたところ、見事複数の名門大学に合格し、周囲を驚かせたそうです。
本書には、そんなパク・ソンヒョクさんの勉強哲学が詰め込まれています。勉強のやる気がない人や、なかなか結果が出なくて落ち込んでいる人は、ぜひ手に取ってみてください。一冊読み通せば、やる気が急上昇するはずです。


勉強って何のためにするのだろう……とモヤモヤしているあなたに一つの回答を示してくれるのは『100年無敵の勉強法』(鎌田浩毅著)です。
本書では、主に中高生向けに、勉強することの意義が語られています。中高生とは言え、どれも学び続ける社会人にも刺さる名フレーズばかり。
以下は本書の「はじめに」の抜粋です。これらにぐっときたなら、ぜひ読んでみてください。読み終えた後は、勉強への取り組み方が変わっているでしょう。
・勉強の本当の目的は、「誰にもじゃまされない人生」を自分の中に創り出すことです。(P011)
・まず、勉強すると、人生の見晴らしが良くなります。たとえば、ビルに上っても、一階より二階、二階より五階、五階より六十階のほうがずっと遠くまで見えます。高いところに上がると、今まで知らなかった遠くの景色が見えるではありませんか。勉強するのも同じことです。人生の先まで見通せるようになり、「選択の幅」が広がります。(P012)


勉強やリスキリングの重要性が腑に落ちていないと、モチベーションは湧きづらいもの。勉強する社会人の背中を強く押してくれる一冊といえば『リスキリング』です。
本書では、一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事の後藤宗明さんが、リスキリングの定義と重要性からリスキリングの進め方まで、リスキリングの基礎知識をたっぷり教えてくれます。
本書を読むと、リスキリングの重要性が理解でき、勉強せずにはいられなくなるでしょう。
社会人が勉強しない理由のうち、「勉強の仕方がわからない」人におすすめの本を紹介します。


とにかくたくさんの勉強法を知り、その中から自分に合った本を選びたいときには、『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』をおすすめします。
本書は、ライターの藤吉豊さんと小川真理子さんが勉強法の名著100冊を精査し、その中から共通するノウハウを抽出した上で、より多くの本に書かれていた順に紹介してくれる一冊。
第1位に輝いたのは「繰り返し復習する」で、100冊中51冊に登場していたそうです。「では、第2位は? 第3位は?」と先が気になり、どんどん読み進めていけるでしょう。
自分に合う勉強法を選ぶのが難しいなら、第1位から順に試していくのがおすすめです。


とにかく効果がある勉強法を知りたい人には『科学的根拠に基づく最高の勉強法』がイチオシです。
著者の安川康介さんは、アメリカで活躍する医師です。慶應義塾大学医学部で学び、実習しながら日本とアメリカ、2つの国家試験に向けて同時並行で勉強しました。日本語と英語、それぞれ数千ページある教科書を読み、数千問ある問題集を解く超多忙な日々を過ごしたにもかかわらず、アメリカの医師国家試験には上位1%以内という成績で合格したといいます。
現在は、医療の最前線で活躍しながら家事育児の大部分を担い、数々の試験に上位1%~10%で合格しているそうです。
本書ではいわば“勉強のプロフェッショナル”である安川さんが、タイトル通り「科学的根拠に基づく最高の勉強法」を教えてくれる一冊。
時間が限られている社会人ですから、非効率な勉強はしたくないもの。科学的にお墨付きのある勉強法を取り入れて、最速で結果を出しませんか。


