ハック思考
最短最速で世界が変わる方法論

未 読
ハック思考
ジャンル
著者
須藤憲司
出版社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2020年03月20日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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ハック思考
最短最速で世界が変わる方法論
著者
須藤憲司
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定価
1,400円 (税抜)
出版日
2020年03月20日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
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レビュー

「新型コロナウイルスの流行など不確実性の増す社会経済」、「AIをはじめとした新技術の到来で仕事そのものがなくなる危機」、「超高齢化社会による労働人口の減少」など、私たちは前代未聞かつ攻略困難なゲームに挑んでいる。このような危機的状況において大切なのは、いかに時間当たりの成果を高めるかだ。

そこで重要なのが「ハック」である。ハックとは、1つの経験からなるべく大きな成果を得られるように、転換効率を劇的に高めること。それは車で例えるならばギアチェンジにあたる。ギアをシフトアップするほど、アクセスを踏み込んだ時の最高速度も速くなり、短時間で遠くまで行けるようになる。

著者はリクルートのマーケティング部で活躍したのち、米国でマーケティング支援のスタートアップ企業Kaizen Platform社を立ち上げた。そしてハックという理念にもとづき、名だたる大企業のWebサービスのUI改善、動画広告改善を行なっている。

本書では、著者がリクルートやスタートアップ経営を通じて得た豊富な経験から、ハックを行う際の大切なポイントと、仕事の生産性を上げる知恵が紹介されている。読んでいると、思わず「あ〜! その手があったのか」とつぶやくこと請け合いだ。限られた時間で最高の成果を上げたい方、最短最速で成長したい方、必見の一冊である。

木下隆志

著者

須藤憲司 (すどう けんじ)
Kaizen Platform Co-founder & CEO。
2003年に早稲田大学を卒業後、株式会社リクルートに入社。
同社のマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ執行役員に就任。
RING(新規事業)、ARINA(イノベーション)、トップガン(大手営業)、経営への提言(論文)という全社表彰を全て獲得し、グランドスラムを達成。当時最年少の執行役員として活躍。
2013年にKaizen Platform, Inc.を米国で創業。現在は日本、US、韓国、台湾の4拠点で事業を展開。
WebサービスやモバイルのUIを改善する「KAIZEN PLATFORM」、動画広告改善の「KAIZEN Ad」、世界40ヶ国1万人以上のネット専門人材ネットワークからクラウド上で企業のデジタルマーケティングチームを提供する「KAIZEN TEAM for X」を提供。

本書の要点

  • 要点
    1
    世界をハックするためには、(1)世界を違った角度から見つめ、他人が気付いていない規則性や法則に気づく、(2)その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する、という2つのステップがある。
  • 要点
    2
    ハックを行ううえで大切なのは、既存のルール(規則性や法則)を知るということだ。そのためには観察・考察・推察・洞察が欠かせない。
  • 要点
    3
    「資金と時間を成長に転換することがビジネスだ」と考えたとき、大事なのは転換効率をどう上げるかだ。ギアを上げるためにどれだけの投資をしているか、そもそもギアを上げる投資とは何か――こうした問いに私たちは真摯に向き合うべきである。

要約

世界をハックするための2ステップ

成果をハックする方法
IGphotography/gettyimages

「あぁ、やっぱりこの人も同じだ」と、歴史上の偉人に関するマンガを読んだ幼き頃の著者は思った。幼き頃の著者はこういったマンガが大好きで、何冊も読んでいた。

そこで気付いたのが、こうしたストーリーの共通点は「偉人は世の中の人とは違った目で世界を見つめていて、後になって世間の人々は、その偉人の視点が正しいと気付いた」ということである。一般的に信じられていたことが、真実とはまったく異なっていたということは、歴史上たくさんあった。つまり世界とは、疑ってみたほうがいいものなのである。

著者はこれまで一貫して、「世界を違った目で見つめよう」と努力してきた。世の中の常識とは異なる目で世界を見てみると、世の中の人が信じている因果関係とは異なる因果を見つけられることがある。これはまさに絶好のチャンスだ。その因果関係のスキマを狙ってハックすれば、大きな成果を得られるからである。

つまり世界をハックする方法とは、次の2つのステップからなる。

(1)世界を違った角度から見つめ、他人が気付いていない規則性や法則に気付く

(2)その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する

著者はこの方法を活用して起業。現在は世界の名だたる企業のデジタル戦略について、ともに考えるパートナーとして活躍している。

真の因果の見つけ方

人と違う規則性や法則を見つける

ハックを行ううえで大切なのは、既存のルール(規則性や法則)を知ることである。ルールがないものはハックできないからだ。そのルールを知る最初の一歩が「世界を疑うこと」であり、それには「観察」「考察」「推察」「洞察」が大事になってくる。

夏休みの宿題であった、朝顔の観察日記を思い出してみてほしい。そこには、以下のように4つの行為が登場していた。

(1)「観察」:変化を見つける→昨日はつぼみだった朝顔が今朝咲いた

(2)「考察」:観察から規則性や法則を導き出す→花とは朝に咲くものだろうか

(3)「推察」:考察によって導き出した規則性や法則の転用先を探し出す→朝に咲かない花もある。なぜ、朝顔は朝に咲くのだろうか。他にはどんな花が朝に咲くのだろうか。この「観察」「考察」「推察」という行為を繰り返して、それぞれが導き出す「変化」「法則」「転用先」の精度を高めていく。

(4)「考察」:観察・考察・推察を同時に行うことで、目の前で現実に起きた事象とまったく異なる因果関係に気づく→朝顔の花が朝に咲くということは「朝に活動する虫が受粉を助けている」または「虫の助けがいらない」のどちらかだろう。

子供のときの好奇心を取り戻す
ChristinLola/gettyimages

これからの時代は、既存の知識が通用しなくなる可能性が高い。ちょっとした疑問があればGoogleで検索してしまえばいいからだ。知識力だけを見れば、Googleに勝るものは存在しない。

逆に重要になってくるのが、「良質な問い」である。この良質な問いを可能にするのは、子どものときの好奇心だ。子どもの頃、「なぜ?」「なぜ?」を繰り返して、親を困らせたことはないだろうか。私たちは大人になるにつれて、知識を得ていくことで、この「なぜ」という好奇心を失っていってしまう。

しかしこの好奇心を忘れずに保ち、「観察」「考察」「推察」を繰り返し行えば、洞察力はおのずと高まる。「世界を疑う」ということは、「自身の世界観を疑う」ということに他ならない。

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