ディズニー 感動を生み続ける37のルール

未 読
ディズニー 感動を生み続ける37のルール
ジャンル
著者
濱名均
出版社
日本能率協会マネジメントセンター
定価
1,540円(税込)
出版日
2013年08月29日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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ディズニー 感動を生み続ける37のルール
ディズニー 感動を生み続ける37のルール
著者
濱名均
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出版社
日本能率協会マネジメントセンター
定価
1,540円(税込)
出版日
2013年08月29日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
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おすすめポイント

あなたがこれまで受けたサービス、購入した商品で最も満足度の高かったものは一体何だろうか。私はその問いに対して間違いなくこう答える。「ディズニーランドである」と。

舞浜駅に降り立ち、入場パスポートを買う前から、あなたもあの不思議な気持ちを感じたことがあるに違いない。そしていざ入場すると、ゴミ一つ落ちていないことが当たり前のようにすら感じられるくらい、とにかく居心地がよい。どのアトラクションも期待値を大きく上回り、そしてパレードはもはや感動の領域である。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの2013年の年間来場者数(ゲスト数)は3000万人を超え、国内テーマパークとしては今なお圧倒的な人気を誇っている。

ここから少しビジネス的に見てみよう。2012年のゲスト一人当たり売上高は約1万円であり、そのほとんどがリピーター(90%以上)であるという。どのようにすれば、このような決して安くはないサービスに対し、頻繁にリピートさせることができるのか。

本書はディズニーランドの素晴らしさを語る観光ガイドではなく、この問いに対するディズニーの考え方が記されているものだ。消費者向けビジネスであっても、法人向けビジネスであっても、リピーターを獲得することは極めて重要なマーケティング戦略である。それを実現するために、ディズニーには37のルールがあるらしい。

この37のルールは形を変えて、あなたのビジネスにもすぐに応用できるに違いない。広告手法が高度化し、競合がしのぎを削り新規顧客獲得が難しくなっている今だからこそ、ディズニーを参考にリピーター獲得の戦略に磨きをかけてみてはいかがだろうか。

著者

濱名 均
1952年、北海道生まれ。1975年、高崎経済大学経済学部卒業。繊維・化成品専門商社、蝶理株式会社にて国内繊維部門スタッフを務めた後、繊維貿易本部に配転になり、経営の基礎を学び、トレーニングを受ける。1981年、蝶理株式会社退社。1983年3月、株式会社オリエンタルランド入社。運営部運営事務課に配属、同年4月15日の東京ディズニーランドグランドオープニングに係わる。その後、管理部購買課、営業部会員課、営業部販売課を経て、東京ディズニーランドパーク運営部門である「ゼネラルサービス部サービス事務課」に配属。

本書の要点

  • 要点
    1
    ディズニーランドではすべて、「もしウォルトならどうするか?」を基準に考える。
  • 要点
    2
    ディズニー流の兵站力の活用法は、圧倒的な量によって圧倒的な感情を伝えることである。
  • 要点
    3
    マーケティングの4Pに則った戦略を、忠実に展開する。

要約

ディズニーランド「感動」の源

mjbs/iStock/Thinkstock
すべての源は「ウォルト・ディズニー」という個人

本書は全5チャプターに分かれており、37個のディズニーのルールが示されている。第1のチャプターでは9つのルールが紹介されているが、ハイライトでは感動の原点であるルール1「ウォルト・ディズニーという人物」をピックアップして紹介したい。

著者によると、ディズニーランドの成功の秘訣を一言で表すとしたら、「すべての源が『ウォルト・ディズニー』という個人にある」ということだという。つまり、ディズニーでは、どんなささいな判断でも、すべて「ウォルトだったらどうするか?」を基準に考えるのだ。

「それが正しいか、間違っているか」、「儲かるか、儲からないか」ではなく、ウォルトという個人の魅力を信じ切って実践している集団なのだ。

それでは、ウォルト・ディズニーとはいったいどのような人物なのか。

ウォルトは、優れた興行主であり、優れた経営者でもあり、そして深く人間の感性を理解していた人である。ウォルトは、人間個人の魅力はわがままなところにこそ存在している、と考えたのだ。ウォルトは、わがままな自分を冷静に見つめ、それにブレーキをかけることよりもむしろ、そんな感性を楽しみ、喜びを探っていったのである。

そして、そこに、人々の奥底に眠る感性に共鳴する「何か」をつかみ取った。言葉にできないその「何か」を世界の人々に、わかりやすい形で伝えたいという使命がウォルトにやどったのである。ディズニーランドをはじめとしたテーマパークは、この使命によって誕生したのである。

しかし、ウォルト・ディズニー自身は自分のフィロソフィーについて3割程度しか理解していなかったという。そして、残りの7割を具体化していったのが後生のディズニースタッフたちである。「ウォルト・ディズニーならどう考えるか?」という問いを立て理解していったのである。

この結果、ディズニーという企業はより人間らしく、より個性を尊重する組織となった。「人間個人の持つ広大性、永遠性、普遍性を信じている」といった企業文化が、たしかにウォルト・ディズニー・カンパニーには存在するのだ。

「感動」を継続させるしくみとしかけ

val_th/iStock/Thinkstock
パレードは通常の倍の「40分」

第2チャプターでは9つのルールが紹介されているが、ハイライトではその2つをピックアップして紹介したい。

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