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なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていることの表紙

なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること


本書の要点

  • 最小の努力で最大の結果を出すためには、自分の好き・嫌いと得意・苦手をマトリクスで把握し、それに応じた方法で勉強するのが効果的だ。

  • 「好き×苦手」な分野は目的と目標を明確にする、「嫌い×苦手」な分野は勉強を習慣化する、「嫌い×得意」な分野はスケジュールを決めて効率よく勉強するとよい。

  • マインドを変えれば、より効率的な努力を継続できるようになる。発言を変える→行動を変える→失敗を失敗と思わない、の順でマインドを変えていこう。

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最小の努力で最大の結果を出す方法

好き・嫌い、得意・苦手を整理する

takasuu/gettyimages

多くの人が「自分に合った努力」ができないのは、自分のことを正しく理解していないからだ。自分の得意・苦手や好き・嫌い、どんなふうに努力すれば結果が出るかを把握していないから、ムダな努力ばかりしてしまう。

一方、最小の努力で最大の結果を出す人は、勉強を始める前に、自分の得意・苦手と好き・嫌いを正しく把握している。だから「結果の出る努力」ができるのである。

自分の強みと弱みを正しく把握するには、マトリクスで整理するとよい。

縦に「得意」と「苦手」、横に「好き」と「嫌い」と書いたマトリクスを作り、「数学が好きだと思っているけれど、この前のテストではダメだった」というように、自己分析を書き込んでいく。これにより、勉強すべき内容が「好き×得意」「好き×苦手」「嫌い×得意」「嫌い×苦手」の4種類に分類される。

この4つは、それぞれふさわしい勉強法が異なる。

「好き×苦手」な分野に向いている勉強法を「嫌い×苦手」な分野でもやろうとすると、すぐに挫折してしまうだろう。「嫌い×得意」な分野に向いている勉強法で「好き×苦手」な分野に挑むと、努力しても結果が出ない。

マトリクスを使って整理することで、的外れな努力で結果が出ない状況を抜け出し、ラクに、確実に結果を出せるようになるだろう。

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【必読ポイント!】 「好き×苦手」な分野の勉強法:目的・目標のブレイクダウン

「何のために何をするか」を決める

「好き×苦手」な分野は、好きだから勉強は苦にならないが、努力の方向性が間違っているために結果が出ていない分野だ。逆に言えば、勉強法さえ正しければ、ほんの少しの努力で結果を出せる。それゆえ、「好き×苦手」な分野は、真っ先に努力すべき分野だ。

「好き×苦手」な分野で気をつけるべきは、「何のために何をするか」を決めることだ。

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要約公開日 2024.04.17
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