やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

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やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
出版社
かんき出版

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定価
1,540円(税込)
出版日
2021年10月19日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

今すぐやったほうがいいのはわかっているけれど、なんだかやる気が起きない……このような葛藤は、誰しも一度は経験したことがあるだろう。

本書の著者も、「こうなりたいな」という希望があるのに行動に移すことができず、自己嫌悪の日々を送っていたという。そんな著者を変えたのは、脳科学・心理学との出合いだ。

ジムに行くか自宅でトレーニングするか迷っているうちに時間が経ってしまった。仕事に集中しているときにかぎって話しかけられ、用件が終わって作業を再開しようと思っても、ついネットニュースを見てしまう――。本書ではこうした「先延ばし」を取り上げ、脳科学・心理学の知見をもとに、具体的な解決法をわかりやすく提示している。

たとえば、作業を再開しようと思ってもついネットニュースを見てしまう人には、「10秒コマンドメモ」の作成がおすすめ。戻ってきたときにやることをメモに書き出し、パソコンのマウスの上に貼っておくのだ。そうすれば、再開後にすべきことが明確になり、すぐ集中モードに入っていける。

本書で紹介されるコツは、「結局、最後は本人のやる気次第」という根性論的なものでも、「本当にそんなにうまくいくの?」と疑ってしまうような理想論的なものでもない。どれも科学的で、「きっとうまくいく」という確信がもて、しかも今日から試せるものばかりだ。「すぐやる人」になりたい人は、ぜひ本書でヒントを得てほしい。

ライター画像
藤平泰徳

著者

大平信孝(おおひら のぶたか)
◎――株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役。メンタルコーチ。目標実現の専門家。中央大学卒業。長野県出身。
◎――脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。その卓越したアプローチによって、これまで1万5000人以上の課題を解決してきたほか、オリンピック出場選手、トップモデル、ベストセラー作家、経営者など各界で活躍する人々の目標実現・行動革新サポートを実施。その功績が話題となり、各種メディアからの依頼が殺到。現在は法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。
◎――また、個人向けに「行動イノベーション年間プログラム」とオンラインサロンを主宰。「2030年までに次世代リーダーをサポートするプロコーチを1000人輩出し、日本を元気に!」を目標に掲げ、プロコーチ養成スクール「NEXT」を開講。10冊の著作の累計発行部数は23万部を超え、中国、台湾、韓国など海外でも広く翻訳されている。おもな著書に、『指示待ち部下が自ら考え動き出す!』(かんき出版)、『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(大和書房)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    物事をつい先延ばしにしてしまうのは、能力や性格、やる気の問題ではない。現状維持をしようとする脳の仕組みが原因である。まず行動して、脳のスイッチを入れよう。
  • 要点
    2
    なかなか動けないときは、10秒だけアクションしてみよう。ランニングを始めたいなら、シューズを履くだけでいい。
  • 要点
    3
    人生をより豊かにするためには、不満や不足という課題をなくす「ゼロベース行動」だけでなく、満足感や達成感を得られる「プラス行動」が欠かせない。

要約

【必読ポイント!】行動に「初速」をつける

動けないのは脳のせい

私たちは、物事をつい先延ばしにしてしまう原因を、意志の弱さや行動力のなさにあると考えがちだ。だが、すぐ動けないのは能力や性格、やる気の問題ではない。私たちの脳が面倒くさがり屋だからだ。

脳は、生命維持のため、できるだけ変化を避けようとする性質がある。動けないのは、脳の防衛本能が、私たちの行動を抑制しようとするからだ。

では「すぐやる人」になるためにはどうしたらいいか。鍵となるのが脳の中にある「側坐核」である。側坐核は、行動力の源となるドーパミンというホルモンを分泌するが、ドーパミンを分泌させるためには、側坐核に刺激を与えなければならない。側坐核というスイッチは、行動に着手することではじめてオンになる。

だから「すぐやる人」になるためには、まず行動することがポイントだ。この章では、行動に初速をつけ、すぐ動けるようになる方法を紹介する。

考えすぎる前に「仮決め・仮行動」する
Hakase_/gettyimages

思うように動けない人には「ちゃんと決めてから動きたい」「失敗しないようしっかり計画を立てたい」という心理がある。もちろん準備は必要だが、考えることばかりに時間とエネルギーを注いでしまい、結局動けないままでは意味がない。

そんな人には、「仮決め・仮行動」という方法を試してみてほしい。筋トレを始めたいと思っているけれど「ジムに通うべきか、自宅でトレーニングするか」「トレーニングウェアやシューズを用意しなければ」と立ち止まっているなら、とりあえず動きやすい服に着替えて、5回でも10回でもいいから腕立て伏せや腹筋をしてみる。

こうしてやってみると、「腕立て伏せが10回もできなかった」という結果になるかもしれない。これは失敗ではなく、行動して得られた成果だ。軌道修正して、1日3回から始めればいい。

「10秒アクション」から始める

仮決め・仮行動をしたいのに、体が動いてくれない――そんなときに有効なのは、10秒でできる「10秒アクション」だ。ランニングを始めたいなら「シューズを履く」「ランニングウェアに着替える」ことだけをやってみる。

10秒アクションの段階で失敗する人はいない。失敗しないからこそ、10秒アクションがきっかけとなって、その後の行動にもつながるのだ。

10秒アクションという小さな一歩でも、側坐核を刺激できる。まずは10秒だけ動いてみよう。やる気は後からついてくる。

「行動ブレーキ」を外す

行動ブレーキが集中力を下げている

自転車で公園に行ってランニングをしようとしていたのに、自転車がパンクしてしまった。近所の自転車店に電話すると、今日は臨時休業。結局、ダラダラ過ごしてしまった――。予想外のトラブルが重なると、私たちは思うように動けなくなってしまう。

私たちを動けなくする「行動ブレーキ」を外す方法は、「原因を特定して、阻害要因を排除する」と「目的にフォーカスすることで、阻害要因の影響を小さくする」の2つだ。先ほどの例で言えば、前者は、バスや電車、タクシーなどといった別の手段を使って公園に行くこと。後者は、公園ではなく近所をランニングすることになる。私たちのまわりに潜み、集中力を下げる行動ブレーキは、こんなふうに簡単に外すことができる。ここでは、行動ブレーキを外すためのさらに具体的な方法をお伝えしよう。

机の上の整理整頓をする

せっかくやる気になったのに、必要な本が見つからない。ハサミを探しているうちに別の作業を始めてしまい、やるべきことが終わらなかった――。

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