WORK

価値ある人材こそ生き残る
未読
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価値ある人材こそ生き残る
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出版社
出版日
2022年01月11日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

「不安定な時代において、どんなスキルを身につけ、どのようにキャリアを築いていけばいいのだろうか」。本書はそう悩む人に最適な一冊だ。仕事を通じて自分の価値を上げ、年収も上げていくノウハウが、著者の体験談を交えながら書かれている。

ノウハウといっても、Excelの使い方やプレゼンでの話し方などといった具体的なスキルの身につけ方ではない。一言で表現すると、本書のメッセージは「自社の顧客は誰で、その顧客の課題は何か、自分はその課題をどのように解決できるのかを考えて、常に自社の売り上げを上げるために行動せよ」だ。そうすれば、自分の価値はおのずと上がっていくのだという。

言われればごく当たり前のことだが、自分の価値や年収を上げたいときに、そのように考えられる人は少ないだろう。顧客の問題解決に主体的に取り組んだ経験こそが、ビジネスにおける「自分の価値」なのだ――。その事実に、要約者はあらためて気づかされた。

著者は新卒で地方のホームセンターに就職した。当時の年収は240万だったが、30歳で1000万を超え、名だたる企業からオファーをもらえるようになったのだという。本書を読むと、それも当然だろうと納得するばかりだ。

著者のメッセージは、ビジネスパーソンとして生きていくうえで最も重要なものだと言ってもいいだろう。自分の価値を上げ、理想のキャリアを築いていきたい人にとって、多くの気づきが得られる一冊である。

ライター画像
中崎倫子

著者

moto(戸塚俊介)(とつか しゅんすけ)
1987年長野県生まれ。新卒で地方ホームセンターへ入社後、株式会社リクルートや株式会社スポットライト(現:楽天ペイメント株式会社)など複数社へ転職し、営業部長や事業責任者などを務める。会社員として働きながら、自身の転職経験を元にしたメディア『転職アンテナ』を立ち上げ、2021年4月に上場企業であるログリー株式会社へ事業を売却。現在は mоtо 株式会社の代表取締役を務める。著書『転職と副業のかけ算』(扶桑社)はベストセラーになり、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」にノミネートされた。Twitter のフォロワーは12.5 万人で「本質的なキャリアや働き方がわかる」など、SNSでカリスマ的な人気を誇る。

本書の要点

  • 要点
    1
    「仕事に探される人」になれば、安定は手に入る。そのために、目の前の仕事に真摯に向き合い、成果を出そう。
  • 要点
    2
    自分の市場価値を上げるには、仕事を「作業」にしないことが重要だ。受け身になることなく、組織に対して自分の価値を提供しよう。
  • 要点
    3
    常に「会社全体の課題」を把握しておこう。会社の目指すものと自分の向いている方向が同一であれば、仕事の取り組み方が変わり、評価されやすくもなる。

要約

社会がどうなっても活躍できる人材の基本的な思考法

「仕事に探される人」になれ

これまで安定とは、大きな企業や組織に所属することだった。公務員になったり大企業に入ったりすれば、クビになることはない。給料は入社年数に比例して上がり、昇進もできる。定年まで勤めると退職金が支給され、悠々自適な老後が過ごせた。

しかし今や、時代は変わりつつある。「安定した企業」は幻想なのだ。

今の時代に安定を手に入れたいなら、「仕事に探される人」になる必要がある。そのためには、目の前の仕事に真摯に向き合って「成果を出す」ことが大切だ。それが自分の価値につながる。

著者は短大を卒業後、新卒で地方のホームセンターへ入社し、レジ打ちからキャリアをスタートした。その後、リクルートや楽天の子会社、上場間近のベンチャー企業などに転職し、営業部長や事業統括などを経験。新卒時の年収は240万だったが、30歳で1000万を超え、さまざまな企業から転職のオファーをもらえるようになった。

高学歴でもなく、裕福な家庭で育ったわけでもない著者がこうした結果を出せたのは、目の前の仕事に全力を尽くし、会社の売り上げや自分の価値について考え続けてきたからだ。目の前の仕事の成果を最大化するにはどうすればいいか、どうすれば会社の売り上げに貢献できるかを考えることが、自分の経験になり、価値になる。そうした経験を積んだ人は、どこの会社からも必要とされる。

仕事で活躍する人は自分の価値を提供している
SetsukoN/gettyimages

仕事で活躍する人は、成果を生み出し、「会社の成長」に貢献している。会社は、「育ててもらう場」ではなく、「自分の価値を提供し、売り上げを作る場」だ。どの会社でも活躍できる人材になるには、会社に与えてもらうのではなく、自ら仕事を生み出す姿勢が必要である。

著者自身、自分の入社した会社を成長させるために働き、売り上げにつながる行動をしてきたことで、自分の市場価値が認められたと思っている。

自分だけにできる仕事を見つけて実行する

誰もやりたがらない仕事は、信頼を得るチャンスだ。著者が新卒で入社したホームセンターでは、新入社員が毎年、「ポイントカード」の入会キャンペーンを担当していた。とはいえ、未達成でも何のお咎めもない。先輩社員も力を入れて指導することなく、全員が「やらされ仕事」として取り組んでいた。

そこで著者は「2倍の入会者数を達成してみます」と言い放ち、店長や本社の人に話を聞いて回った。

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要約公開日 2022.04.20
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