ハーバードの人生を変える授業

未読
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ハーバードの人生を変える授業
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ハーバードの人生を変える授業
出版社
定価
770円(税込)
出版日
2015年01月10日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

このところ注目されて久しい社会人の学び直しや、身につけておくべきビジネススキル。本書には、その要諦がぎゅっと凝縮されており、52あるレッスンに沿って実践的に学べる形式が取られている。

「1 感謝する」に始まり、「2 習慣化する」、「11 失敗から学ぶ」、「14 安全圏から出る」、「34 内なる声を聞く」、「42 安心できる場所をつくる」など、最近売れ筋のビジネス書のタイトルに通ずる幅広いテーマが一冊で学べる。著者はハーバード大学で哲学と心理学を学んだ心理学博士(組織行動論)。読んでいると、大学の講義を受けている気分になる。

52のテーマごとに“Think”として考えるべきお題が設定され、その思考を深めるための“Action”が示されている。また、各レッスンの最後には、テーマに関連する名言の紹介がある。「37 偉業を観察する」なら、「天才とは1%のひらめきと99%の努力である (発明家 トーマス・エジソン)」といった具合だ。

中には、「22 回復する」「41 決断をする」といった誰もが日常的に行う、人間的営みについても記されている。回復も決断も、少し視点や意識を変えることで、それまでとは違った結果をもたらしてくれると理解でき、一読後に新たな視界が開けるはずだ。

全レッスンの折り返し地点、26で半分を振り返り、52では全体を振り返る。ただ、まずは気になるところから読み始めてもいいだろう。

「1 感謝する」と「21 「ありがとう」を言う」は別々のレッスンとなっている。どう違うのだろうか。早速見ていこう。

著者

タル・ベン・シャハー
(TalBen-Shahar,Ph.D)
ハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動論で博士号を取得。心理学博士(組織行動論)。ハーバード大学で受け持った授業には、1学期あたり約1400名の学生(ハーバード大学全学生の約2割に相当)が殺到し、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ボストン・グローブ』紙など、メディアで大きく取り上げられた。講義科目は「ポジティブ心理学」(ハーバード大学2006年度受講生数第1位)、「リーダーシップ心理学」(同3位)。現在はイスラエルのヘルツリヤ学際センターで教鞭を執る一方、講義・講演などで世界を飛びまわっている。

本書の要点

  • 要点
    1
    感謝の手紙を書くことは、人間関係からもたらされる意義と喜びをじっくり考察することだ。1通の手紙で幸福感は増す。
  • 要点
    2
    本当の幸福のため、不快な感情やつらい体験は必要だ。人は困難の克服により幸福になれる。困難こそが喜びへの感謝の気持ちをつくり、この感謝の気持ちこそ真の生きがいの源になる。
  • 要点
    3
    困難に挑戦することは「自分は失敗を恐れず、失敗したとしても立ち直れる」という自分へのメッセージとなり、自尊心にとっていい結果をもたらす。

要約

ありがたいこと

1 感謝する

Think: あなたが感謝できることは何か。人生でありがたいと思うことは何か。

Action: 「感謝ノートをつくる」

心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローの研究において、被験者を2グループに分け、一方には「大小問わず、感謝できることを毎日5つ書いてもらう」実験をした。

被験者は両親や神、朝の目覚めなど、あらゆることを書きだした。するとそのグループは、何もしなかったグループに比べ、人生をより肯定的に評価でき、幸福感が高まるとの結果が得られた。もっと幸せになり、意思が強くなり、エネルギッシュで楽観的になったのだ。人にもっと優しくでき、進んで手伝いをするようにもなった。最終的に人々はよく眠れ、より多く運動をするようになって身体的不調も減った。

著者はこの研究成果の発表前から、同様のことを家族の間で毎日行なっていたそうだ。これを習慣化すれば、幸せになるための特別な出来事が必要なくなる。日々、ノートに何を書こうか考えて過ごすと、日常的ないいことにより気づきやすくなる。

感謝のリストには、大事に思う人の名や、自分の言動や誰かがしてくれたこと、書いているうちに気がついたことも書こう。

21「ありがとう」を言う
SDI Productions/gettyimages

Think: 感謝している人について、その人のどこに感謝し、何をありがたいと思っているのだろうか。

Action: 「率直な気持ちをつづる」

パートナー、先生、友人や学生――。相手が誰であれ、感謝の気持ちを表すことは、充実した人生を送るために大切だ。

マーティン・セリグマン教授は、ポジティブ心理学の講義で「感謝の訪問」という課題を学生に与えた。お世話になった人に謝意を示す手紙を書き、訪問して読み上げるのだ。

この課題の効果はてき面だったという。感謝する側とされる側、双方の関係に多大な恩恵をもたらした。著者も授業で同様の課題を学生に出し、相応の効果があったそうだ。

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