世界の一流だけが知っている 成功するための8つの法則

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世界の一流だけが知っている 成功するための8つの法則
出版社
出版日
2014年10月17日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

成功するための法則を、あなたはひとつでもご存じだろうか。

この本の著者であるリチャード・セント・ジョンは飛行機で隣の席にすわった10歳の少女に「成功に導いてくれるものはなに?」と質問されたことから、成功者に共通する特徴を探す旅に出た。著者は10年という長い歳月をかけ、ビジネスマンからアスリートまで幅広い分野において第一線で活躍している500人にインタビューを行い、とうとう彼らの共通点を見つけ出した。それは、非常にシンプルな8つのことだった。1.PASSION 情熱を捧げる/2.WORK 懸命に働く/3.FOCUS 集中する/4.PUSH 奮起させる/5.IDEA アイデアを生みだす/6.IMPROVE 改善する/7.SERVE 人の役に立つ/8.PERSIST やり抜く、である。

8つのシンプルな法則にまつわる、魅力的なエピソードを読んだ瞬間から、きっとあなたは物事に対する見方、捉え方、仕事の姿勢を変えずにはいられないだろう。視野を広げてみれば、本書以外でも、テレビに出ている著名人、新聞や雑誌でインタビューに答えている成功者たちが本書と同じ言葉を繰り返していることに気が付くはずだ。

もしあなたがまだ成功していないと感じているなら、これらを試してみる価値はあるのではないだろうか。8つの法則は、実践するのに才能なんていらない、今すぐに誰にでもできることである。

ライター画像
山下あすみ

著者

リチャード・セント・ジョン
成功に関する分析を行うアナリスト、作家、講演家として活躍中。ノーテルネットワークス研究開発所にデザイナーとして就職し、同社に10年間勤めた後、自らのマーケティング・コミュニケーション会社を立ち上げ、この分野で優れた人々に贈られる賞をいくつか受賞。飛行機で隣の席に座った少女から「成功に導いてくれるものはなに?」と質問されたことをきっかけに、10年という年月を費やして500人以上の一流の人々に直接インタビューを行い、その成果をまとめた『世界の一流だけが知っている 成功するための8つの法則』は米国でベストセラーとなった。また、筆者がTEDで行ったスピーチ「成功者だけが知る、8つの秘密!」はウェブ上で公開され、これまでに660万回以上視聴されている。

本書の要点

  • 要点
    1
    本書には成功者になるための8つの法則と実践方法が成功者の声と共に書かれている。
  • 要点
    2
    成功する法則の中で最も重要なものは、「愛情・情熱を注げるものを仕事にすること」である。残り7つの法則を実践するために、仕事への愛情や情熱は不可欠であり、それを見つけられれば成功に向けて凄まじいパワーが生まれる。
  • 要点
    3
    8つの法則を実践することで、成功者になることができる。しかし、8つの法則は成功を手にするためだけではなく、そこに留まるためのものでもある。そのためには、常に実践を続けていかなければならない。成功とは、果てしなく続く旅なのである。

要約

【必読ポイント!】成功者に共通する8つの特徴を身につける出発点

情熱を注げるもの
oliko/iStock/Thinkstock

成功者に共通する第1の特徴は、自分のやっていることが大好きだということである。情熱を注げるもの、即ちあなたが愛情を感じるものならば、成功者に共通する他の7つの特徴を身につけることが非常に簡単になる。「あなたを成功に導いたものは何ですか?」と質問した時、成功者がまず口に出す言葉は「愛情」か「情熱」である。どの分野であってもどの立場にいても、真の成功者は自分の仕事を愛している。

また、情熱を注げるものを見つけたら、ダメ人間もデキる人間になれるのである。かの有名なビル・ゲイツも幼少時代は成績が悪く、喧嘩もうまく言い返せず、悶々とした人生を送っていた。彼の両親は精神分析医のカウンセリングを受けさせようと決めていたくらいだ。しかしビル・ゲイツはその後どうなっただろうか? ソフトウェアへの情熱を見出して飛躍し、マイクロソフトを立ち上げて世界中の人が知るほど有名になり、そして大富豪になった。情熱を見いだせる何かに出会えるならば、子供がスロースターターであっても全く関係ない。しかし、情熱を見いだすことが一番難しい。

最大の難関は情熱を見いだすこと

第1の特徴を身につけようとするときの最大の難関は、自分が情熱を感じられるものは何かを見いだすことである。本書では自分が何を心から好きか分かっていて進む方向も決まっている人たちのことを「努力家」と呼び、まだ何が心から好きか分からない人たちを「探求者」と呼んでいる。

「探求者」では成功は遠いと思うかもしれないが、著者は「探求者」型の成功例もたくさん見つけ、「探求者」であることは大きなアドバンデージでもあると説く。なぜならば探検するうちに様々なことに遭遇し、他の人が気づかなかった「新天地」を見つけ出すことも多いからだ。

とにかくまだ見ぬ未知の情熱を求め歩み続け観察をすれば、天職にはまる時がくる。この時に重要なことは心に従うことで、財布に従うことではない。高額な給料だけに飛びついた場合、そこに成功は見いだせない。真に自分を駆り立ててくれるのは、名声でもお金でもなく情熱なのである。

汗で溺れた者はいない

懸命に働く

成功者に見られる第2の特徴は、懸命に働いているということである。成功者は仕事をしていない時でも仕事のことを考えている。しかし、彼らはワーカホリック(仕事中毒)なのではなく、ワーカフローリック、つまり仕事を楽しんでいるのだ。ワーカフローリックにとって仕事と楽しみの境界線はなく、ビジネス=娯楽なのだ。仕事を楽しいと思えることで、自然と一生懸命に働くようになり、仕事もうまくいき、昇進し、トップへと歩んでいけるのである。よって、企業のトップにはワーカフローリックが多い。

仕事をうまくこなすコツは、仕事内容の80%は自分の楽しいと感じること、残りの20%をあまり楽しいと感じられない仕事に割くことだ。

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要約公開日 2015.03.27
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