ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから

本書の要点

  • スピーチのトピックは、この世界に対する見方が変わるような、あるいは何か行動を起こそうという気になるような、ひとつのアイデアで勝負する。

  • 核となるアイデアを基本フレーズやパワーバイトに転換し、聴衆の心に深く刻み込まれるまで繰り返し口にする。

  • スピーチは最初の10~20秒間が勝負。『個人にまつわるパーソナルストーリー』『ショッキング・ステートメント』『インパクトのある質問』から始めるのが有効である。

  • スピーチの途中で自虐的なユーモアを交えることで、聴衆との距離はぐっと近くなる。

  • スピーチをする前に、ダメだった点とその理由について中身の濃いフィードバックが得られる環境を整えた上で、少なくとも3回は練習しておくべきだ。

1 / 2

内容・ストーリー・構成

本書の概要

iStock/Thinkstock

本書は第一部「内容・ストーリー・構成」、第二部「伝え方とスライドデザイン」の二部構成であり、それぞれいくつかのプレゼンテーション技法のエッセンスが解説されている。基本的に本書は、「仮に自分がTEDのようなプレゼンテーションをするのであれば」というシチュエーションのもと、プレゼンテーションの技法を語っている書籍である。

TEDのようなプレゼンテーションをする機会は非常に稀だと思われるが、ハイライトでは実際にビジネスパーソンが頻繁に直面するであろう局面をflier側で設定し、そのような局面において本書で解説されているTEDに学ぶプレゼンテーション技法がいかに有効なものなのかを紹介する形式でハイライトを作成した。

ひとつのアイデアで勝負する

ビジネスパーソンとして生きていく中で、誰もが一度は朝礼でスピーチを任された経験があるだろう。いったいどのようなトピックで語れば朝一番社内を盛り上げることができるか。

本書によれば、トピックは『この世界に対する見方が変わるような、あるいは何か行動を起こそうという気になるような、ひとつのアイデアで勝負しよう』ということであり、『何よりもまず、核となるアイデアをはっきりと認識すること』であるという。

そのアイデアに基づき、自身の経験を振り返りながらスピーチの中身を構成するのである。

短いキャッチフレーズを作る

iStock/Thinkstock

自社マネジメントの前で新規事業アイデアのプレゼンテーションをすることになったとしよう。1チームに与えられた発表時間は3分。全12チームがプレゼンテーションを行い、1チームだけが提案した新規事業を行うことができる。

このような多数のチームがプレゼンするケースにおいて、どうにかして聞き手の印象に強く残る方法はないだろうか。他にもコンペでの提案など、ビジネスにおいてこのような機会は多い。

本書によれば、TEDスピーカーたちは、『核となるアイデアを基本フレーズやパワーバイト(強いインパクトを与える端的な言葉)に転換し、聴衆の心に深く刻み込まれるまで繰り返し口にすることで、自分たちのアイデアが広く伝わるようにする』のだそうだ。

具体的には、英語で言うと3~12語程度にまでメッセージを要約する。オバマ大統領のスピーチの際のメッセージ「Hope and Change」「Yes, We Can」といった言葉がその具体的な例であり、スピーチの中では最低でも3回はその言葉を繰り返すのだという。

このようにエッセンスを短い言葉に落とし込み、繰り返し発言することは、ビジネスのプレゼンテーションにおいても大いに効果があるだろう。

スピーチのはじめ方

人前で話をするときに多くの人が悩むのが、どのようにしてスピーチを始めるかということであろう。著者によれば、聴衆が最も集中して聴いているのは、スピーチがはじまって最初の10~20秒間だという。

もっと見る
この続きを見るには...
残り1938/3133文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2013.12.28
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

TEDトーク
TEDトーク
ジェレミー・ドノバン中西真雄美(訳)
TED 驚異のプレゼン
TED 驚異のプレゼン
カーマイン・ガロ土方奈美(訳)
最高の自分を引き出す法
最高の自分を引き出す法
ケリー・マクゴニガル神崎朗子(訳)
一流の決断力
一流の決断力
植田兼司
リーダーに必要なことはすべて「オーケストラ」で学んだ
リーダーに必要なことはすべて「オーケストラ」で学んだ
桜井優徳
発想をカタチにする技術
発想をカタチにする技術
吉田照幸
スタンフォードの未来を創造する授業
スタンフォードの未来を創造する授業
清川忠康
「大発見」の思考法
「大発見」の思考法
山中伸弥益川敏英

同じカテゴリーの要約

24時間が変わる朝の30分
24時間が変わる朝の30分
吉武麻子
今さら聞けない 伝え方<話す・書く>の超基本
今さら聞けない 伝え方<話す・書く>の超基本
山口拓朗(監修)森泉亜紀子(監修)
「何を考えているかわからない…」がなくなる 部下が自ら動きだす「上司の話し方」
「何を考えているかわからない…」がなくなる 部下が自ら動きだす「上司の話し方」
桐生稔
頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人が話す前に考えていること
安達裕哉
noteで年収1000万円
noteで年収1000万円
Sai
世界一ゆるい勉強法
世界一ゆるい勉強法
サバンナ 八木真澄
アオアシに学ぶ「答えを教えない」教え方
アオアシに学ぶ「答えを教えない」教え方
仲山進也
「忘れられないあの人」になる小さな習慣
「忘れられないあの人」になる小さな習慣
山内誠治
「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか
「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか
三宅香帆
かくれた「強み」をみつけよう。
かくれた「強み」をみつけよう。
三石原士
無料