
近年特に注目されるようになった「リベラルアーツ」。あなたは「リベラルアーツ」とは何か、なぜ今注目を集めているのか、知っているでしょうか。
この記事では、リベラルアーツとは何かや、今リベラルアーツが注目されている理由に加え、リベラルアーツを学ぶメリット、効果的な学び方、おすすめの本などを紹介します。
リベラルアーツとは、固定観念を捨てて、自由に生きていくために必要なスキルを身につけていく学問だと言われています。
リベラルアーツに明確な定義はないものの、「一般教養」とは異なる意味合いがあります。
一般的に「一般教養」は、社会人になる上で必要な最低限の知識や技能を学ぶことをいいます。一方、「リベラルアーツ」は、教養という知識をスキル化し、明確な答えのない問題や課題を解決する力をつけることが目的だとされています。
なぜ今、リベラルアーツが注目されているのでしょうか。
これまでの教育によって鍛え上げられたスペシャリストたちには、「自分の専門のことには詳しいけれど、それ以外のことはほとんど知らない」という傾向が見られました。
一つの分野に特化した人が社会に出ると、自分の専門外のことで問題が起こったとき、それらに効率的に対処することは難しいでしょう。
そのような背景のもと、さまざまな要因が絡まり合った問題であふれた現代においては、専門教育だけで育った人よりも、幅広い教養を持っている人が必要とされるようになったのです。それこそ、リベラルアーツが注目されている理由です。
一見ビジネスとは離れているようにも思える知識こそ、私たちの今後のビジネスを支える重要な存在になるのです。
リベラルアーツを学ぶメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、そのメリットについて紹介していきます。
リベラルアーツを学ぶメリットの1つ目は、従来の固定観念から解放され、視野が広がることです。
固定観念がある状態では、物事に対する見方が狭く偏ってしまいがちです。
たとえば「能力は社会人歴によって規定される」といった固定観念があると、上下関係を気にするあまり、自分の能力を十分に発揮できなかったり、相手のスキルや経験を正当に判断できなかったりするでしょう。
リベラルアーツを学び、幅広い知識や価値観に触れることは、自分の考えに疑問を抱き、広い視野で物事を見るきっかけとなるでしょう。
リベラルアーツを学ぶメリットの2つ目は、周りからの信頼獲得につながることです。
たとえば取引先から「現代の貿易についてどう思いますか?」と聞かれた際、貿易についての知識を持っているだけでは、自分の考えや意見を表明するのは難しいもの。
一方、リベラルアーツを学ぶと、さまざまな分野の知識が頭の中でつながり、自分だけの意見や考えが生まれ、それらを自分の言葉で表現できるようになります。
自分の考えや意見を持っている人は、相手からの信頼を勝ち取りやすく、ビジネスにおいても大きな成果をあげられるでしょう。
リベラルアーツを学ぶメリットの3つ目は、知識の幅が広がり、学ぶこと自体が楽しくなることです。
自分の専門外の分野を学べば、「次はこれを知りたい」「新たな分野を学んでみたい」いう気持ちになり、芋づる式に知識が増えていくでしょう。知識が増えれば増えるほど、学ぶことが楽しくなり、ますます知識が増えていきます。
続いて、リベラルアーツを学ぶ方法の一例を紹介します。
まずは、自分の興味に縛られず、さまざまな分野の情報に触れてみるといいでしょう。
ここで注意したいのが「正しい情報を得ること」です。といっても、未知の分野においては、情報の正誤を判断するのは難しいもの。「その分野の専門家が発信した情報かどうか」「信頼できそうなメディアかどうか」という観点で、触れる情報を厳選することをおすすめします。
何を選んでいいか迷ってしまう場合は、専門家が書いた本を入口にしてみましょう。本を通して幅広い知識や考え方に触れれば、自分の視野を広げることができるでしょう。
幅広く知識を得た後は、特に興味を持った分野を掘り下げてみるのがおすすめです。関連する書籍や論文、記事などを紐解いて、より深い知識を得ましょう。そこからさらに、別の分野へと学びを広げていくのも楽しいものです。
新たな領域に足を踏み入れることで、「自分はこういうものにも興味があったんだ!」と自分自身を再発見する可能性もあります。
興味のある分野は「枠」で囲まれたものであるのに対して、枠の外側は自分にとって未知の領域です。枠を広げれば広がるほど、あなた自身の可能性も広がり、新たな価値の創造につなげられるでしょう。
この段階に足を踏み入れると、知識はどんどん増えていきます。
学びをアウトプットすることも大切です。
アウトプットといっても、大げさに考える必要はありません。読書メモを書いたり、家族や友人に話してみたり、ブログやSNSで発信したりするだけでも十分です。
得た知識を自分の言葉で発信することで、散らばっていたパズルの破片が整理されるような感覚になり、新たな気づきが得られるでしょう。
アウトプットに慣れてきたら、読書会を開き、意見交換の場を設けるのもおすすめです。自分の意見を発信するだけでなく、異なる意見に耳を傾け、受け入れるトレーニングにもなります。
最後に、リベラルアーツのおすすめ本を紹介しましょう。




人類はどのように出現し、文明を築いたのか――。人類の「これまで」を語りつくす、ページをめくる手が止まらない一冊です。


平家一門の栄枯盛衰を描いた『平家物語』。「冒頭のシーンしか覚えていない」という方にも一読をおすすめしたい、至高のエンタテインメントです。




「哲学には興味があるけれど、どうしてもハードルが高い」という方にぴったりの一冊。現代思想を紐解くヒントが詰まっています。


現代アートについて学びたいなら、『現代アートとは何か』がおすすめです。「アートには良し悪しを決める絶対的な基準はない」という前提のもと、現代アートへの扉を開いてくれます。
今、ますます注目を集めているリベラルアーツ。
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