MBA100の基本

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出版社
東洋経済新報社

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定価
1,650円(税込)
出版日
2017年01月26日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

基本が大切だということは誰もが知っている。しかし基本とは何か、しっかり考えたことはあるだろうか。

基本とは、先人が長い年月を費やし有効性を確認したのちに今日まで言い習わしてきた、物事が成り立つための「おおもと」である。ゆえに、基本を知っているか否かで、物事の習得や実践が天地の差になることをまず理解しておきたい。

グロービス経営大学院教授、嶋田毅氏が執筆した本書は、分野も専門用語も多岐にわたるMBAの基本を体系的かつ効果的に学ぶことを目標とし、基本から実践に役立つ知識を厳選している。それぞれ短くまとめられているため、効率良く学習を進めることができるだろう。

本書は全11部で構成されている。正しい考え方や問題解決力など、すべての土台となる知識にはじまり、競争を乗り越える方法、会社を動かす仕組みづくり、人を動かし果実を得る秘訣にいたるまで、経営学のエッセンスがこれでもかと詰めこまれている。

要約ではそのなかから、論理思考、経営戦略、マーケティング、新事業創造の4つの項目を取りあげた。いずれも本書のなかで、特に重要度の高いトピックだ。

はじめて経営学に触れる方にとっては、新しくMBAの基礎知識を学ぶ書として、そうでない方にとっては、仕事上の疑問を解決する際のヒント集として、本書をご活用いただきたく思う。

ライター画像
二村英仁

著者

グロービス
1992年の設立依頼、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。
グロービスには以下の事業がある。(http://www.globis.co.jp/)
○グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
・英語(東京、オンライン)
○グロービス・マネジメント・スクール
○グロービス・コーポレート・エデュケーション
(法人向け人材育成サービス/日本・上海・シンガポール・タイ)
○グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
○グロービス出版(出版/電子出版事業)
○『GLOBIS知見録』(ビジネスを面白くするナレッジライブラリ)
その他の事業
○一般社団法人G1(カンファレンス運営)
○一般財団法人KIBOW(震災復興支援活動)

嶋田 毅(しまだ つよし)
グロービス出版局長、グロービス電子出版編集長兼発行人、『GLOBIS知見録』編集顧問、グロービス経営大学院教授。
東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。著書に『利益思考』(東洋経済新報社)、『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス分析ツール50』『グロービスMBAキーワード 図解 ビジネスの基礎知識50』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『グロービスMBAビジネス・ライティング』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『ビジネスで騙されないための論理思考』『競争優位としての経営理念』『ロジカルシンキング教室』『アカウンティング教室』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)。その他にも多数の共著書、共訳書がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    論理思考はすべての土台となる存在である。論理思考力はトレーニングに比例して強化される。
  • 要点
    2
    正しい戦略をもつことが、企業が今後生き残れるか否かの鍵を握っている。環境に対応させた効果的な戦略を継続して遂行することが大切だ。
  • 要点
    3
    マーケティングは企業にとって生命線である。顧客の本質的なニーズを正確に把握し満たすことがマーケティングの基本だ。
  • 要点
    4
    新事業を創るにあたっては、「まずやってみる」という姿勢が重要だ。行動をしながら、一定の成果を出していくなかで完成度を高めていくべきである。

要約

【必読ポイント!】すべての土台「論理思考」

生産性を高める論理思考力
Radachynskyi/iStock/Thinkstock

論理思考、それはMBAの全体像において根底に位置する存在である。どれだけ素晴らしい知識やノウハウを手に入れても、論理思考力がなければ全くの無駄になってしまう。

また、コミュニケーションで重要な説得力も、論理思考力の一部である。論理思考力は意思決定能力と並び、ビジネスの生産性を向上させるうえで必須の要素といえる。

自分の意見に説得力を持たせるには、論点を把握しずれを防ぐ必要がある。論点にずれが生じるのは、「過剰」と「混同」が原因であることが多い。強く関心を寄せる事を過剰に考えたり、定義や前提へ過剰に執着したり、一般論と個別論を混同したりすると、論点はずれていってしまう。

論点のずれは、様々な無駄を生み出す。たとえば、本来の目的から脱線した会議を進めたばかりに決定事項が先送りされてしまうと、このうえないほどの機会損失が生じる。論点のずれを防ぐためにも、「何を考えるべきか」を最優先に考え、把握しておくことが重要だ。

3つの根拠とピラミッド構造

「何を考えるべきか」という論点を把握したら、次は主張の根拠が必要だ。ひとつの主張における根拠の数は3か4つにするべきだ。それが説得力を高めるうえで適切な数字だからである。

加えて、説得力を高めるにはしっかりとした論理構造も必要だ。論理構造を組み立てるための考え方として、「ピラミッド構造」というものがある。頂点にメインとなる主張、その下に主張を支える3つ程度の根拠、さらにその下に根拠を支えるための根拠をつくる。その際、主張を支える根拠に高い納得感をもたせることが、ピラミッド構造を組み立てるうえで最も重要である。

メタレベルの視点が思考力を伸ばす

客観的な視点で物事を考えることのメリットは計り知れない。にもかかわらず、人は物事を考える際、自分が置かれている状況を蔑ろにしてしまいがちである。一歩距離を置き、まるでもう一人の自分が自分自身を冷静に眺めているようなイメージ、つまりメタレベルで物事を見ることが大切だ。

客観的に自分を見ることで得られるメリット、そのひとつは思考の生産性向上である。客観的な視点をもつことで、正しい順番通りにステップを踏んでいるか、ステップを飛ばしていないかどうかが確認しやすくする。

また、自分を客観視できるということは、自分に必要な能力を高める方法がわかるということでもある。「自分をよく理解する」ことが、スムーズなスキルアップにつながる。

正しい戦略

戦略が企業を守る
eternalcreative/iStock/Thinkstock

一見、不動の地位を築いている大企業でも、経営を一歩誤れば市場から消滅してしまう可能性は十分にある。ベンチャー企業であれば尚更だ。特にIT、グローバル化の影響により、戦う舞台は世界に移されつつある。急激に変化するスピードに対応しなければならないことはもちろん、これまでとは次元の違う争いを強いられている。

これを切り抜ける糸口になるのが、正しい戦略だ。

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