「疲れない身体」をいっきに手に入れる本

未 読
「疲れない身体」をいっきに手に入れる本
ジャンル
著者
藤本靖
出版社
定価
734円
出版日
2016年04月20日
評点(5点満点)
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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レビュー

「最近なんだか疲れやすい」「しっかり毎日休んでいるのに、身体が疲れきっている」――現代社会で、こうした悩みをいだいている人はけっして少なくないだろう。

しかし本書によれば、疲れてしまうのは、年齢のせいでも、筋力が弱くなったせいでも、もちろん気合が足りないせいでもない。いつまでも疲れがとれないのは、身体の「センサー」の使い方に原因があるというのが著者の考えだ。

ここでいうセンサーとは、目耳口鼻などの感覚器官、および筋肉や内蔵、皮膚のことを指す。これら身体のセンサーがうまく働かないとき、身体は緊張し、固くなる。その結果、つねに緊張を強いられ、疲れてしまうのだという。

本書で指南されるのは、「身体のセンサー」の使い方を身につけ、「ブレない心と身体」を手に入れる方法だ。その方法のひとつひとつはどれも簡単で、今すぐ実践できるものばかりである。目のゆるめ方、口のゆるめ方など、身体のパーツひとつひとつのゆるめ方はもちろん、人と緊張せずに話せる方法など、様々なゆるめ方が紹介されている。まずは、やってみたいと直感的に思えるところから始めるといいだろう。

ストレスの多い現代社会に生きる私たちが知らなければならないのは、ストレスに負けないための精神論ではなく、上手な身体の使い方である。身体の重要性をあらためて教えてくれる一冊だ。

池田 明季哉

著者

藤本 靖 (ふじもと やすし)
兵庫県出身。東京大学経済学部卒業後、政府系国際金融機関で政府開発援助(ODA)の業務に関わる。その後東京大学大学院で身体教育学を専攻し、脳のシステムや心と身体の関係について研究。米国Rolf Institute認定ロルファー、ソマティック・エクスペリエンス認定プラクティショナー。「身体のホームポジション」という独自の身体論を展開、各地で講演、ワークショップなどを行う。著書に『1日1分であらゆる疲れがとれる耳ひっぱり』(飛鳥新社)、『感じる力をとり戻しココロとカラダをシュッとさせる方法 わりばし&輪ゴムのワークが効く!』(マガジンハウス)など。

本書の要点

  • 要点
    1
    身体が疲れてしまうのは、目耳口鼻などの身体のセンサーがうまく働いていないからだ。センサーが働かないと身体は緊張し、「ブレる」ことになる。
  • 要点
    2
    センサーを内側に働かせ、自分の身体を感じることで、身体はゆるめられて楽になる。「自分の身体」の感覚をつかむことが重要である。
  • 要点
    3
    外から入ってくる情報が、自分の身体に起こっていることだと感じられた時、身体は「ブレる」。外の世界と適切な距離感を保つことによって、「ブレない軸」をつくれば、疲れない身体になる。

要約

【必読ポイント!】 なぜ疲れるのか

緊張が身体を疲れさせる
interstid/iStock/Thinkstock

心地よい大自然の中で、気の合った仲間たちに囲まれて、好きなことだけをやっている。そう想像するだけで、身体はゆったりとリラックスし、顔には自然と笑みがこぼれてくるだろう。

しかし現実には、満員電車に乗って会社に向かい、パソコンと一日中にらめっこし、苦手な人とも我慢して一緒にいなければならない社会に私たちは生きている。また、自然でないものに囲まれている生活習慣も問題だ。自然でないものは身体にとって居心地が悪いため、身体は無意識にそうした情報を入れないように身構えてしまう。こうしたことから、緊張が生まれるのである。

緊張して身体の「芯」が固くなると、呼吸は浅くなり、消化器の働きは低下し、血行も悪くなってしまう。身体の働きが悪くなっているのに、がんばって普段どおりに生活しようとすれば、疲れてしまうのも当然である。

疲れが戻ってくるのは「身体の癖」が原因

いくらリラックスしようとしても、すぐに緊張してまた疲れが戻ってきてしまうのは、身体に癖ができてしまっているからだ。

身体の癖は、身体の内部を感じとる「センサー」の使い方のバランスが取れていないために生まれる。たとえば、身体の前側と後ろ側では、どちらにたくさんの意識を回しているだろうか。ほとんどの人は、前側に意識を向けることはあっても、後ろ側への意識は希薄だ。意識が希薄ということは、つまりセンサーの働きが悪いということである。

センサーの働きが悪いと、そこが身体の一部であるという認識が薄くなる。その結果、動きが固定化してしまう。こうしたアンバランスさが緊張をつくり、痛みや疲れの原因となっている。疲れのない身体の状態を維持するには、自分の身体に対して、バランスのよい感覚を持たなければならない。

「ブレない」自分をつくる

疲れない身体になるためには、(1)身体の芯をゆるめて、疲れをリセットする、(2)身体の内側へのセンサーをうまく使い、身体のバランスを保つ、(3)身体の外側へのセンサーをうまく使い、外の世界とうまく関わる、という3つのプロセスが必要だ。特に(2)と(3)を両立させ、身体の内外へ、センサーをうまく使うことが肝要である。

人間の感覚は主観的であいまいなものだ。そのため、自分の外で起こっていることと、内で起こっていることの区別が明確にできない。

たとえば、機嫌が悪い人が目の前にいるだけで、自分の気分まで悪くなってしまうという経験はないだろうか。これは、外で起こっていることを、あたかも自分の中で起こっているように感じてしまうことで起こる現象である。

我々の心と身体は、自分とは直接関係のないことにまでふりまわされてしまう。ブレない心と身体を手に入れるには、「身体のセンサー」をうまく使い、自分の身体と外の世界との「距離感」を明確につくるべきだ。

身体のセンサーをゆるめるには

目をゆるめる
MangoStar_Studio/iStock/Thinkstock

「目が疲れている」と感じる場合、本当に疲れているのは眼球の奥にある筋肉だ。パソコンの画面を長時間見るなど、視野を狭くする習慣が身についてしまっていると、本来自由に動くべき目の筋肉が動かないまま固まってしまう。

目の筋肉をゆるめるのに最も手っ取り早い方法は、

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「疲れない身体」をいっきに手に入れる本
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「疲れない身体」をいっきに手に入れる本
ジャンル
健康・フィットネス
著者
藤本靖
出版社
定価
734円
出版日
2016年04月20日
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