どこでも誰とでも働ける
12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール

未 読
どこでも誰とでも働ける
ジャンル
著者
尾原和啓
出版社
ダイヤモンド社 出版社ページへ
定価
1,620円
出版日
2018年04月18日
評点
総合
4.2
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.5
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どこでも誰とでも働ける
どこでも誰とでも働ける
12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
著者
尾原和啓
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定価
1,620円
出版日
2018年04月18日
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総合
4.2
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
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レビュー

キャリアというのはなかなか自分の思い通りにはならない。希望の部門に異動できても、転職して年収アップに成功しても、それでもなおキャリアへの不安や悩みを払拭できない人は少なくないだろう。そもそも自分が何をやりたいのか、どういうキャリアをたどればいいのかについて確信を抱いている人は少ない。本書はそういう人たちにとって希望の光となるだろう。

要約では、主にキャリアのつくり方という観点で、本書から実践に役立つ考え方をまとめた。なかでも転職に関して著者が実行している戦略は必読の内容ばかりだ。それは単なる転職指南の域を出て、何十年も先を見越した、人生の歩み方指南とでもいえる内容になっている。

1つの会社で勤め上げるのか。あるいは転職でステップアップをめざすのか。それとも雇われの立場を捨て、自らをブランド化して起業するのか。いずれにせよ、理想のキャリアに近づくためには、多くの選択肢を未来の自分に残せるような生き方をしたほうがいい。そのためには、試行する機会を増やし、知識やスキルの幅を広げておくことが欠かせない。

「どこでも誰とでも働ける」。この働き方は、けっして限られた人たちだけの働き方ではない。地に足のついた戦略があれば可能だということを、著者は教えてくれる。あなたがキャリアの節目を迎えているのなら、もしくは働き方をアップデートさせたいのなら、本書を何度も読み返すことをおすすめする。

金井 美穂

著者

尾原 和啓 (おばら かずひろ)
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレイトディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)、Fringe81(執行役員)の事業企画、投資、新規事業などの要職を歴任。現職の藤原投資顧問は13職目になる。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」に従事するなど、西海岸文化事情にも詳しい。
著書に『ITビジネスの原理』『ザ・プラットフォーム』 (NHK出版)、『モチベーション革命』 (幻冬舎)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    これからの時代は、どんな職場でも評価される人材になり、世界中のどこでも自分の好きな場所で好きな人たちと仕事をすることが可能となる。
  • 要点
    2
    思いついたアイデアは、どんどん実行して都度修正するのが望ましい。失敗してもすぐに取り返せるし、失敗するたびに学びが得られる。
  • 要点
    3
    実際に転職するかどうかにかかわらず、自分の価値を客観視するために、転職活動は毎年行うとよい。
  • 要点
    4
    異動や転職をするときに業界や事業部、職種を少しずつ横にスライドしていくと、自分の知識やスキルの幅を広げられる。

要約

これからの日本の働き方

「どこでも誰とでも働ける」の2つの意味
KatarzynaBialasiewicz/iStock/Thinkstock

シンガポールやバリ島を拠点にし、日本に定期的に帰国するという著者。意外なことに彼がやっていることは、日本のオフィスで働く会社員とさほど変わらないという。著者のような働き方をする人は、世界中で確実に増えている。

いま日本の働き方は大変革期にある。社会の仕組みやビジネスはインターネット化する一方だ。それにより企業と個人が対等(フラット)な関係でつながり(リンク)、知識などを分け合う(シェアする)方向へ進んでいる。

こうした環境に適応できるのは、何らかの専門性をもった人だけだ。これまで日本を守ってきた「島国という距離の壁」は、インターネットによって破壊された。そして、「日本語の壁」はAIによって取り去られようとしている。本書が提示するのは、これからやってくる変化の波を乗りこなすための心構えや方法である。

タイトルの「どこでも誰とでも働ける」には2つの意味がある。1つは、どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人材になること。もう1つは、世界中のどこでも好きな場所にいながら、気の合う人と一緒に働けることである。では、実際にどうすればいいのか。著者の提言を紹介していこう。

