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まず、ちゃんと聴く。の表紙

まず、ちゃんと聴く。

コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比


本書の要点

  • 「聞く」と「聴く」にはさまざまな違いがある。「共感」を例にとると、「聞く」では、自分と同じ意見・考え方には共感ができるのに対し、「聴く」では、「あなたはそう思うのですね」と、自分とは異なる意見・考え方であっても共感的に関われる。

  • 「聴く」とは、すべての言動の背景に「肯定的意図」があると信じて相手に関わるというあり方である。

  • 聴く技術は「あり方×やり方」、聴く力は「聴く技術×コンディション」で構成される。

  • 「聴く」と「伝える」の両立には、常に悩みが伴う。「相手」「自分」「関係性」をよく観察し、聴くと伝えるを選択していこう。

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「まず」「ちゃんと」「聴く」とはどういうことか

「聞く」と「聴く」の違い

本書のタイトル『まず、ちゃんと聴く。』には、「まず」「ちゃんと」「聴く」という3つの単語が含まれている。本書では、「聴く」について、「自分の解釈を入れることなく、意識的に耳を傾ける行為」と定義する。

一般的に「聴く」とは、「意識的に耳を傾ける行為」と定義されることが多い。著者は一般的な「聴く」を「自分の解釈が入るか、入らないか」でさらに分けると、より実用的な定義になると説く。

また、自身の解釈を入れる「聞く」と、入れない「聴く」にはさまざまな違いがある。

例えば「視点」が異なる。「聞く」では、同意・反対、または従う・従わないといった反応が主になる。一方「聴く」は、あくまで相手に寄り添う反応だ。評価や分析などから離れて、相手の話を受け取る。そのため、自分とは異なる意見を持つ相手にも共感的に関われるのが特徴だ。

「ちゃんと聴く」とはどういう態度か

MStudioImages/gettyimages

次に「ちゃんと」とはどういう状態なのか。学校で先生が「人の話はちゃんと聞きましょう」というときには、「黙って」「我慢して」「従う」という3つの要素が含まれている。

これに対し、著者は「相手の言動の背景には、肯定的意図があると信じている状態で聴く」態度が、「ちゃんと聴く」態度であると定義する。ここで登場した「肯定的意図」がキーワードである。

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要約公開日 2024.02.01
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