最後に紹介したいのは、『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』。逆転合格を叶えた「リアルドラゴン桜」東大生と、「リアルドラゴン桜」を指導した経験のある講師の集団「チームドラゴン桜」が、効果の出やすい勉強法を教えてくれます。
ポイントは、自分の好き・嫌いと得意・苦手をマトリクスで把握し、それに応じた方法で勉強すること。「好き×得意」「好き×苦手」「嫌い×得意」「嫌い×苦手」の4つに分けて、効率的な勉強法を教えてくれます。
よく考えてみれば、「好き×得意」な分野と「嫌い×苦手」な分野では、適した勉強法が違うのは当然のこと。ですが、すべての分野で同じように勉強をしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
少ない努力で大きな成果を出したい社会人におすすめしたい一冊です。
最後に、社会人が勉強を継続するコツを15個ご紹介します。
社会人が勉強を継続するコツの1つ目は、スキマ時間を上手に使うことです。
仕事にプライベートに多忙な社会人にとって、まとまった勉強時間を確保するのは決して簡単ではありません。「しっかり時間をとって勉強しよう」と考えていると、三日坊主になってしまいがちです。
電車やタクシーで移動しているとき、エレベーター待ちのとき、歯磨きをしているときなど、一日の中でスキマ時間を見つけて、ちょこちょこと勉強時間を積み上げていきましょう。
「電車に乗っているときは単語を覚える」「エレベーター待ちのときは、今朝覚えた単語を思い出してみる」「歯磨きをしているときは英語のニュースを聞く」など、「この時間にはこれをする」とあらかじめ決めておくのがおすすめです。
社会人が勉強を継続するコツの2つ目は、勉強を習慣化することです。
日常生活の中に勉強習慣を組み入れましょう。
ここでおすすめしたいのは「If-Thenプランニング」。「●●をしたら××をする」のように、既に定着している習慣に新たな習慣をプラスしましょう。
たとえば「帰宅したら、単語帳を3分間読む」「土曜日の12時になったら、英語のテキストを開く」といった形でマイルールにすると、自然と勉強習慣が定着します。
社会人が勉強を継続するコツの3つ目は、スクールに通うことです。
近年、パーソナルトレーニングが流行しているのは、予約を入れることによってトレーナーとの約束が成立し、サボりづらくなるためです。
英語を学びたいなら英会話スクールに通い、毎週決まった曜日、決まった時刻に予約を入れましょう。「今週は忙しいからやめておこう」「気分が乗らないから今日はいいや」などと言い訳をして先送りにすることがなくなるはずです。
社会人が勉強を継続するコツの4つ目は、ご褒美を用意することです。
「1時間勉強したら、おいしいチョコレートを食べる」といった小さなものから、「英会話スクールに1年間通い続けられたら、オーストラリア旅行をする」といった大きなものまで、自分に合ったご褒美を用意しましょう。きっとモチベーション維持に役立つはずです。
社会人が勉強を継続するコツの5つ目は、ゲーミフィケーションを利用することです。
ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素を応用して、意欲やロイヤリティの向上につなげること。
たとえば勉強なら、「勉強できた日はカレンダーにシールを貼る」「週末に勉強するときは、気になるカフェに行っていいルールにする」などが挙げられます。
ゲーミフィケーションをうまく使うことで、忙しい中でも楽しく勉強を続けることができるでしょう。
社会人が勉強を継続するコツの6つ目は、便利なサービスやアプリを活用すること。
たとえば当社が運営する本の要約サービス「flier」は、ビジネス書や実用書の要約を10分で読んだり、音声で聞いたりすることができるため、効率的にインプットしたい方にぴったりです。また、要約を読んで気に入った本を買えるため、読書習慣がつきます。
その他にも、英単語をゲーム形式で覚えられるアプリや、勉強記録をつけられるアプリなど、自分の課題や勉強したい分野に合ったサービスを探してみましょう。
社会人が勉強を継続するコツの7つ目は、勉強仲間を作ることです。
スクールに通うのと同様、勉強仲間を作ることも、勉強の継続を助けてくれます。お互いに勉強の進捗を報告して励まし合ったり、カフェや図書館で一緒に勉強したりすると、モチベーションアップにつながるでしょう。
社会人が勉強を継続するコツの8つ目は、自分に合った勉強法を選ぶことです。
自分に合う勉強法を選ばないと、ストレスがたまってしまい、挫折することも。自分のタイプを見極め、心地よく続けられるような勉強法を選びましょう。
社会人が勉強を継続するコツの9つ目は、勉強する目的を明確にすること。
「自己研鑽のため」といった漠然としたものではなく、「来年の4月に課長に昇進するために昇進試験の勉強をする」「今年の夏休みに英語圏を一人旅するために英語の日常会話をマスターする」など、達成したい時期も含めて、できる限り具体的な目的に落とし込むのがおすすめです。
社会人が勉強を継続するコツの10個目は、余裕を持った計画を立てること。
忙しい社会人ですから、いくらモチベーションが高くても、計画通りに勉強を続けられるとは限りません。予期せぬアクシデントで計画が頓挫したときにモチベーションが落ちてしまわないよう、あらかじめ余裕を持った計画を設定しておくといいでしょう。
社会人が勉強を継続するコツの11個目は、自分に合ったモチベーションアップ法を知ること。
うまくいっているときにモチベーションが湧く人もいれば、逆に失敗続きのときにやる気が出る人もいます。前者の場合は、簡単な問題から着手することで、自分のやる気に火をつけられるでしょう。後者なら、あえて難しい問題に取り組むことで、「まだまだこれから」「やってやるぞ!」とモチベーションが湧いてくるかもしれません。
社会人が勉強を継続するコツの12個目は、試験を受けること。
まだまだ勉強が足りないとしても、まずは試験を受けてみましょう。自分の立ち位置がわかり、今後どのように勉強していけばいいのかが見えてきます。
自分の位置がわからないと、歩み続けるのはぐっと難しくなります。まずは自分の実力を把握して、前に進み続けるための指針としましょう。
社会人が勉強を継続するコツの13個目は、SNSを活用すること。
SNSを活用し、日々の勉強記録をつけたり、同じ勉強をしている人を探したりしてみましょう。うまく活用できれば、より効率よく勉強を進められるはずです。ただし、SNSばかり見ていて勉強に集中できない……とならないよう注意してください。
社会人が勉強を継続するコツの14個目は、勉強していることを公言すること。
周囲の人に「いま、英語を勉強しています」「来年、簿記の試験を受ける予定です」などと公言しましょう。これにより、後に引けなくなり、勉強を継続しやすくなります。
同僚や家族、友人に公言してもいいですし、SNSを活用し、同じ勉強をしている人とつながって励まし合うのも良い方法です。
社会人が勉強を継続するコツの15個目は、お気に入りの勉強スペースをつくること。
静かな図書館で集中できる人もいれば、少しざわざわしているカフェのほうがはかどる人もいます。自分に合った環境を選び、快適に勉強できるようにしましょう。自宅に勉強スペースをつくり、自分好みのインテリアやガジェットを揃えるのも楽しいはずです。
スキマ時間を使って効率的に勉強していきたい社会人には、1冊10分で読める本の要約サービス「flier(フライヤー)」を活用したインプット習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。編集部が厳選したおすすめ本の要約を、ぜひチェックしてみてください。
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