移動力

未 読
移動力
ジャンル
著者
長倉顕太
出版社
定価
1,512円
出版日
2019年04月07日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
3.5
要約全文を読むにはシルバー会員またはゴールド会員への登録・ログインが必要です
本の購入はこちら
この要約を友達にオススメする
移動力
移動力
著者
長倉顕太
未 読
書籍情報を見る
ジャンル
出版社
定価
1,512円
出版日
2019年04月07日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
3.5
本の購入はこちら
レビュー

地球約23.7周、月まで1.2往復。これが本書の著者、長倉顕太氏が会社を辞め、独立して以降に移動した距離だ。

もちろん、これだけの距離になるまで年がら年中移動している人は、多くはないだろう。しかしインターネットも新幹線もなく、飛行機の移動もハードルが高かった時代なら夢物語でも、今の時代なら「そんな人もいるだろうな」くらいには思える。まるっきり現実感のない数字ではないだろう。

もちろん、移動する生活をしたいかしたくないかは、別問題だ。しかし自分の今の環境から抜け出し、全く新しく生まれ変わるような気持ちで何かをスタートさせたいとお考えの方ならば、本書から吸収できる考え方は多いだろう。新しいことを始めようとするとき、できるかできないかをとにかく考えてしまう人は、特にだ。

著者のように地球を約23.7周することは、自分には不可能だろうか。お金、仕事、言葉など、無理と判断する理由はいくらでも思いつく。しかし現代なら仕事はどこにいてもできるし、仕事ができればお金は入ってくる。日本よりはるかに物価の安い国で生活することも可能だ。現地の言葉が話せなくても、海外旅行は楽しかったりする。できない理由を突き詰めていくと、どこかで勝手に自分自身で「無理」だと決めつけているという事実にぶち当たりはしないだろうか。

もっと自由に、可能性を広げてもいい。そんなことに気づかされる一冊だ。

三浦 健一郎

著者

長倉 顕太(ながくら けんた)
プロデューサー、作家、編集者としてあらゆるコンテンツの企画やプロモーションに携わるほか、インターナショナルスクール、人財育成会社を経営。学校などの講演活動も。
現在は、サンフランシスコ在住。
1973年東京生まれ。大学卒業後、アルバイトなど職を転々とするも、28歳のときに出版社に拾われ、編集者としてベストセラーを連発。
現在は独立し、サンフランシスコに住みながら、ハワイにコンドミニアムを持ち、東京、大阪、福岡を拠点とし、コンテンツ(書籍、電子書籍、オウンドメディア)のプロデュースおよび、これらを活用したマーケティングを個人や企業にコンサルティングのほか、教育事業(若者コミュニティ運営、インターナショナルスクール事業、人財育成会社経営)に携わる。
主な著者に 『モテる読書術』 (すばる舎) 、『親は100%間違っている』 (光文社)、 『超一流の二流をめざせ!』 (サンマーク出版)など多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    定住からもたらされた不幸がある。そんな不幸から抜け出し、人生を変えるには、とにかく移動することが必要だ。
  • 要点
    2
    引っ越しは一番手っ取り早くインパクトも大きい移動だ。さらに会社も辞めて、より多く移動できる選択肢を増やすべきである。環境を変えることで、新しいキャラクターになり、新しい人生を始めることも可能だ。
  • 要点
    3
    どんどん移動する人生を送るにあたり、悩んだり迷ったり、反省したり、しっかり準備をしたり、他人の目を気にしたりすることは、時間の無駄だ。大事なことは、淡々とやり続けることである。

要約

【必読ポイント!】 移動は人生を変える

定住がもたらす不幸

旅行でも引っ越しでも、とにかく移動していくことにより、人生がより豊かになっていく。これが本書のテーマだ。

テレビのワイドショーでは、妬みからだろうか、成功した人が何か失敗するとよってたかって叩かれる。ツイッターではユーザー同士が罵倒し合っている。とにかく「憎しみ」が蔓延しているようだ。

こうした、人が憎しみ合い、人と人を比べ、人に優劣をつける行為の起源は、「定住」にあるのではないだろうか。農耕がはじまり、定住したことにより権力が生まれた。領土という概念も、定住によって生まれたものだ。農耕によって余剰の食べ物が生まれ、納税という概念もできた。そしてヒエラルキーが生まれたのだ。

著者の移動人生
thekopmylife/gettyimages

著者の移動人生が始まったのは、38歳のときのことだった。東日本大震災を機にハワイに移住したが、それまでは出版社で編集をしていた。出張も滅多になく、年に1回大阪に行くのでさえウキウキしていたくらいだ。

移住を機に当然、独立することになる。独立してからは毎週のように東京、大阪、福岡と飛び回り、毎月ハワイと日本を往復するようになっていった。さらにはサンフランシスコに拠点を増やしたり、コミュニティを主宰するようになったりと、海外にもいろいろな場所が加わった。こうして毎週の国内出張、月2回の海外往復をする生活を送ることになった。

移住と独立をきっかけに、会社員時代には見えなかった自分の可能性に気づけた。「定住」「安定」の環境にいる会社員時代は、その環境内でのキャラクターで生きていただけ。そのキャラクターは、完全に固定されてしまっていた。

「定住」「安定」の外に出ると、環境そのものが流動的になり、キャラクターも変化する。すると人生も変わるし、能力も変わっていく。逆に言えば、「定住」「安定」は私たちの能力を制限し、人生を徹底的につまらないものにしているのだろう。

