博報堂スピーチライターが教える

5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本

未読
日本語
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5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本
出版社
定価
1,650円(税込)
出版日
2019年04月30日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

仕事をしていると、会議・商談・プレゼン・企画書など、「言葉で伝える」機会が非常に多くある。「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」は、どれもビジネスパーソンにとっては思い当たる節がある悩みなのではないだろうか。

本書は、博報堂のスピーチライターである著者の、36年に渡る学生たちとのコミュニケーションから生まれたものだ。著者が出会ってきた学生たちの多くは、「言葉」の悩みを抱え、自信がないのだという。そんな人でも、本書に書かれた5日間のトレーニングを通じて、一生ものの言葉の力を身につけることができる。

ストーリー仕立てである本書は、入社3年目の大が和田先生という広告の先生に再会するところから始まる。言葉の悩みを抱えた大は、和田先生のアドバイスを5日間にわたって実行していくうちに、めきめきと力をつけていく。大の悩みに和田先生が回答している様子を見ていると、紹介されているメソッドが役に立つ場面を具体的に想像することができる。自然と「自分もいっしょに実践してみようかな」という気持ちが湧いてくる。

効果的なメソッドが紹介されていながら、語り口がやわらかく、親しみやすい。一気に読んでしまうのも、本に書かれたことを実践しながら5日間いっしょにトレーニングしてみるのもいいだろう。本書のメソッドを実践していくことができれば、今までとは違った言葉の力を自分の内側から感じることができるはずだ。

ライター画像
河合美緒

著者

ひきたよしあき
博報堂フェロー・スピーチライター。
1984年、早稲田大学法学部卒。学生時代より『早稲田文学』学生編集委員を務め、NHK「クイズ面白ゼミナール」では鈴木健二氏に師事し、クイズ制作で活躍。博報堂に入社後、CMプランナー、クリエイティブプロデューサーとして、数々のCMを手がける。現在は、政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動し、ズバ抜けた文才に、多くのエグゼクティブからの指名が殺到している。また、明治大学をはじめ、多くの大学の講義では「就職後まで役に立つ」「一生ものの考える力が身につく」と学生からも支持を集める。「朝日小学生新聞」ではコラム“大勢の中のあなたへ”を寄稿。また、行政から小学校まで講演の依頼が急増している。日本語の素晴らしさ、コミュニケーションの重要性を様々な角度からアプローチし、広い世代に伝えている。
著書に『「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』『20代だから許されること、しておきたいこと』(ともに大和出版)、『大勢の中のあなたへ』『ひきたよしあきの親塾』(ともに朝日学生新聞社)、『短くても伝わる文章のコツ』『口下手のままでも伝わるプロの話し方』(ともにかんき出版)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    頭の中にある単語やアイデアを引っ張り出すには、脳の訓練が必要だ。繰り返し練習することで、どんどんアウトプットが速くなる。
  • 要点
    2
    論理的に発想するためには、「5つのWHY」や「バックキャスト」でゴールを考える手法が有効だ。
  • 要点
    3
    人の行動をうながすには、頭の中に映像を浮かべられるような「動詞」をたくさん入れて伝えることが効果的だ。
  • 要点
    4
    プライベートな話題のネタを10個用意しておくと、話題に困らなくなり、相手の興味を引いて話をすることができるようになる。

要約

「言葉の力」を身につけるためのメール講座が始まる

自信をなくした夜、先生との再会
marchmeena29/gettyimages

山崎大、25歳。農学部を卒業し、食品大手で人気企業の「葛原食品」に就職できたという喜びも束の間、予想外に広報部に配属されてしまった。国語が苦手なので理系、人前で話すのが苦手なので研究職を望んでいた大は、毎日のように先輩からダメ出しされるようになる。配属され3年が経っても、「言葉にできないコンプレックス」は深まるばかりだった。

会社で大きなミスをして落ち込んでいたある日、同窓会の知らせが届く。懐かしさに出席を決意するも、いざ行ってみると自分以外の人が輝いて見える。一人でぽつんと立っていた大に声をかけてくれたのが、和田重信先生だった。和田先生は、広告会社から来ていた特別講師で、「広告と言葉」を教えていた。大も一講座だけ受けたことがある。「農学部で広告の講義を受ける人は珍しいから、覚えているよ。レポートも面白かった」と言ってくれた和田先生に、大は思わず、涙ながらに自分の悩みを吐き出した。

じっと大の話を聞いていた和田先生はこう切り出す――5日間で、君の言葉の力を強くしてあげるよ。

こうして、大は5日間、自分の悩みを和田先生にメールで送り、先生から与えられる課題を実行することになる。

1日目 頭の中にあるものを知る

声に出して、脳内に「言葉の花火」を上げる

まず大が相談したのは、「頭の中の言葉がパッと言葉にならない」ということだった。ボキャブラリーが少ないのではないかと感じていたが、何をしたら改善できるのかがわからないと語る大。しかし、和田先生は、ボキャブラリーの問題ではないという。

最初の課題は「30秒で図形の名前を10個言う」だった。理系の大にとっては知っていて当然の単語であるが、それでもいざ声に出そうとするのは難しいものだ。仕事や日常会話に必要な語彙であったら、大はすでに持っているのだ。それでも言葉が出てこないのは、普段から声に出していないからだ。「ものの名前を10個言う」というトレーニングを続けてみよう。続けているうちに、脳の中でどんどん「言葉の花火」が上がりやすくなるはずだ。

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