頭のいい人だけが解ける論理的思考問題

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頭のいい人だけが解ける論理的思考問題
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頭のいい人だけが解ける論理的思考問題
出版社
ダイヤモンド社

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出版日
2024年03月26日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

「あなたの前に3人の村人がいる。1人は天使、1人は悪魔、1人は人間だ。天使は必ず真実を言い、悪魔は必ず嘘をつき、人間はランダムに真実や嘘を言う。3人はそれぞれ次のように言った。『私は天使ではない』…」

こんなふうに始まる問題を見たことはあるだろうか。オーソドックスな論理クイズのひとつだ。

これは有名な問題なので、インターネットで調べればすぐに解き方にアクセスすることができる。しかし、この問題を、実際に、自分の頭を使ってきちんと考えてみたことはあるだろうか。

本書はこうした「論理パズル」や「論理クイズ」とも呼ばれる「論理的思考問題」を集めたものだ。論理的思考問題とは、特別な知識を必要とせず、論理的に考えれば答えが導ける問題を指す。冒頭の問題も、問題文を読んで理解することさえできれば、誰でも答えにたどりつくことができる。

現代は、インスタントな「正解」がそこらじゅうに転がっている時代だと著者は語る。「正解」までの道のりが圧縮され、インターネットやAIの力を借りればすぐに「正解」にたどりつくことができる。しかし、こんな時代だからこそ、誰かが示した解決策に飛びつかずに、自分で考える力が重要なのだという。

本書は著者が収集した古今東西の名作問題が収録されている。はじめは自力で解けなくてもいい。解説を読んでもいいので、自分で考えてみることが大切なのだというのが著者の意見だ。

まずは、かまえずに気軽に問題に取り組んでみてほしい。気づけば論理的思考問題のとりこになっているだろう。

ライター画像
千葉佳奈美

著者

野村裕之(のむら ひろゆき)
都内上場企業のWebマーケター。論理的思考問題を紹介する国内有数のブログ「明日は未来だ!」運営者。ブログの最高月間PVは70万超。解説のわかりやすさに定評があり、多くの企業、教育機関、テレビ局などから「ブログの内容を使わせてほしい」と連絡を受ける。29歳までフリーター生活をしていたが、同ブログがきっかけとなり広告代理店に入社。論理的思考問題で培った思考力を駆使してWebマーケティングを展開し、1日のWeb広告収入として当時は前例のなかった粗利1,500万円を達成するなど活躍。3年間で個人利益1億円を上げた後、フリーランスとなり、企業のデジタル集客、市場分析、ターゲット設定、広告の制作や運用、セミナー主催など、マーケティング全般を支援する。2023年に現在の会社に入社。Webマーケティングに加えて新規事業開発にも携わりながら、成果を出している。本書が初の著書となる。

本書の要点

  • 要点
    1
    「論理的思考問題」は、特別な知識を必要とせず、論理的に考えれば答えが導ける問題である。
  • 要点
    2
    「論理的思考問題」に取り組むことで、直面したことのない複雑な問題に対して、直感で判断せず、状況を冷静に分析して論理的に正しい判断を導く、「考える力」を身につけることができる。
  • 要点
    3
    はじめは自力で問題が解けないかもしれない。解説を読んでもいいので、考え方の道筋を身につけることが大切だ。問題をシンプルに考える力は、いかなる時代においても自分を支えてくれる財産となる。

要約

論理的思考問題の効能

論理的思考問題とは?

「論理的思考問題」は、「論理クイズ」や「論理パズル」などとも呼ばれ、古くから世界中で娯楽としても親しまれている。共通するのは、特別な知識を必要とせず、論理的に考えれば答えが導けるということだ。つまり、「考える力」さえあれば誰でも解ける問題である。

論理的思考問題は、現代に必要な最強のスキルである「ちゃんと考える力」を鍛えてくれる。それは、直面したことのない複雑な問題に対して、直感で判断せず、状況を冷静に分析して論理的に正しい判断を導く力だ。

本書は、鍛えたい思考力別に、著者が古今東西から集めた問題を紹介する。それぞれ簡単な問題から始まり、徐々に難しくなっていく。難易度の高い問題は多くの人がすぐには解けないので、わからなくても気にすることはない。大切なのは、解説を読んでもいいので「そう考えればよかったのか!」と納得することだ。何度も挑戦して考え方の道筋を身につけていってほしい。

現実世界に起こる問題に対処するのも、パズルを解くのも、本質的には同じだ。論理を隠している障害を排除し、問題をシンプルに考える力は、いかなる時代においても自分を支えてくれる財産となるだろう。

【必読ポイント!】 事実や情報を冷静に見抜く力

3人の村人(難易度★☆☆☆☆)
Alexandr Muşuc/gettyimages

「あなたの前に3人の村人がいる。1人は天使、1人は悪魔、1人は人間だ。天使は必ず真実を言い、悪魔は必ず嘘をつき、人間はランダムに真実や嘘を言う。

3人の村人(A、B、C)は次のように言った。

A:私は天使ではない。

B:私は悪魔ではない。

C:私は人間ではない。

さて、村人それぞれの正体は?」

これはオーソドックスなスタイルの問題だ。論理的思考の基本は「もし○○だったら……」と、仮定と検証をくりかえすことだ。この問題では「もしAが天使だとしたら」「悪魔だとしたら」と仮定していき、矛盾が起きるパターンを排除していく。

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要約公開日 2024.07.01
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