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仕事のできる人がやっている減らす習慣の表紙

仕事のできる人がやっている減らす習慣


本書の要点

  • どんなに効率を上げても仕事が減ることはない。「効率化」と「労働時間の短縮」は別問題だ。

  • 頭の中の思考は無秩序に広がり続ける。思考は「書く」「口に出す」など、頭の外に出すことで整理される。

  • 忙しいときに仕事を頼まれたら「頼み返す」といい。これにより、自己犠牲による仕事の増加を防ぐことができる。

  • 仕事のボールはなるべく早く投げ返そう。「ボールがない状態(確認待ち状態)」にすることで、仕事を一時的にゼロにすることができる。

  • ダブルチェックは必ずしも複数でやる必要はない。ひとりで行う際は、異なる観点から複数回チェックすることが重要だ。

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なぜ「仕事を減らす」べきなのか

スピードを上げても仕事は減らない

私たちは常に時間に追われている。では、仕事のスピードを上げれば早く退勤できるのだろうか?

その答えは「NO」である。なぜなら仕事は無限にあり、早く終わればすぐに次の仕事が降りかかってくるからだ。

仕事にパソコンを使う現代は、従来に比べて格段に効率化が進んでいる。なのに、なぜか労働時間は減らない。この事実からわかることは、「効率化(スピードアップ)」と「労働時間の短縮」は別問題であるということだ。

立教大学の中原淳教授は、日本の職場の特徴として「仕事の無限性」を挙げている。ジョブ型雇用が主流の外国に対し、日本では長らくメンバーシップ型雇用が採用されてきた。ジョブ型雇用では各々のやるべき仕事が明確にされているため、自分の仕事が終わればすぐに帰ることができる。

一方、メンバーシップ型雇用である日本の職場は、「職場の仕事をみんなで分け合っている」状態だ。それぞれの仕事の線引きが不鮮明であり、「職場にある仕事のすべて」を担当する可能性があるということだ。そのため、早上がりすると「誰かに仕事を押し付けること」になってしまうため、職場を出にくいといった現象も起こる。

「忙しいアピール」をしてしまう理由

VectorInspiration/gettyimages

「効率化」と「労働時間の短縮」が別問題だとわかった今、取り組まなければならないのは「やるべきことを減らすこと」だ。

しかし、私たちには予定をぎゅうぎゅうに詰め込んだり、周りの人に「忙しいアピール」をしてしまったりする傾向がある。

コロンビア・ビジネススクールのシルビア・ベレッツァらの研究では、「忙しく時間のない人は、社会から望まれる能力を持っていると認識されやすい」ことが示されている。つまり、忙しいアピールをすることで、「自分は社会から求められている」ことを主張しているのである。私たちを忙しくしているのは、自らの自己顕示欲なのだ。

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要約公開日 2025.02.17
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