世界No.1コンサルティング・ファームが教える成長のルール

ハイパフォーマー集団が大切にする3つの仕事力
未読
日本語
世界No.1コンサルティング・ファームが教える成長のルール
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ハイパフォーマー集団が大切にする3つの仕事力
未読
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世界No.1コンサルティング・ファームが教える成長のルール
出版社
日本能率協会マネジメントセンター
定価
1,540円(税込)
出版日
2014年11月27日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

世界的コンサルティング・ファームである「アクセンチュア」の戦略コンサルティング本部に属する著者の渾身の一冊は、組織・人材戦略の専門家という視点から、アクセンチュアでの社員教育のキーワードを49の成長のルールとしてまとめ上げたものである。アクセンチュアでは約8,000名のパフォーマンスを分析、高い成果を出す人材の共通項は「構想力」、「人間関係構築力」、「実行貫徹力」の3つにあるとし人材成長の土台としている。ハイパフォーマーを数多く輩出するアクセンチュアならではの人材教育のエッセンスを紹介することで数多くのビジネスマンの成長に繋げて欲しい、という著者の想いが、本書の至る所から感じられる一冊だ。

本書の特徴として興味深い点は、ハイパフォーマーになるためのルールを一連の「所作」と捉え段階を追って解説している点、冒頭から読むのでなく必要だと思う部分から読めるように、各章各項目が明快に分類されている点にある。具体的には、第1章及び第2章はハイパフォーマーと呼ばれる人材について、第3章は学ぶ力を磨くルールについて、第4章から第6章はハイパフォーマーの共通項である3つの力を伸ばすためのルールが書かれている。

どの章の内容も人材戦略のプロである著者の視点で書かれており興味深く、すぐに実行できそうな内容が多いことに驚く。変化の激しい現代で生き残るためのヒントを得たい人、また、自身の成長に悩みを抱える人にとって、多くの気付きを与えてくれる一冊となるだろう。

著者

作佐部 孝哉(さくさべ・たかや)
アクセンチュア 戦略コンサルティング本部 シニア・プリンシパル。組織・人材戦略の専門家として、世界的な自動車メーカーや消費財メーカーなど、国内外で数多くのグローバルリーダー育成プログラムを担当。社内向けの研修講師としても、全プログラム中、年間No.1の満足度を達成。人材育成・タレントマネジメントに関する寄稿・講演も多数あり。

本書の要点

  • 要点
    1
    グローバル化・IT化で変化が激しい現代社会において、ハイパフォーマーとなるためには、具体的なイメージに落とし込む構想力、各人の持つ個性を生かしてまとめていく人間関係構築力、大枠決定の早い段階で実行に移していく実行貫徹力の向上が成長のキーワードとなる。
  • 要点
    2
    自身に学びを取り入れ成長を促すためには、どの分野に特化し注力するのかを決めてその習得に集中し、それ以外は捨てる勇気が必要だ。
  • 要点
    3
    ハイパフォーマーになるためには、まず自分に自信を持つことだ。やったことがないから無理と考えず、自分にとってやる価値があるのかどうか、という一点で判断しよう。

要約

【必読ポイント!】 これからの時代のハイパフォーマー

shironosov/iStock/Thinkstock
ハイパフォーマーに必要な3つの力

近年の世界情勢は先の読めない変化が続いている。このような状況下で企業の成長を促すにはグローバル化とデジタル化が必須であり、この変化は個々人の働き方にも大きな影響を及ぼす。革新的な商品やサービスの登場により既存市場の主役が瞬時に入れ替わってしまう今、過去の価値観にとらわれない構想力が求められている。ビジネスをIT技術でどう実現するかではなく、テクノロジーとビジネスを同等に捉え両者をつなげる実行力が必要だ。

アクセンチュアでハイパフォーマー約8000名の力量を調査・分析した結果、成功者には3つの共通因子があることが判明した。それは、「構想力」、「人間関係構築力」、「実行貫徹力」だ。一つ目は未来を描くための「構想力」だ。これはより良い将来像を想像し企業に提案する力を指す。長期的な視点での将来像と修正可能な短期的見通しの二つの側面で状況を捉え、データや資料を根拠とし提案する力も求められる。次は、多様な人材を活かせる「人間関係構築力」だ。より大きな成果を出すためには、同僚や上司など多くの人の協力が不可欠となる。自社内に解決のノウハウがない場合は外部の人材も巻き込むことも、必要になるだろう。最後に、成果を出すまで行う「実行貫徹力」だ。業績の差とは、戦略や構想ではなくその実行度合いにある。構想段階にとどまらず最初の一歩を踏み出し早く成果にたどりつく力が求められる。

ハイパフォーマーをつくり上げる基本姿勢

先程挙げた3つの力がハイパフォーマーの基本条件としたが、ハイパフォーマーには誰でもなれる。高い成果を出す人材はシンプルな発想で行動に移しており、だからこそ成果の再現性が高いと言える。基本の形を理解し、自分に合った型を体得していくことが重要なポイントだ。

ハイパフォーマーを目指すための1つ目のルールは、自分で成長の方向性を決めることだ。周囲の意見をより所に方向性を決めるのではなく、「自分ならどうしたいか」と自分の物差しで評価し判断することが大事だ。2つ目のルールは、セルフハンディキャップを外すことだ。人は誰もが変わると決意した瞬間に変われるものであり、「自分はハイパフォーマーだ」と思い込む姿勢が大切だ。「自分なんてどうせ無理」と自ら足枷を作るのではなく、「やる価値があるかどうか」に焦点を絞るなど判断基準を変えることがポイントとなる。3つ目のルールは、自分自身が唯一無二の存在になるために、現状の仕事でナンバーワンを目指すことだ。そのためには、意外性のある二つを掛け合わせた新市場の構築や、仕事を細分化しナンバーワンになれる分野を選定する方法がある。自分が提供できる価値、つまり「自分ならではの希少性」がどこにあるかをつかむことが重要だ。

学ぶ力を磨く成長のルール

weerapatkiatdumrong/iStock/Thinkstock
学び続けるプライドを持つ

社会や企業が目まぐるしく変化する中、社員一人一人にも学ぶ力が求められる。「学ぶ」とは一概に勉強することばかりでなく、仕事に対する姿勢や視点といった日々の心掛けからも多くの学びがある。他人を比較対象とするのではなく、「成長の年輪」、つまり昨日の自分との比較を行うべきである。

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