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本書の要点

  • 潰れる会社と潰れない会社の違いは、平時からネガティブな事態についても想定しているかどうかだ。

  • 社員の誰もが経理的なマインドセットを持つことができれば、社内コミュニケーションが円滑になり、社員自身の評価も会社の数字も向上する。

  • 財務戦略だけで経営は維持できない。「稼ぐ力を社内でつくり、どうやりくりして利益を残していくか」という経理戦略とセットで社員に経理的マインドセットを浸透させていく必要がある。

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潰れない会社を目指そう

潰れることを想像することから始めよう

imaginima/gettyimages

あなたは「会社が潰れること」を想像したことがあるだろうか。会社を潰さないための行動は、実は「会社が潰れること」を想像することから始まるのだと著者はいう。そうすることで、絶対にそうならないよう、今何をすべきかを考えるようになるのだ。

一番潰れる可能性が高いのは経営者も社員も「頑張る方向性が間違っている」パターンだ。頑張って赤字なのだから、「頑張りが足りないからもっと頑張ろう」とすると、さらに赤字に陥ってしまう。こうした会社は、頑張ることはできているのだから、外部からの客観的意見で軌道修正をすると、すぐに数字がよくなることが多い。

一方で、潰れない会社は「計数感覚」がある会社だ。実際の現場では「情」によって計数感覚が鈍ることが多々ある。「あの社員は数字が出ていないが頑張っている」「全然売れない商品だが皆のお気に入りだから廃番にしたくない」。そういった情で計数感覚が偏っていないか、経営者はチェックを怠ってはいけない。

また、数字管理のタイムマネジメントに厳しい会社も潰れない。著者の経験では、赤字会社はいろいろな数字管理タイムマネジメントが遅い。とにかく月次決算をきちんとやり、正しい数字で早く経営判断をするようになるだけでも、数字は変わってくる。

そうしてしぶとく生き残る会社には「外的環境の変化」というチャンスが廻ってくるものだ。経営は売上や利益を伸ばすという前提に加え、いかに潰れずに存続できるかという視点が重要なのだ。

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要約公開日 2020.12.26
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