「移動」で自分の人生を取り返す
bixpicture/gettyimages

私たち人類が「定住」を選んだのは、「安定」が欲しかったためだろう。私たちはいまだに「安定」を欲してしまうようにできている。安定は制限とイコールなのに、それでも「安定」を求めるのだ。とくに日本にはその傾向が強い。中学生のなりたい職業の第1位が公務員だということが、この傾向を体現している。

この傾向が根付いているのは、安定を求めるような教育を受けているためだ。この教育により、自分自身に制限をかける人間が作られている。多くの会社員、学校の先生、生徒、親はそういう人間である。そんな環境において、安定志向はどんどん強化されていく。視野もどんどん狭くなっていく。

そんな人生を変えるには、環境を変えるしかない。環境を変えるのは、移動だ。移動することで今までと違う景色が見えるようになり、それまで狭い世界に閉じ込められていたことに気づくようになる。

制限のない、本来の自分の人生を取り戻すには、安定が大事だと植え付けられてきた脳に「移動」という刺激を与えることが必要だ。

とにかく移動する

住んでいる場所を移動する

引っ越しすらできないなら、人生は変わらない。なぜなら、人の行動は環境によって決まるからだ。環境を変えるにあたって、一番手っ取り早く、インパクトも大きいのが「引っ越し」である。

私たちはなんとなく、勉強して良い学校に入って、良い会社に入って結婚して、子どもを育ててマイホームを買ってという「幸せのレール」を植え付けられている。まるでマイホームを買うのが「一人前になった証拠」とでも言わんばかりに。

しかし人生の豊かさは、「選択肢の多さ」にこそある。

要約全文を読むにはシルバー会員またはゴールド会員への登録・ログインが必要です
「本の要約サイト flier(フライヤー)」は、多忙なビジネスパーソンが本の内容を効率的につかむことで、ビジネスに役立つ知識・教養を身につけ、スキルアップに繋げることができます。具体的には、新規事業のアイデア、営業訪問時のトークネタ、ビジネストレンドや業界情報の把握、リーダーシップ・コーチングなどです。
この要約を友達にオススメする
移動力
移動力
著者
長倉顕太
未 読
書籍情報を見る
ジャンル
出版社
定価
1,512円
出版日
2019年04月07日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
3.5
本の購入はこちら
この要約を友達にオススメする
移動力
未 読
移動力
ジャンル
スキルアップ・キャリア 自己啓発・マインド 起業・イノベーション
著者
長倉顕太
出版社
すばる舎 出版社ページへ
定価
1,512円
出版日
2019年04月07日
本の購入はこちら

related summaries
一緒に読まれている要約

実験思考
実験思考
光本勇介
未 読
リンク
シェアライフ
シェアライフ
石山アンジュ
未 読
リンク
優れた発想はなぜゴミ箱に捨てられるのか?
優れた発想はなぜゴミ箱に捨てられるのか?
岸良裕司
未 読
リンク
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
ブレイディみかこ
未 読
リンク
「自己肯定感」育成入門
「自己肯定感」育成入門
平岩国泰
未 読
リンク
自己啓発をやめて哲学をはじめよう
自己啓発をやめて哲学をはじめよう
酒井穣
未 読
リンク
すべては「好き嫌い」から始まる
すべては「好き嫌い」から始まる
楠木建
未 読
リンク
死ぬ瞬間の5つの後悔
死ぬ瞬間の5つの後悔
ブロニー・ウェア 仁木めぐみ(訳)
未 読
リンク

weekly ranking
今週の要約ランキング

1
CLASS ACT
CLASS ACT
安積陽子
未 読
リンク
2
プレゼンの語彙力
プレゼンの語彙力
下地寛也
未 読
リンク
3
繁栄のパラドクス
繁栄のパラドクス
クレイトン・M・クリステンセン エフォサ・オジョモ カレン・ディロン 依田光江(訳)
未 読
リンク

Recommendations
イチオシの本

出版社のイチオシ#017
出版社のイチオシ#017
2019.07.19 update
リンク
『余命3年 社長の夢』
【書店員のイチオシ】 『余命3年 社長の夢』
2019.07.18 update
リンク
ベンチャー経営者100人が選ぶ 推し本【ライフ関連企業編】
ベンチャー経営者100人が選ぶ 推し本【ライフ関連企業編】
2019.07.16 update
リンク
親が子どもに贈りたい本5冊
親が子どもに贈りたい本5冊
2019.07.15 update
リンク

Interview
インタビュー

映画化記念! AI研究者が語る「女の機嫌の直し方」
【インタビュー】 映画化記念! AI研究者が語る「女の機嫌の直し方」
2019.06.21 update
リンク
令和時代の最強スキル、「考える力」を身につけるには?
【インタビュー】 令和時代の最強スキル、「考える力」を身につけるには?
2019.06.13 update
リンク
「人生で大事なことはティー道が教えてくれた」
【インタビュー】 「人生で大事なことはティー道が教えてくれた」
2019.05.20 update
リンク
人生という「ゲーム」を攻略するには?
【インタビュー】 人生という「ゲーム」を攻略するには?
2019.04.25 update
リンク
1
CLASS ACT
CLASS ACT
安積陽子
未 読
リンク
2
プレゼンの語彙力
プレゼンの語彙力
下地寛也
未 読
リンク
3
繁栄のパラドクス
繁栄のパラドクス
クレイトン・M・クリステンセン エフォサ・オジョモ カレン・ディロン 依田光江(訳)
未 読
リンク
最も大事な資産、「時間」を大切にしたい人のための本 5選
最も大事な資産、「時間」を大切にしたい人のための本 5選
2016.12.15 update
リンク
プロ経営者の礎を築いた「才と徳の読書術」
プロ経営者の礎を築いた「才と徳の読書術」
2015.06.02 update
リンク