1時間でわかるビットコイン入門
~1円から送る・使う・投資する~

未 読
1時間でわかるビットコイン入門
ジャンル
著者
小田玄紀
出版社
定価
1,080円
出版日
2016年11月25日
評点(5点満点)
総合
3.8
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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レビュー

ビットコインとは何か。ニュースなどでよく耳にするものの、「ネット上で使えるコインのようなもの」という漠然としたイメージを抱いている方もいるかもしれない。ビットコインはれっきとした、ただし「仮想上の」通貨である。現実世界でビットコインを使えるシチュエーションは現時点では決して多くはない。しかし遅くとも2017年4月には日本でも、ビットコインが決済手段として法的に認められるようになる。すでにメガバンクでは、ブロックチェーンの技術を使ったサービスの開発が進んでいる。一般的な通貨として広まることもそう遠くないだろう。

インターネットが登場した初期には、21世紀がネット全盛の時代になり、人間の仕事がコンピュータに代替されると考えた人はごく一部だったはずだ。これと同じく、ビットコインはこれから加速度的にわたしたちの生活に浸透していく可能性を秘めているといえよう。

本書はビットコインの魅力と使い方のポイントを、実用的な観点から一般の人でもわかるように解説している。例えば、仮想通貨の中でビットコインが最大とされている理由や、ビットコインで投資することのメリットとリスクなどだ。今のうちにビットコインの正しい理解を得ることで、仕事のチャンスを広げたり、投資でリターンを得たりする可能性を高められるだろう。迫りくるビットコインの波をいちはやく乗りこなそうと考えている人に、ぜひ本書をおすすめしたい。

和田 有紀子

著者

小田 玄紀(おだ げんき)
株式会社ビットポイントジャパン 代表取締役社長
1980年生。東京大学法学部卒業。大学在籍時に起業し、後に事業を売却した資金を元にマッキンゼー出身者らと共に投資活動を始める。
「頑張る人が報われる」をコンセプトにして起業家や社会起業家の事業立上げ・経営支援を行う。株式、FX、債権などの投資にも精通し、仮想通貨取引にも携わる。2016年3月に上場会社子会社として初の仮想通貨取引所であるBitpointを立上げ、同社代表取締役に就任する。

本書の要点

  • 要点
    1
    ビットコインの主な利用方法は、投資・決済・送金・ファンディングの4つだ。ビットコインは600種類ほどの仮想通貨の中でも、圧倒的に高い時価総額と知名度を誇る。
  • 要点
    2
    ビットコインはブロックチェーンという技術によって成り立っている。ブロックチェーンではほとんどコストゼロで安全を担保できるため、結果的にビットコインによる決済や送金にかかる手数料が安くなる。
  • 要点
    3
    海外では、法定通貨よりも仮想通貨の方が安心だと思われている国も増えている。

要約

ビットコインでできること

ビットコインの売買でリターンを得る(投資)

昨今メディアでもよく耳にするようになってきた「ビットコイン」。まずはビットコインがどのようなことに使えるのかを紹介する。

ビットコインとはインターネット上で発行、取引される仮想通貨の一つである。硬貨のような実物はないが、硬貨や紙幣と同じように使用できる。またビットコインは、安全な取引のために暗号化技術が使われていることから「暗号通貨」とも呼ばれる。

ビットコインの主な利用方法は、投資・決済・送金・ファンディングの4つだ。その中でも、現在もっとも利用の多くを占めるのが投資であり、2016年10月時点で日本国内における1日あたりの取引額は、100億円を越えることもある。通常の投資では、安くても数万円程度でしか始められないため、お金に余裕がないと敷居が高い。しかし、ビットコインは数百円から売買が可能なため、誰でも気軽に投資できるというメリットがある。

また、ビットコインをほしい人が多ければ多いほど価格が上がるというシンプルな仕組みのため、株式などと比べて投資しやすいのも特徴的だ。

買い物の代金などをビットコインで支払う(決済)
3DSculptor/iStock/Thinkstock

お店で買い物をするときにビットコインで支払いができる。仮想通貨取引所に口座を開いてビットコインを入れておくと、そこから代金が引き落とされるという仕組みだ。日本ではまだまだメジャーな支払手段ではない。しかし、銀座のお寿司屋や六本木のバーといった一部の店舗では、決済方法としてビットコインがすでに導入されている。

クレジットカード決済の場合だと店側はクレジットカード会社に対し、代金の3~5%程度の手数料を負担する。一方、ビットコインでの決済では手数料が1%程度であるため、コストを抑制できる。そのため、ビットコイン決済を導入する店が、今後ますます増えていくと考えられる。

ほかの誰かにビットコインを送る(送金)

ビットコインを使って送金することも可能だ。特に海外送金では法定通貨を送るよりもはるかに手数料をおさえられる。例えば銀行で10万円を海外に送ろうとすると、2,500~4,000円ほどの手数料がかかってしまうのに対し、ビットコインを使えば、たった数十円から数百円で済むのだ。

また、銀行の海外送金では相手にお金が届くまでに数日かかってしまうが、ビットコインの場合は、送った瞬間に相手のビットコイン口座に振り込まれる。その後、受け取ったビットコインを現地の通貨に交換すればいいだけなので、従来の送金方法と比べて実に便利なのである。

少額の寄付や投資に使う

ビットコインの手数料の安さは、寄付を行う際にも大きなメリットとなる。国内外で大規模災害が起きた場合など、少額でも寄付をしたいと思うことがあるだろう。しかし、このときネックになるのが手数料の高さである。例えば500円の寄付金に対し、通常210~420円ほどの手数料がかかってしまう。もしクレジットカードで寄付するとしたら、寄付額の一部がクレジットカード会社に支払われることになる。

そこで利用したいのがビットコインだ。手数料が少ないおかげで少額でも気軽に寄付ができ、また瞬時に相手側に届けられる。

【必読ポイント!】 ビットコインの仕組みと安全性

ビットコインとブロックチェーンの仕組み
kaptnali/iStock/Thinkstock

ここからは、ビットコインがどのような仕組みで成り立っているのかを紹介する。ビットコインの発端は、2008年にナカモトサトシという人が自身のブログでビットコインの構想についての論文を発表したことだとされている。この人物の正体は明らかになっていない。

ビットコインは、ブロックチェーンという技術に支えられている。

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1時間でわかるビットコイン入門
未 読
1時間でわかるビットコイン入門
ジャンル
産業・業界 ファイナンス テクノロジー・IT トレンド
著者
小田玄紀
出版社
masterpeace 出版社ページへ
定価
1,080円
出版日
2016年11月25日
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