一人になりたい男、話を聞いてほしい女

未 読
一人になりたい男、話を聞いてほしい女
ジャンル
著者
ジョン・グレイ 児島 修(訳)
出版社
ダイヤモンド社 出版社ページへ
定価
1,620円
出版日
2018年08月08日
評点(5点満点)
総合
3.8
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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レビュー

ベストセラー『ベスト・パートナーになるために』を生み出した著者、ジョン・グレイの待望の最新作が登場した。著者は、「男は火星から、女は金星からやってきた」と、男女の生物学的な違いを提示し、良いパートナーシップを築くための黄金法則を説いたことで、世界的にセンセーションを巻き起こした。あれから25年。「今でもその内容は有効なのか?」という質問が、著者のもとに多く寄せられているという。

世界はこの四半世紀で大きな変化を遂げた。働く女性が増え、男性も家事などに積極的に参加するようになった。これにより、働く女性は男性的側面を、それに協力する男性は女性的側面を持つようになり、カップルの関係も変わりつつある。だが、生物学的な男女の違いというものは依然として存在する。それは、「男らしさ」につながるテストステロン、「女らしさ」につながるエストロゲンというホルモンの影響もあるのだという。適切なホルモンのバランスは一人ひとり異なる。バランスのとり方を学ぶことで、ストレスも解消され、より良い関係性が築けるというのだ。

こう聞くと、男女平等の流れに反するのではないか、と思う方もいるかもしれない。だが、「真の男女平等」についての著者の定義を読めば、その考えは良い意味で裏切られる。そして、男女の関係性について新たな視点を数多く得られるにちがいない。パートナーとの愛情にあふれた関係を育むことはもちろん、職場での人間関係を円滑にすることにも役立つ一冊である。男女の関係性のアップデートを今こそ!

泉 未来

著者

ジョン・グレイ John Gray
心理学博士。恋愛・結婚分野の専門家として世界一の名声を誇る。大ベストセラーとなった『ベストパートナーになるために――男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』(三笠書房)をはじめとする多くの著作は45カ国語に翻訳され、世界150カ所国で販売。累計5000万部を売り上げた。過去40年間にわたり、世界中の人々の男女関係、コミュニケーション、健康の改善に貢献し、自らも30年以上、幸福な結婚生活を続けている。家庭や職場で男女の違いを理解し、尊重することの重要性をテーマにしたワークショップや講演を世界各地で実施。多数のテレビ番組に出演し、タイム誌、フォーブス誌、USAトゥデイ紙など大手メディアで特集された。3人の娘と4人の孫がいる。現在は妻のボニーと北カリフォルニアに暮らし、自らが主張する、健康とパートナーとの関係性を健全に保つための方法を熱心に実践している。

本書の要点

  • 要点
    1
    男女関係は、男女それぞれが役割(ロール)を果たす「ロールメイトの関係」から、心の満足を味わい、魂(ソウル)でつながり合う「ソウルメイトの関係」へと変化した。
  • 要点
    2
    生物学的な男女の違いを受け入れながら、相手のニーズを理解することが、愛情あふれる関係を築くうえでのカギとなる。
  • 要点
    3
    男らしさにはテストステロン、女らしさにはエストロゲンというホルモンが関係しており、男女それぞれのストレスの軽減にも影響を与えている。

要約

25年前とは変化を遂げた男女関係

火星と金星を超えて
fizkes/gettyimages

25年前に書かれた『ベストパートナーになるために』では、男女が次のように定義されていた。男性は、自立・実用性を重んじるといった特徴を持つ火星人。そして女性は、他人とのつながりや共有を重んじる金星人だという。しかし今では、男女の役割は以前ほどはっきりと区別できなくなった。そのため、よりよい男女の関係を築くには、従来の「火星人と金星人」という概念を超えた、新しい知恵が必要になる。

現代では、外で働く女性には火星人の傾向が、家事をする男性には金星人の傾向が見られるようになった。男女が男性的特性と女性的特性の両方を受け入れ、その時々の状況に応じて役割を柔軟に担えるようになったといえる。

このことは、私たちの脳や身体にも影響を及ぼしている。日中の行動が脳を変化させ、体内でさまざまなホルモンの分泌が促されることがわかっている。肉体労働や弁護士など、従来の男性的な仕事では、男女ともに男性ホルモンのテストステロンの分泌が刺激されやすい。一方、保育士や看護師などの女性的な仕事では、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が刺激されやすくなる。

大事なのは、男性ホルモンと女性ホルモンの健全なバランスをとることである。たとえば男性的な仕事をする女性は、家庭での女性らしさの表現が必要となる。このバランスがとれないと、退屈や不満、空虚さなどを感じやすくなる。このことは、カップルが恋愛感情を失う原因にもなってしまう。

逆に適切なバランスのとり方を知れば、自分らしく振る舞うことができ、パートナーが真に求めているものを理解しやすくなる。生物学的な男女の違いを受け入れながら、相手のニーズを理解することがカギとなる。

ロールメイトからソウルメイトへ

以前は、男が働き、女が子育てをするという役割(ロール)を果たす「ロールメイトの関係」が築かれていた。しかし、現在求められているのは、お互いが自身を偽ることなく、心の満足を味わえる関係である。つまり、魂(ソウル)でつながり合う「ソウルメイトの関係」だ。

男女はパートナーに対し、相手への深い愛情をさまざまな形で表現するよう求められている。そして関係が終わる理由も、物質面より精神面に起因する場合が増えてきた。たとえパートナーがしてくれること(家事への積極的な参加・安定した生活など)に不満はなくても、相手からの愛を感じられず、心が満たされないと失望してしまうのだ。現代のカップルは、このような問題への具体的な対処策がわからずにいる。

もちろんソウルメイトの関係はすぐに築けるものではない。それぞれのジェンダーの特性をよく理解して、失敗を重ね、自らを正し、相手を許し、共に成長しながら達成していくものなのだ。

男女の違いを知り、受け入れる

「男らしさ」と「女らしさ」のホルモン
lolostock/gettyimages

現代では、女性は「人とは違う自らの才能の表現」という内なる男らしさを発揮できるようになった。同時に、男性は「愛と献身」という内なる女らしさを表現できるようになった。男らしさ、女らしさの最適なバランスは人によって異なる。男らしさの特性として挙げられるのは、自立・冷静・強さ・競争などだ。一方、女らしさの特性は、共生・情緒・繊細さ・協力などである。

これらの特性の違いは、実はホルモンによって生じるものだ。男らしさを表現するとテストステロンが、女らしさを表現するとエストロゲンが増加する。

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未 読
一人になりたい男、話を聞いてほしい女
ジャンル
自己啓発・マインド
著者
ジョン・グレイ 児島 修(訳)
出版社
ダイヤモンド社 出版社ページへ
定価
1,620円
出版日
2018年08月08日
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