いつも「ダメなほうへいってしまう」クセを治す方法

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いつも「ダメなほうへいってしまう」クセを治す方法
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いつも「ダメなほうへいってしまう」クセを治す方法
出版社
定価
792円(税込)
出版日
2021年12月05日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

ケンブリッジ大学のとある研究によると、私たちは1日に最大で3万5千回もの選択をしているという。そのすべてを意識できているわけではない。それでも日々「なぜ、今日は本当はやりたかった方ではないものを選んだのだろう」「あんな言葉や態度、取りたくなかったのに」と振り返り、後悔することはよくあるだろう。それならまだしも、時には振り返ることさえ億劫になる。やってしまったことに蓋をして、結局、同じような選択を繰り返してしまうという経験はないだろうか。

ついついダメなほうを選んでは後悔するこのメカニズムを明らかにし、その対処法を教えてくれるのが本書だ。

著者は臨床経験9万件以上をこなしてきた大人気カウンセラーである。多くの悩みを聞く中で、たくさんの人が日常的に後悔を重ねていることに驚いたという。過去の自分も含めて、どうしてそれだけの人がベストな選択をできないのだろうと疑問に思い、研究を重ねてきた。

「人生ってこんなに楽だったんだ」。本当に自分が求めていることを選べるようになった人は、きっとそう感じるに違いない、と著者は書く。そうなれたら、起きた瞬間から目に見える景色が彩り鮮やかになりそうだ。

よくある行動や選択の理由と、そのための簡単な対処法やワークがふんだんに盛り込まれている。だれにも、必ず当てはまる「お悩み」があるはず。ぜひ通読して、試してみてほしい。

ライター画像
大島季子

著者

大嶋信頼(おおしま のぶより)
心理カウンセラー、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。
米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。ブリーフ・セラピーのFAP療法(Free from Anxiety Program)を開発し、トラウマのみならず多くの症例を治療している。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務するかたわら、東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。 嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長、株式会社アイエフエフ代表取締役を経て現職に。臨床経験のべ9万件以上。
『毎日がうまくいく朝のスイッチ』(あさ出版)、『罪悪感をなくして心のフットワークをよくする処方箋』(ナツメ社)他、著書多数。
ブログ「緊張しちゃう人たち」や会員制オンライン講座「無意識の旅」をほぼ毎日更新している。
ブログ「緊張しちゃう人たち」 http://insight-fap.jugem.jp/
オンライン講座「無意識の涙」 https://m2191204.megadoga.com

本書の要点

  • 要点
    1
    本当に行きたいのと違う方を選んでしまうときは、自分を客観視して原因である「自分のクセ」にさえ気づければ、意外と簡単に解決する。そのクセの多くは子ども時代の環境や人間関係からきている。
  • 要点
    2
    ダメな相手とばかり付き合ってしまう心理メカニズムがいくつかある。それが認識できれば、その相手への執着が薄まり、望ましい相手を自然と引き寄せられるようになる。
  • 要点
    3
    しがらみや世間の常識にとらわれて本当にやりたいことができない。先の不安で頭がいっぱいになる。そういう時に、ちょっとした行動や言葉でガラリと意識を変えられる簡単なメソッドがある。

要約

行きたい方向と違うのはどうにもならない?

断れないのは気が弱いから?

「なぜあんなことを言ってしまったのだろう、やってしまうのだろう」。生きていると悩みは尽きない。でも、自分を客観視することで原因となっている「悪いクセ」が見えれば、意外なほど簡単にこれまでの悩みから解放される。よくあるケースから「悪いクセ」のタイプを解説していこう。

「言いたいことが言えない」という人は「自己犠牲タイプ」だ。言いたいことが言えないのは気が弱いからと思われがち。だが実は「自分が犠牲になればうまくいくから」と思っているのだ。小さい時から家族にとっての良い子、ダメな子を演じ、自分がストレスを受けることで「家族という世の中」をうまく回す。だから、大人になってもやりたいことを我慢してしまうのだ。

もし「言いたいことが言えない」と思ったらその瞬間、「自分は自己犠牲をしようとしている」と気づいてあげよう。それだけでも気の持ちようが大きく変わる。

「本当は断りたいのに、頼まれると断れない」という人も多いだろう。そのような人は「英雄タイプ」だ。家族関係がギクシャクしていたりして、子どもながらに「守ってもらえない」と感じていたから、「自分が英雄になって」守ろうとする。それは「自分は大切にされる価値がない」という自信のなさと裏返しだ。だから、人を助けることに価値を見出そうとする。

終えるのに要する時間など、具体的な数字を出して断るのは効果的だ。はっきり断れば、逆に関係を改善することにもつながる。

RichVintage/gettyimages
余計なひとことはなぜ出るか

「ちゃんと聞いてるの!?」。よかれと思いながら、つい余計なひとことを発してしまう。このような人は「お節介焼きタイプ」である。子どもの時に、「あなたはお兄ちゃんなんだから我慢しなさい」などと言われると、不自由さとストレスを感じて、すべてに対して絶望的な感覚に陥るものだ。そこで、「他人の気持ちを考えると、自分のストレスに向き合わなくて済むこと」を学習してしまう。だから、「人の気持ちばかりを考える」ことがやめられなくなるのだ。

でも、その思いはストレスからきているので、相手のことを考えていても、「相手は不幸になる」とネガティブな思考しか湧いてこない。幻の「そこにある危機」と勝手に焦って、相手への怒りが止まらなくなってしまう。

もしそうなったら、「自分はお節介タイプだから、人のことばかり考えて相当脳にストレスが溜まっているんだな」と認めよう。好きなことに取り組んでストレスを解消する方向に動き出せるはずだ。

また、「私はこう感じている」という表現を使うことも有効だ。「話を聞いてくれないと私は寂しい」というように伝えると自分の気持ちが発散されるので、脳にストレスが溜まらなくなり、結果として相手を傷つけることも減っていく。

ミスの繰り返しを止める

仕事で同じミスを繰り返すと、なぜだろうとみじめな気持ちになる。叱られることへの不安で疲れてしまう。このような人も先述の「英雄タイプ」の可能性が高い。「みんなを自分が守らなければならない」という強い責任感から、相手の不快な感情さえも全部自分が引き取ってあげなければと思ってしまうのだ。それに、「英雄だから完璧だ」と思い込む特徴も持っているため、細かな確認を疎かにしてしまいがち。

「人間だから失敗もする」と気づくことが先決だ。そして、自分の呼吸に注意を向けて、「今ここでやるべきこと」に気持ちを戻す。怒られている未来や失敗した過去ではなく、今だけに集中できれば、ミスがなくなる。

【必読ポイント!】 だからダメな人とばかり付き合ってしまう!

結婚したいのに向かない相手を選ぶ
zimmytws/gettyimages

恋愛がうまくいかないという悩みも、心理の悪いクセを取り払えばうまくいくケースは多い。解決法を手に入れて人生を変えよう。

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