任せるコツ

自分も相手もラクになる正しい“丸投げ”
未読
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自分も相手もラクになる正しい“丸投げ”
著者
未読
任せるコツ
著者
出版社
出版日
2023年07月12日
評点
総合
3.8
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.5
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おすすめポイント

自分も相手もラクになる正しい“丸投げ”――これが本書の副題だ。丸投げという言葉に否定的な印象を抱き、眉をひそめる人もいるかもしれない。だが表紙をめくると、そこには「相手のことを考えた『正しい丸投げ』は、個人も組織も劇的に成長させる」とある。そして、本書を読み進めるうちに、自分もどんどん仕事を“丸投げ”していこうと思うようになるだろう。

著者の山本渉氏は、国内最大手のマーケティング会社で若くしてマネージャー職に就き、数多くの失敗を経験した。その経験をもとに、「チームメンバーの話をとにかく訊いて深く理解し、最後はメンバーを信じて完全に任せることでメンバーも組織全体も成長し活性化していく」という教訓を得たそうだ。現在はジェネラルマネージャー兼部長を束ねる統括ディレクターとして、大小問わず、年間100近いプロジェクトをメンバーに“丸投げ”して成果を出しているという。

本書では、メンバーに仕事を任せるコツがあらゆる角度から指南される。「どう頼むか」「誰に頼むか」に始まり、“丸投げ”の前後にやるべきこと、時代に合った任せ方、“丸受け”できる人材を育てるための褒め方……とにかくこれ一冊読めば、金輪際「自分がやったほうが早い」と思うことも、モチベーションの低いメンバーの顔色をうかがいながら仕事を依頼することもなくなるだろう。チームの成果を最大化し、気持ちよく仕事をしたいすべてのリーダーに一読を勧める。

著者

山本渉(やまもと わたる)
引きこもりを経験し、高校を中退後アメリカに留学。大学でマーケティングとエンターテインメントを学び卒業。帰国後、国内最大手のマーケティング会社に入社。プレイヤーとして結果を残し、30代でマネージャーに任命され数多くの失敗を経験する。チームメンバーの話をとにかく訊いて深く理解し、最後はメンバーを信じて完全に任せることでメンバーも組織全体も成長し活性化していく。
現在はジェネラルマネージャー兼部長を束ねる統括ディレクターとして、小さなプロジェクトから100億円を超える大型案件まで、年間100近いプロジェクトをメンバーに依頼している。

本書の要点

  • 要点
    1
    気持ちよく引き受けてもらえる依頼には、意欲創出・目的の明確化・欲求充足・選択肢の提示・負担の配慮という5つの要素がある。
  • 要点
    2
    誰かに仕事を依頼して高い成果を上げたいなら、相手の人となりを把握しておく必要がある。そのためには、面談を通して相手の話をよく聞き、「三談論法の法則」を駆使して「重要度が高くて緊急度が低い話」を引き出すとよい。
  • 要点
    3
    相手のモチベーションを上げるには、褒める・潜在的意欲と適性を見抜く・共通目的を示す・任せるの4つのアプローチが有効だ。

要約

【必読ポイント!】 どう頼むか

5つの要素を押さえる
maroke/gettyimages

気持ちよく引き受けてもらえる依頼には、5つの要素がある。

1つ目の要素は「意欲創出=相手がやりたいと思える文脈になっていること」だ。「やってみよう」と思ってもらうために、「感謝される」「褒められる」「自分しかできない特別感」の3つを押さえた頼み方をしよう。

2つ目の要素は「目的の明確化=なぜ必要なのか理由を伝えること」だ。目的がはっきりすると、ただの「作業」が意義と価値のある「仕事」に変わり、参加意識が芽生える。地味なこと、面倒なこと、簡単に見えることこそ、きちんと目的を伝えたい。

3つ目の要素は「欲求充足=利己的都合ではなく相手のメリットを示すこと」だ。「部として重要な案件だから、休み返上で取り組もう」ではなく「ここで結果を残せば、来年は人員を増やせて負担も減るから、今回は部のみんなで残業して取り組もう」と言い換えるなど、相手のメリットを提示するイメージだ。

4つ目と5つ目の要素は「選択肢の提示=断ったりスケジュールを変更したりする余白があること」と「負担の配慮=負担を減らす工夫や相談の余地があること」だ。「最近忙しくしているようですが、このスケジュールでできますか?」「新しいチャレンジになると思いますが、○○はできますか?」といったフレーズで、選択肢を提示するとともに、相手の負担を配慮しよう。イヤイヤ引き受けたり、時間がない中で取り組んだりしても、良いアウトプットは出せないからだ。

依頼のベストタイミングは「褒めるとき」

依頼においては、その内容だけでなく、タイミングも重要だ。早いに越したことはないが、いくら早くても、相手がちょうど退勤しようとしているときは最悪である。

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要約公開日 2024.02.07
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