「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン

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「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン
出版社
日本実業出版社

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出版日
2020年04月10日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

あなたは「次の週末は資格試験の勉強をしよう」「時間ができたらあのテーマの本を読もう」などと思っていても、実際に休日になるとついダラダラとテレビを見てしまったり、スマホで遊んでしまったりして後悔したことはないだろうか。誰しも「重要だが緊急ではないこと」にはなかなか手がつけられず、目先の楽しみを優先してしまいがちだ。

では、人生において「重要だが緊急でないこと」を実行するためにはどうすればいいのだろうか。その疑問に答えてくれるのが本書である。本書で紹介されている朝1時間の行動習慣「モーニングルーティン」を実践するだけで、人生の「種まき」とも呼べる「重要だが緊急でないこと」を着実に実行できるようになる。

本書は、26年間にわたって朝活を続け、朝専用手帳をプロデュースするなどして活躍してきた著者が、朝1時間の「モーニングルーティン」を伝授してくれる一冊だ。無理な早起きをする必要はない。毎日たった1時間の習慣を変えるだけで、自分が理想とする人生を実現できるのだという。

「やるべきことが多すぎて時間が足りない」「自分の将来像が描けない」とお悩みの方も、「モーニングルーティン」を実践することで、キャリアアップに向けた人生の「種まき」を進めることができる。老若男女、学生であれ社会人であれ、人生を大きく変えてくれる一冊になるはずだ。

ライター画像
木下隆志

著者

池田千恵(いけだ ちえ)
朝イチ業務改革コンサルタント。二度の大学受験失敗を機に早起きに目覚め、半年の早朝勉強で慶應義塾大学総合政策学部に入学。外食ベンチャー企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て、2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行。ベストセラーとなり、「朝活の第一人者」と呼ばれるようになる。夜型から朝型に変えた実体験と多くの人の早起き習慣化を指導した実績をもとに、2010年より朝専用手帳『朝活手帳』をプロデュース。10年連続で発売する人気手帳となる。「朝1時間」の業務改革による生産性向上、働き方改革のための手法を企業に指導しているほか、個人に向けてはキャリアに迷ったとき自分の将来を真面目に楽しく語り、学びたい人向けの朝活コミュニティ「朝キャリ」を主宰。2020年4月現在4歳となる男児を育てるワーキングマザー。

Twitter、Instagram @ikedachie

本書の要点

  • 要点
    1
    本書で紹介される「モーニングルーティン」とは、朝の1時間を使って、大事なことに集中するメソッドだ。前半30分で一日の仕事に優先順位をつけて、仕事の段取りをする。そして後半30分では、緊急ではないが重要な「種まき」タスクを見極めて、それを進めていく。
  • 要点
    2
    重要だが緊急でない「種まき」タスクになかなか着手できないなら、「種まき」タスクを一つひとつの「粒」に分解し、実行可能な状態にしてみるとよい。
  • 要点
    3
    朝の読書は、「種まき」に最適だ。集中しやすいうえ、本で得た知識をすぐに実践できる。

要約

朝の優先順位づけが人生を制す

朝、重要なことをタスク化する
MundusImages/gettyimages

早起きがうまくいかない人や、早起きしているのになかなか成果を出せない人には共通点がある。それは、「優先順位のつけ方がわからない」「優先順位づけがまちがっている」「途中で目的を見失いがち」ということだ。

優先順位を正しくつけられない人は、生き方・キャリアの方向性がぶれてしまい、自分のすべきこと・したいことを後回しにしてしまう。その結果、チャンスを逃してしまったり、必要でないことに手を出して時間をムダにしてしまったりする。

この状態から脱するためには、朝、自分にとって最も重要なことをタスク化する「モーニングルーティン」がおすすめだ。これを実践すれば、いままでの生活習慣を見直し、睡眠時間をきっちり確保したうえで、朝の時間を使って大事なことに集中できる。

「朝1時間」で未来の自分に種をまく

本書で紹介される「モーニングルーティン」とは、朝の1時間をかけて行う。前半の30分で1日の仕事に優先順位をつけ、後半30分では緊急ではないが重要な「種まき」案件を見極めて、それを進めていく。

「種まき」とは、自分が「こうなりたい!」と願う未来を実現する行動のことだ。自分の未来を変える重要なタスクだが、どこから手をつけていいのかわからず、後回しにしてしまう人も多い。

あなたは、時間があるときにキャリアアップや自分磨きのための勉強をしようと思っていても、いざ休日になると、ダラダラ過ごしてしまっていないだろうか。その原因は、「種まき」を具体的なタスクとして、すぐできる状態にしておかないことにある。

だから、「種まき」にすぐとりかかれるようにするには、「種まき」をタスク化しておくとよい。本書では、朝の時間を使って「種まき」をタスク化する方法が指南されている。

【必読ポイント!】「前半30分」で1日のタスクを段取る

3ステップでタスクを「仮決め」する

朝の1時間の前半30分では、1日の仕事に優先順位をつけて段取りをする。タスクを整理することで、人生にとって大切な「種まき」となるタスクを見つけて進めていくプロセスだ。

「種まき」をタスク化して一日で終わらせることができなければ、自分に何かが足りないことがわかるだろう。自分に足りないものが見えれば、補うべきものもわかってくる。自分でするのではなく、得意な人に依頼するという判断もできるはずだ。

では、どのようにしてタスクを仕分けていくか。毎日行うことは、3つのステップから成っている。(1)今日のタスクを頭の外に出し切る、(2)4色に色分けし「種まき」を見極める、(3)「種まき」を仕分けし、取りかかれる状態にする、だ。それぞれについて解説する。

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要約公開日 2020.08.08
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