明日クビになっても大丈夫!

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明日クビになっても大丈夫!
出版社
定価
1,540円(税込)
出版日
2017年09月20日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

いまや「インターネットで一番数字が取れる」とまで称されるほどの実力をもつWEBライター、それが著者ヨッピーだ。会いたい人に会い、好きな場所に訪れ、好きなことをする。それでいて大きく稼ぐという暮らしは、きっと誰もが羨むはずである。

そんなヨッピーだが、はじめから成功していたわけではない。大学卒業後は企業に就職するものの、仕事に興味をもてず7年後に退社。兼業で行なっていたライターの仕事も、最初はわずか月収4万円だった。だからこそ「新しく何かを始めたいが、どうすればいいかわからない」という人々の背中を押したいと考え、本書を執筆したという。

世の中の自己啓発本やビジネス書の多くと同じように、本書でも「行動すること」の重要性が説かれている。ただし本書の場合、リスクはできるだけ取り除くべきだと強調されている。たとえば何の計画もなしにいきなり会社を辞めるのではなく、サラリーマンとして安定収入を確保しながら、「好きなこと」を仕事に育てていく。このように本書で推奨されているのはあくまで「安全」なやり方だ。ふざけた文体ではあるが、とても誠実でまっとうである。

また本書では、好きなことを仕事にするための具体的な方法論も解説されている。読み終わる頃には「趣味を仕事にする」ということがずっと現実的に思えてくることだろう。節々にちりばめられた著者のジョークに笑いながら、楽しく読み進めていただきたい一冊だ。

ライター画像
二村英仁

著者

ヨッピー
「インターネットで一番数字を持っているライター」と呼ばれる。関西学院大学を卒業後、大手商社の会社員を7年間務めるも転勤の辞令をきっかけに退社。以来「オモコロ」をはじめとしたWEB媒体でバズ記事を量産。下ネタから身体を張った面白記事、最近では企業の広告案件や不正に対する追及記事なども書く。
ツイッター @yoppymodel
ブログ http;//yoppymodel.hatenablog.com
フェイスブック https;//www.facebook.com/yoppymodel

本書の要点

  • 要点
    1
    好きなことを仕事にした方が強い。自分にとっての天職を見つけるためにも、本業以外に何か仕事につながるような趣味を始めるべきだ。
  • 要点
    2
    何かやりたいことを見つけたとしても、すぐに会社を辞めてしまうのは正しい選択ではない。会社を辞めなくても好きなことに取り組む方法はたくさんある。
  • 要点
    3
    「なりたい」と「やりたい」はまったく違う。自分のやりたいことを実行していけば、いずれ決め手となる趣味に出合えるだろう。重要なのはその後、その趣味を「消費型」から「生産型」に変えることである。

要約

幸せになるためにいますぐ何かを始める

「好き放題すること」が仕事
nito100/iStock/Thinkstock

「好き放題すること」、これが著者ヨッピーの仕事である。銭湯のお湯に浸かった自分の裸体をインターネット上に掲載したり、あるいは千葉県の市長とゲームをしたりする。24時間テレビの100kmマラソンが本当に大変なのか試したこともある。

このように自分がやりたいと思ったことだけを企画し実行、そして記事として世の中に提供するのが著者の仕事だ。一見すると公私混同しているように感じられるかもしれないが、どれもれっきとした仕事である。取材の経費はもちろん、報酬も支払われる。現在の収入はサラリーマン時代の倍以上になり、逆に労働時間は半分になったという。

もちろん何もかもが思い通りにいくわけではない。「ハワイの溶岩でチャーハンを炒めると美味いのか」という企画が、「ただハワイに行きたいだけでしょ?」とクライアントに却下されたり、「東京から京都まで原付で行く」という企画が想像を絶するほど過酷で後悔したりしたこともある。

とはいえ、やりたいと思うことのほとんどは実現できているし、会いたい人にも会えている。気が進まない仕事をやる必要はないし、気の合わない上司もいない。ただ楽しい毎日を、楽しい仲間と過ごすことができている。これはまぎれもない事実である。

組織の論理と個人のやりがい

いまでこそ好きなことを仕事にして暮らしているが、大学卒業後に7年間従事した仕事は本当につまらないものだった。理不尽な仕事、非効率な会議、書類作り、そして規則。入社当初にあった意気込みも、萎れるまでにそれほど長くはかからなかった。

「組織の論理」を考えると、会社に所属しながらやりがいのある仕事をする難しさは理解できる。会社内に「この人にしかできない」という仕事があるなら、組織としてはその仕事を誰でもできるように仕組み化するだろう。誰か一人に頼らないといけないという状況を放置することは、組織にとってリスクだ。その解消を試みるのは当然である。

しかし「誰でもできる仕事」に対し、個人が情熱をもって取り組むことは難しい。自分にしかできないと思える仕事だからこそ、誇りをもつことができるのだ。そしてそのような仕事のほうが、得てして楽しいものである。

「組織の論理」と「個人のやりがい」は、本質的に対立するものなのだ。

幸せの正体
altrendo images/Stockbyte/Thinkstock

幸せの形は人によって様々である。美味しいものを食べることが幸せな人もいれば、旅行が幸せという人もいるだろう。

しかしいずれの場合も共通しているのは、「笑っている」ことではないだろうか。つまり幸せとは、たくさん笑うことなのだ。そしてたくさん笑うためには、結局「誰」とかかわるのかが重要になってくる。

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