君はなぜ働くのか

未読
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君はなぜ働くのか
出版社
フォレスト出版

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出版日
2023年12月19日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

胸を張って「やりたいことはこれだ!」と断言できる人は、この世に何人いるだろう。夢に向かって計画を立てて、コツコツとその道を歩む。まるでそれが唯一の正解だと言わんばかりの世の中だが、著者は「それは一種の神話ではないか」と疑問を投げかける。

本書はベストセラー『君は誰と生きるか』の続編で、前回同様、著者である「僕」が大実業家の「師匠」から受ける「講義」をベースに話が進む。僕は起業して5年、事業は軌道に乗ってすべてが順調に進んでいたが、「自分がやりたいことは何なのか」「これからどうなりたいのか」と悩みを抱えていた。そんな僕を前に、師匠は笑顔でこう言い放つ。「やりたいことがわからない?良かったじゃないか」。

私たちは子どもの頃から「やりたいことを仕事にしよう」と言われて育ってきた。だが、いざ社会に出てみると、職場の些細ないざこざや「やりたくない仕事」に悩まされる毎日だ。現実では「やりたいことを仕事にできる人」の方が少ないのに、多くの人が、いまだその呪縛から逃れられずに苦しんでいる。

私たちは、なぜ働くのか?僕と師匠とのやりとりを通じて、「働くこと」に対する本質と新しい視点が得られるだろう。「働く意味を見出せない」「今の仕事がつまらない」「転職してもうまくいかない」――。仕事に悩むすべてのビジネスパーソンはもちろん、これから社会に出る若い世代におすすめの一冊だ。

著者

永松茂久(ながまつ しげひさ)
株式会社人財育成JAPAN代表取締役。
大分県中津市生まれ。2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。自身の経験をもとに体系化した「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累計動員数は延べ70万人にのぼる。2016年より、拠点を東京麻布に移し、現在は自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家である。著作業では2021年、『人は話し方が9割』(すばる舎)がすべての書籍を含む日本年間ランキングで総合1位(日販調べ)、2022年にはビジネス書部門で史上初の3年連続1位(日販調べ)に輝き、133万部を突破。著書に、『人は聞き方が9割』『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』(以上、すばる舎)、『君は誰と生きるか』(フォレスト出版)、『在り方 自分の軸を持って生きるということ』(サンマーク出版)、『40代をあきらめて生きるな』『30代を無駄に生きるな』『20代を無難に生きるな』(以上、きずな出版)、『感動の条件』(KKロングセラーズ)など多数あり、書籍累計発行部数は400万部を突破している。

本書の要点

  • 要点
    1
    仕事をするうえで、夢よりも大切なのは「なぜ」である。夢があってもなくても、「意味」がわかれば人は自発的に進んで行く。
  • 要点
    2
    社会人は誰もが商人である。成功したければ目の前の人に気を使って、喜んでもらうことが大切だ。
  • 要点
    3
    職場を辞めたくなったら、3カ月間、全力で仕事をしてみよう。転職してもしなくても、その後の仕事人生はいい方向に行くだろう。
  • 要点
    4
    人の心に響く伝え方のコツは「相手が幸せになることだけにフォーカスして話す」ことである。

要約

【必読ポイント!】君はなぜ働くのか?

「やりたいことがわからない」

僕(著者)が起業してちょうど5年が経った頃、僕はこの先何をしたいのかわからなくなっていた。3坪の行商のたこ焼き屋から始めた事業は、5年で150坪の大型レストランにまで成長した。お店は連日満席で順調そのもの。それなのに、僕の心は乾いていた。自分はこの先どうなりたいのか、やりたいことは何なのか。

僕には人生の師匠がいる。師匠は僕の人生を大きく変えた人物だ。「君は誰と生きるか?」という問いをもらい、「身近な人を大切にする」という師匠の教えを忠実に守ることで、人間関係や仕事が驚くほどうまくいくようになったのだ。

やりたいことがわからない僕に、師匠は新しい問いを投げかけた。「君はこれからどうなりたい?明確な夢とか、やりたいことはある?」。

僕は師匠に怒られることを覚悟して、正直に「夢というか、その手前のやりたいこともよくわからないんです」と答えた。すると師匠は笑顔になって、大きな声でこう言った。「やりたいことがわからない?だったらこれから何でもできるじゃないか!おめでとう!」

人は夢がなくても成功できる、いや、むしろないほうがかえって大きく育つのだ――。

こうして、師匠の講義が始まった。

夢よりも大切なもの
seven/gettyimages

師匠は「働くうえで夢より大切なもの、それが何かわかるかい?」と聞いた。僕は考えてみたが、よくわからなかった。

「答えはね、『なぜ』だよ」。

人を動かす原動力になるのは、「なぜ」である。優秀な先生やリーダーは、無意識のうちに「なぜ」を伝え、それを一番に考えさせている。だから下の立場の人たちは自発的に動くのだ。

人間が根源で求めているもっとも大きなものは「意味」である。人は夢をなくしても生きていけるが、自分の存在意義、つまり生きる意味をなくしてしまうと命を絶つこともある。人にとって「意味」はそのくらい重要なものであり、意味がわかれば夢があってもなくても自発的に進んで行く。人は「なぜ」をモチベーションに動くのだ。

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要約公開日 2024.04.26
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