いつでも、どこでも、何度でも卓越した成果をあげる

再現性の塊

未読
再現性の塊
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再現性の塊
著者
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再現性の塊
著者
出版社
かんき出版

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定価
1,760円(税込)
出版日
2023年12月19日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

あなたのまわりにもきっと、常に卓越した成果をあげ続ける人がいるだろう。では、その人はいったい他の人と何が違うのか――。本書はこの疑問に答えをくれる一冊である。

著者の田尻望氏はキーエンス出身で、現在は経営コンサルティングを専門としている人物だ。「企業が社会変化に適応し、中長期発展するための仕組み」の提供を強みとし、月1億円レベルの利益改善を成し遂げた企業を次々に輩出しているという。2022年に上梓した『付加価値のつくりかた』は10万部超のベストセラーとなっている。

そんな田尻氏の新著のテーマは「再現性」だ。本書では、いつでも、どこでも、何度でも大きな成果をあげる人を「再現性の塊」と呼び、その成功の秘訣を紹介している。

軸となるキーワードは「ニーズ」だ。著者によれば、「再現性の塊」の仕事の核心は、ニーズの捉え方にあるという。本書ではその前提のもと、ニーズを正確に捉えるためのヒントを教えてくれる。

本当に優秀な人は、誰とタッグを組んでどんな商材を売ることになっても、閑散期であっても、別の部署に異動しても、常に安定して成果を出せるものだ。あなたもそんな「再現性の塊」になりたいなら、本書を読むことがその最短ルートになるに違いない。

なお本書では個人レベル・組織レベル両方の観点から「再現性」について語られているが、要約では個人レベルの考え方のみ取り上げた。特にリーダー層の人には、ぜひ本書を手に取り、組織レベルの再現性の上げ方を知ってもらいたい。

著者

田尻望(たじり のぞむ)
株式会社カクシン 代表取締役 CEO
京都府京都市生まれ。大阪大学基礎工学部情報科学科にて、情報工学、プログラミング言語、統計学を学ぶ。2008年卒業後、株式会社キーエンスにてコンサルティングエンジニアとして、技術支援、重要顧客を担当。大手システム会社の業務システム構築支援をはじめ、年30社に及ぶシステム制作サポートを手掛けた経験が、「最小の人の命の時間と資本で、最大の付加価値を生み出す」という経営哲学、世界初のイノベーションを生む商品企画、ニーズの裏のニーズ®までを突き詰めるコンサルティングサービス、構造に特化した高収益化コンサルティングの基礎となっている。その後、企業向け研修会社の立ち上げに参画し、独立。年商10億円~4000億円規模の経営戦略コンサルティングなどを行い、月1億円、年10億円の利益改善などを達成した企業を次々と輩出。企業が社会変化に適応し、中長期発展するための仕組みを提供している。また、自身の人生経験を通じて、人が幸せに働き、生きる社会を追求し続けており、エネルギッシュでありながら親しみのある明るい人柄で、大手企業経営者からも慕われている。私生活では3人の子を持つ父親でもある。著書に『構造が成果を創る』(中央経済社)、『キーエンス思考×ChatGPT時代の付加価値仕事術』(日経BP)、発刊10万部を突破した『付加価値のつくりかた』(かんき出版)がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    「存在」「行動」「結果」に目を向けると、お客様のニーズが見えてくる。そのニーズを仕組み化やシステム化によって叶えられれば、契約や発注につながるだろう。
  • 要点
    2
    お客様の顕在ニーズを満たすだけでは不十分だ。顕在ニーズが生まれた理由や原因、その背景を明らかにして「ニーズの裏のニーズ」を確定し、叶えてあげる必要がある。
  • 要点
    3
    「再現性の塊」になるための第一歩は、「うまくいったこと」と「うまくいかなかったこと」を書き出し、「うまくいったこと」の再現性を高めるとともに「うまくいかなかったこと」の改善に着手することだ。

要約

【必読ポイント!】 「再現性の塊」の仕事の考え方

他社が「何を叶えているか」に目を向ける

本書の冒頭では、いつでもどこでも成果を出せる「再現性の塊」の「仕事の考え方」が4つ紹介されている。

1つ目は、他社が「何をやっているか」ではなく、「何を叶えているか」に目を向けることだ。つまり、「あの会社は、なぜ(何のために)この商品を出したのか?」「この商品は、誰のどんな問題を解決し、どんな利点・価値を生み出しているのか?」に目を向けるべきなのである。これによって、その商品が叶えている「顕在ニーズ」が特定でき、「同じものをつくって、もっと安く売る」か、その顕在ニーズを叶えたうえで「残る潜在ニーズ」を叶える商品を開発するという手段が採れる。

「存在」「行動」「結果」に目を向ける
champpixs/gettyimages

2つ目は、「存在」「行動」「結果」に目を向けることだ。

「存在」とは、お客様の会社の中に「本来はなければいけないのに、ないモノや、いない人」あるいは「なくてもいいのに、あるモノや、いる人」のこと。

「行動」とは、お客様の会社における「やりたくないのに、やっていること」や「やらなければいけないのに、やっていないこと」。

「結果」とは、お客様の「行動した結果」だ。

この3つを事実として捉えると、お客様のニーズが見えてくる。そのニーズを仕組み化やシステム化によって叶えられれば、受注や契約につながるだろう。

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要約公開日 2024.01.29
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