どこでも誰とでも働ける仕事術

試行回数を上げる

現在のように変化のスピードが速いネット時代においては、PDCAサイクルを回していては時すでに遅しとなる。それよりも、どんどんアイデアを実行して、軌道修正が必要だとわかった時点で適宜それに対応していく、DCPAサイクルを回すほうが望ましい。実行回数が多ければ、失敗してもすぐに取り返せるし、失敗が多い人ほど学びも多いということになる。

『LIFE SHIFT ライフ・シフト』で書かれていたように、人生100年時代が到来すれば、1つのことしかやらないというのはリスクになる。なぜなら、いまは価値ある専門技術でも、その価値がいつまでも続く保証はないからだ。

では、どのようにして新しい知識を身につければいいのか。もちろん転職も1つの方法である。だが、手っ取り早く、低リスクで始められるのは副業やボランティアだ。将来価値が高まる分野や技術がわからなければ、色々と試してみればいい。試行する回数を増やせば、確率論的に最適解が見つかる可能性が高まる。副業やボランティアであれば、たとえ見込み違いだった場合でも傷口は小さくて済む。

自分の名前で生きる
jacoblund/iStock/Thinkstock

著者がプロフェッショナルとしての仕事のやり方を学んだ場所は、マッキンゼーだった。同社では、コンサルタントは社会人1年目の新人であっても、高額報酬を請求する。なぜならコンサルタントはみな、プロフェッショナルとみなされるからだ。

プロフェッショナルという言葉の語源は、自分が何者で、何ができて何ができないかを「プロフェス(公言)」することである。自分の名前で生きる勇気をもつことが、プロフェッショナルの条件といってよい。

自分の名前で生きるためには、自分に何ができて何ができないかをプロフェス(公言)することになる。会社のブランドも肩書も役に立たない。だが、プロフェスを繰り返すことは自分に責任をもつことであり、そういう姿勢がプロフェッショナルへ近づくことを可能にする。逆にいえば、会社名に隠れて個人の名前で生きようとしないことが、これからはリスクになっていくだろう。

人生をゲーム化する

嫌な人間や人の足を引っ張る人間というのは、どこにでもいるものだ。本書に書かれていることを実践した結果、社内で目立つこととなり、頭の固いおじさんたちに妬まれることもあるかもしれない。そんなときは、仕事をゲームととらえてみるとよい。

ゲームはすぐに攻略できないほうがおもしろい。ラスボスが強いゲームのほうが、何度もトライしたくなるし、裏技を探してなんとか攻略しようと熱くなるものだ。しかし、ゲームにのめり込む人も、リアルな世界に戻ったとたん、裏技などそっちのけになり、正攻法でいこうとする。

しかし、仕事をゲームととらえればどうか。すると、上司が意地悪であればあるほど、攻略までの過程を楽しめるようになる。そして、自分に対する否定的な意見など気にならなくなるだろう。

また、たとえ嫌な上司がいたとしても、仕事上の関係である以上、そのつきあいは期間限定である。そもそも、今の会社や上司の評価が唯一絶対のものではない。相手が違えば、自分への評価は変わる。たった1つの評価軸に縛られず、失敗を恐れずに新しいことに挑戦するようにしたい。

人生100年時代の転職哲学

会社を辞めるつもりはなくても、転職活動は毎年する
jacoblund/iStock/Thinkstock

自分の価値を知るには、転職サイトに登録して労働市場からフィードバックをもらうのがいちばんだ。実際に転職するかどうかはさておき、著者自身も毎年登録内容を更新して、自分への客観的評価を知るのだという。

なぜ毎年転職活動をするのか。それは、自分の市場価値を把握するためだけではない。将来価値が高まりそうな分野を見極め、自分がこれから先、その分野に進むべきかどうかの参考材料にするためでもある。

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スキルアップ・キャリア 自己啓発・マインド
著者
尾原和啓
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2018年04月18日
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