一瞬で人生を変えるお金の秘密 happy money

未読
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一瞬で人生を変えるお金の秘密 happy money
出版社
フォレスト出版
出版日
2019年08月05日
評点
総合
3.8
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

突然だが、あなたの財布の中のお金は笑っているだろうか? 人が罪悪感や怒り、悲しみなどを感じながら支払ったお金は「泣いている」そうだ。一方、愛情や感謝の気持ち、幸せな気分で支払ったお金は、「にっこり笑っている」、あるいは「声を立てて笑う」こともあるという。つまり、お金の表情は、その人の仕事や人生の満足度を反映するというわけだ。

ベストセラー作家、本田健氏は、初の英語での書き下ろしに挑戦した。世界の読者に届けようとしたコンセプトが、エネルギーとしてのお金に注目した、「Happy Money」である。お金とどう付き合えばいいのか? 幸せで充実した人生、豊かで生きがいに満ちた人生を築くにはどうしたらいいのか? そうした問いへの自分なりの答えを探すための道筋が明らかになっていく。

本書が意義深いのは、お金に関する信念体系をあぶり出してくれる点だ。要約者は、自身のお金に関する信念やイメージがどう形成されたのか、そのルーツを辿ることとなった。内省の旅は決して楽なものではない。しかし、「お金に対する考え方や信念、行動は変えられる。過去を清算し、許し、感謝することで、お金から受けた傷を癒せる」。この考え方にどれだけ心が救われただろうか。読後には、お金とどんな関係を築きたいかが見えてくる、本質的な一冊なのである。

お金のプラスのエネルギーが循環する「Happy Money」の流れに身を置くことができれば、人生の幸福度は大きく変わるだろう。本書との出会いが、感謝と信頼が循環するような人生の支えになることを願う。

ライター画像
松尾美里

著者

本田 健(Ken Honda)
作家。神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。4年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。そのユーモアあふれるセミナーには、世界中から受講生が駆けつけている。大人気のインターネットラジオ「本田健の人生相談〜Dear Ken〜」は4000万ダウンロードを記録。世界的なベストセラー作家とジョイントセミナーを企画、八ヶ岳で研修センターを運営するなど、自分がワクワクすることを常に追いかけている。2014年からは、世界を舞台に講演、英語での本の執筆をスタートさせている。
著書は、『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』(大和書房)、『大富豪からの手紙』(ダイヤモンド社)、『きっと、よくなる!』(サンマーク出版)、『大好きなことをやって生きよう!』(フォレスト出版)など140冊以上、累計発行部数は700万部を突破している。
2019年6月にはアメリカの出版社Simon & Schuster社から、初の英語での書き下ろしの著作「happy money」をアメリカ・イギリス・オーストラリアで同時刊行。また同作はヨーロッパ、アジア、中南米など、世界25カ国以上の国で発売されることが決まっている。
◎本田健 公式HP(日本語) http://www.aiueoffice.com/
◎『happy money』出版記念特設HP
http://www.aiueoffice.com/happymoney/
◎本田健 公式LINE https://line.me/R/ti/p/%40mpx2126g
◎ Ken Honda Official HP(英語) http://www.kenhonda.com

本書の要点

  • 要点
    1
    お金にはHappy Money とUnhappy Moneyの2種類がある。自分の仕事や人生に満足しているなら、お金も笑顔になっているはずだ。逆に、仕事や人生に対して不満を抱えている場合は、お金も泣いているか、怒っている。
  • 要点
    2
    幸せな小金持ちになるには、健全なお金のIQとお金のEQ両方が求められるが、より重要なのはお金のEQである。
  • 要点
    3
    Happy Moneyを手にするコツは、「あなたには、自分のお金に注入するエネルギーに責任がある」と考え、「心から感謝する」ことだ。

要約

【必読ポイント!】 あなたにとってお金とは?

あなたのお金は笑っていますか?
adrian825/gettyimages

お金にはHappy Money とUnhappy Moneyの2種類がある。愛情や感謝の気持ち、幸せな気分で支払ったお金は、「笑っている」。一方、人が罪悪感や怒り、悲しみなどを感じながら支払ったお金は「泣いている」そうだ。あなたの財布には、どんなお金が入っているだろうか。

あなたが自分の仕事や人生に満足しているなら、あなたのお金も笑顔になっているはずだ。逆に、仕事を嫌々している、人生に対して何かしら不満を抱えているという状況ならば、あなたのお金も泣いているか、怒っているだろう。もしも後者なら、自分に問いかけてみる必要がある。「自分の人生で、いったい、何が問題なのだろう?」

一方で、お金は「喜び」や「感謝の気持ち」「幸福」をもたらす可能性がある。とりわけ、お金を受け取ったときと同じポジティブなエネルギーを添えて、お金を惜しみなく与えたときに、同じものが相手にも自分にも、もたらされるのである。

マネーゲームが一筋縄でいかないワケ

現実社会のマネーゲームは、一筋縄ではいかない。30代、40代のときに大金を手にしても、その後取り返しのつかないことが起きる可能性はある。大金を稼いだ有名人が多額の借金を抱えて亡くなることも珍しくない。

こうしたことが起きるのは、お金のルールが絶えず変化するためだ。世間で投資すべき対象とされるものも、不動産、金、仮想通貨と変遷を遂げている。だがお金に関して、いざというとき人々がコントロールできるのは、「お金に対する感情」である。

欠乏の神話

世界中の多くの人が、「ゼロサムゲームのせいで自分が公平に扱われていない」と感じている。「誰かが何かを手にすれば、私たちはそれを手にできない」。つまり、たくさんお金をもっている人が必然的に自分たちのお金を奪っている、と思い込んでいるのだ。この状態では、お金に対するネガティブな感情が生じる。

自分たちがほしいときにほしいものを手に入れておかないと、誰かにとられてしまう――。そんな「欠乏意識」に駆り立てられていると、たとえほしいものを獲得しても、満足することなどできない。この欠乏こそが、嫉妬や不安、欲、偏見を生み出す根源となっているのだ。

お金にまつわる心の古傷を探し出す
sam thomas/gettyimages

欠乏の神話から解き放たれ、お金をお金として見られるようになるには、自分がお金に対してどんな観念をもっているかを明らかにしなければならない。なぜお金をほしいと思うのか、その心の働きを客観視する。そうすれば、自分が必要としているものと今まで以上にしっかりと関われるようになり、お金にまつわるストレスを感じなくなるだろう。

さらに掘り下げると、自分がお金に関してどんな傷を抱えているのか。その傷ができた経緯は何か。それが日常にどんな影響を及ぼしているのか。こうしたことを明らかにし、傷を癒していくと、「お金はよいことに使うもの」「自由に授受できるもの」というように、お金の捉え方が変わっていく。このように、内面の変化が人生に反映され、経済状態が確実に改善するのだ。

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要約公開日 2019.07.20
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