0秒で動け

未 読
0秒で動け
ジャンル
著者
伊藤羊一
出版社
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定価
1,400円 (税抜)
出版日
2019年08月29日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
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伊藤羊一
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出版社
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定価
1,400円 (税抜)
出版日
2019年08月29日
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4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
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レビュー

「動きたいのに動けない」「動かなくてはいけないとわかっているのに、どこから手をつけたらいいかわからない」仕事をしていれば、誰もがそんな壁にぶつかることがあるだろう。あるいは逆に、ポンと弾みがついて仕事が面白いように前に進むという経験をした方も多いはずだ。動ける時と動けない時、あるいは動けない自分と動ける他人、その違いは何だろうか。

本書は、その違いを解き明かし、誰もがいつでも動けるよう背中を押してくれる。ベストセラーになった前著『1分で話せ』に続く、ビジネスパーソン待望の一冊である。

実は著者自身、20代のころは、自分から動くことができなかったという。だから、動けない情けなさが身に染みている。しかしながら、36歳のときの転職をきっかけに、約10年をかけて自分の中で思考の「軸」を確立することができた。そのことによって仮説力がつき、自信を持って判断できるようになり、行動がどんどんスピードアップしていったという。

本書では、突飛なアイデアが示されているわけではない。きわめて普遍的な考え方やスキルがまとめられている。とはいえ、凡事徹底という言葉もある。一人でも多くのビジネスパーソンに、本書の内容を常識として身につけてもらいたい。そうすれば、日本の組織の空気はがらりと変わるのではないか。若手からベテランまで読者を選ばない一冊だが、特に「最初の一歩」が踏み出せないという人にお勧めしたい。

しいたに

著者

伊藤 羊一(いとう よういち)
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。
株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。1990年に日本興業銀行入行、企業金融、事業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、事業部門であるジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編などを担当した後、2011年より執行役員マーケティング本部長、2012年より同ヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。
かつてソフトバンクアカデミア(孫正義氏の後継者を見出し、育てる学校)に所属。孫正義氏へプレゼンし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ。
2015年4月にヤフー株式会社に転じ、次世代リーダー育成を行う。グロービス経営大学院客員教授としてリーダーシップ科目の教壇に立つほか、多くの大手企業やスタートアップ育成プログラムでメンター、アドバイザーを務める。

本書の要点

  • 要点
    1
    行動力のある人は、「思い立ったらすぐ行動」→「行動したら振り返って気づきを得る」という形で常にサイクルを回している。
  • 要点
    2
    人を動かすには、ロジカルなコミュニケーション(ハレのコミュニケーション)と、人間関係をつくるためのコミュニケーション(ケのコミュニケーション)が必要だ。日ごろから人間関係をつくっておくと、会議などのハレのコミュニケーションが円滑に進む。
  • 要点
    3
    仮説力を磨くために重要なのが、自分の「軸」を明確にすることである。自分の中に軸がない場合は、まずは尊敬する人の軸を「仮置き」してみよう。

要約

結論を出す

サイクルを回す

行動力は、3階層のピラミッドで表される。志、情熱など、動く力の源泉になる「マインド」の上にさまざまな「スキル」が、そして一番上に「アクション(行動そのもの)」が積み重なっている。この3つを鍛えていくことで、少しずつ「動ける」ようになる。

行動力のある人は、「思い立ったらすぐ行動」→「行動したら振り返って気づきを得る」という形で、マインド・スキルとアクションのサイクルを常に回しているので、結果的にさらに行動できるようになっていく。

ベータ版を出す
utah778/gettyimages

たとえば上司から、「1週間後までに○○の市場についてのレポートを提出してください」という指示を受けたとする。

Aさんは、完璧な形に仕上げて提出しようと考え、提出期限のギリギリまで調査を続け、1人でレポートを完成させて提出した。

Bさんは、仕事を頼まれた翌日、調査の目的と方向性、報告書の体裁案を簡単にまとめ、上司に確認を取った。上司のゴーサインをとると、3日間かけて調査をし、ラフなレポートを提出。ここで再度上司に確認してもらい、仕上げへと進んだ。

AさんとBさん、どちらの進め方が望ましいだろうか。著者は、Bさんの仕事の進め方を高く評価するという。

インターネットサービスでは、「ベータ版(β版)」をリリースすることがある。これはいわば、正式版を公開する前のお試し版だ。正式版が出た後に致命的なバグが見つかったら、一度販売した商品を回収したり、そのための広告を出したり、たくさんのお客さんに返金したりしなければならない。だからまずユーザーにお試し版を使ってもらい、改善点などを集めて、正式版をブラッシュアップするのだ。

日々の仕事でも、まず早い段階でベータ版を出すようにしよう。現在のビジネスシーンでは、トライアンドエラーのサイクルを回していくことで、徐々に完成度を高めていく手法が高く評価されるようになっている。

仮説力を鍛える
Mintr/gettyimages

すぐ動ける人は、事実やデータから仮説を立て、素早く結論を出している。だから動く力を高めるには、仮説を立てる力、すなわち「仮説力」を磨くことが必要だ。

「仮説」というと難しく聞こえるかもしれない。だが誰しも、日常的に仮説を立てているものだ。たとえば出かける前に「今日の夜は冷えそうだから、長そでを用意していこう」と考えるのも、仮説を立てて結論を出し、行動しているといえる。

仮説を立てるには、「直感」が大きな役割を果たしている。直感を鍛えるために重要な要素は4つ。体験、志、妄想、好奇心である。

まず、体験だ。ワイルドな選択をした経験があれば、過去に学べるし、経験値も高まる。それ以外にも、自分が挑戦したいことのパーツとなる経験や、目指すべき未来が映像として浮かぶような経験、そして、失敗・後悔の経験は仮説力アップにつながる。

次に、志だ。「こんなふうになりたい」「自分の人生や仕事でこれを成し遂げたい」という思いが強ければ強いほど、それに基づいて結論が出しやすくなる。

次に、妄想だ。志が明確になると、何を見ても「自分だったらどうするか」と妄想するようになる。著者自身、妄想が構造化されてビジネスの仮説につながっていった経験があるという。

最後に好奇心だ。

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スキルアップ・キャリア 自己啓発・マインド
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2019年08月29日
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