世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか

グーグルの個人・チームで成果を上げる方法
未読
日本語
世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか
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世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか
出版社
SBクリエイティブ

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定価
1,540円(税込)
出版日
2017年02月01日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

読者のみなさんはグーグルにどのようなイメージをお持ちだろうか。最先端の企業であり、社内には素敵なカフェテリアがあって社員はラフな服装で楽しそうに仕事をしている。そんなイメージを持っている人が多いかもしれない。実は、充実した制度や設備は福利厚生のためだけではなく、社員の脳の活性化やリラクゼーションを促し、仕事の加速度を上げ、素晴らしいパフォーマンスを生み出してもらうための工夫でもある。

著者のピョートル・フェリークス・グジバチ氏は、グーグルでアジアパシフィック地域の人材開発、グローバルな人材教育戦略に携わった人物である。本書には、メールではなくチャットを使う、プレゼン形式での会議はやらないなど、著者がグーグルで働く中で培った「神速仕事術」がふんだんに盛り込まれている。グーグルのミッションは、世界より速く動いて成果を上げるということである。グーグルはそこを起点に、常に現状の10倍の成果を上げられるよう努力し、それを着実に実現している。

なかなか仕事が終わらない、終わるころには疲れ切ってしまっているなどという問題を抱えている人も多いだろう。本書で紹介されている仕事術や人間関係のつくり方、疲れない働き方を学べば、きっと問題解決の糸口が得られるだろう。そして今までとは違う時間軸で仕事を進め、時代に取り残されることなく高いパフォーマンスを上げられるようになるに違いない。

ライター画像
山下あすみ

著者

ピョートル・フェリークス・グジバチ
ポーランド生まれ。ドイツ、オランダ、アメリカで暮らした後、2000年に来日。2002年よりベルリッツにてグローバルビジネスソリューション部門アジアパシフィック責任者を経て、2006年よりモルガン・スタンレーにてラーニング&ディベロップメントヴァイスプレジデント、2011年よりグーグルにて、アジアパシフィックでのピープルディベロップメント、さらに2014年からは、グローバルでのラーニング・ストラテジーに携わり、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野で活躍。現在は、独立して2社を経営。プロノイア社では、国内外の様々な企業の戦略、イノベーション、管理職育成、組織開発のコンサルティングを行なう。2社目のモティファイは新しい働き方といい会社づくりを支援する人事ソフトベンチャー。多国籍のメンバーやパートナーとともに、グローバルにサービスを展開している。日本在住16年。合気道や禅にも詳しい。

本書の要点

  • 要点
    1
    世界より速く動くための秘訣は、とにかく無駄なコミュニケーションをやめ、持ち帰って検討する文化を捨て去ることだ。
  • 要点
    2
    メールで仕事をするのをやめて、リアルタイムで働くことを意識すべきである。
  • 要点
    3
    新しいアイデアを練るには、論理や分析よりもひらめきが重要となる。仕事の環境を整え、みんなで意見を出し合うことがクリエイティブな発想を生む。
  • 要点
    4
    自分の仕事をどう自動化し、テクノロジーに置き換えられるかを考え、新しい仕事を生み出すことが今後ますます必要となる。

要約

【必読ポイント!】 世界より速く動くための仕事術

一回で終わらせる

日本人は「持ち帰って検討」することが多いと言われている。本来なら一回で終わるところを「持ち帰る」のは、ずるずると仕事が終わらない大きな理由のひとつだろう。

グーグルでは、社内の誰かに質問すべき場面があれば、客席からでも直接チャットで担当者に質問して、回答をもらうのが一般的だ。そうすれば、帰ってから確認後にまた顧客にメールをするという手間をかけずに、仕事をスムーズに終えられる。

また、仕事を速く進めたいなら、「結論を出す」ことに期限をつけることだ。「一回で終わらせる」「今この瞬間に終わらせる」「お尻を決めてそこまでに集中して仕事をする」。こうした意識を持って働くと、その時間に得られる結果の密度も高くなり、仕事も速くなっていく。

ムダなコミュニケーションをやめる
LDProd/iStock/Thinkstock

グーグルであまり使われていないツールは、意外なことにメールである。仕事でメールが欠かせないと思われがちだが、メールの処理に追われて仕事が捗らない経験を持つ人も多いだろう。また、メールのやりとりではうまく意思疎通ができず、かえって仕事が遅くなることもある。電話をするか直接会って話をする方が何倍も速い。

メールのコミュニケーションでは、文章をまとめる手間がかかるうえに、一回のやりとりで解決しない場合は何日もかけてバラバラに作業をするという、非常に非効率な面がある。一方、オンラインチャットを使えば、メンバー全員がオンライン上で対話をしながら意見を出し、その場で一気に結論を出せる。物理的な距離も障害にならない。

今ならLINEなどのアプリも仕事上の重要なコミュニケーションツールだ。リアルタイムでコミュニケーションを取り、その場で全部解決するというスピード感が、10倍の成果を出すうえで、大きな違いを生む。

余計なことに頭のリソースを使わない

よそ見をせず「今この瞬間」に集中すれば、最大のパフォーマンスを発揮できる。日常生活で、ムダな時間はたくさんある。たとえば、スティーブ・ジョブズは常に同じような服装でプレゼンをしていたが、それは洋服選びに時間をかけず、本当に大事だと思っていることにのみ、頭のリソースを使いたいためだろう。

グーグルでは、「よそ見をしない仕組み」を数多く取り入れている。その具体例として、ランチの店探しの手間を省いてくれる無料のビュッフェ式カフェテリアや、リラクゼーションルームが挙げられる。これらは単なる福利厚生ではなく、社員が仕事以外のことを考えずに済むようにするためだ。

自分が働く環境に「責任」を持つ

仕事の生産性を上げたいのならば、仕事の環境にこだわりを持つとよい。自分が心地よい高さに調整できるスタンディングデスクを使ったり、モチベーションが高まるような物をデスクに置いたり、必要なツールを手の届くところにまとめたりするなど、環境に気を配ることが最大の成果につながる。

会社のルールによって、外で仕事をするのが禁止されていたとしても、少し散歩に行くとか、椅子が合わなければクッションを使ってみるとか、できることがあるはずだ。

ロジカルシンキングをしている暇はない!

論理や分析より「ひらめき」を大事にする
dolgachov/iStock/Thinkstock

日本ではロジカルシンキングの本が流行っているうえに、分析が好きな人が多い。しかし、そもそも何のための分析なのかが明確になっていないと、無意味だと言ってよい。自社や競合商品の売上データなどをもとに、どれだけ精緻に売上の数字を分析しても、売上は上げられない。売上を上げるのは自社独自の商品やサービスで、そのもとになるのはロジックではなく思いつきやひらめきだからだ。数字やデータは「過去」を教えてくれたとしても、「未来」を生み出しはしない。

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