職場で、人前で自分を出せない人のための

ブレイクセルフ 自分を変える思考法

未読
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ブレイクセルフ 自分を変える思考法
出版社
世界文化社

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出版日
2021年02月25日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

フライヤーの会員には、何かを学びたい、インプットしたい方が多いと思う。ネットや本で情報を大量にインプットしている方も多いだろう。でも実際、そのインプットはアウトプットにつながっているだろうか。なかには「本を読んだり勉強に励んだりしているが、自分の血肉にはなっていない」と感じている方もいるだろう。本書はそんな「変わりたい」という漠然とした気持ちに終止符を打ってくれる、着火剤のような本だ。

タイトルは「ブレイクセルフ」。モヤモヤとした気持ちをエネルギーに変え、自分を変える方法について熱く語られている。著者の伊藤羊一氏は、Zアカデミアの学長を務め、グロービス経営大学院の客員教授としても教壇に立つ人物だ。ただ、そんな著者も、昔からコミュニケーションに苦手意識を持ち、疎外されることへの恐怖心を常に抱いていたという。

それを乗り越えられるようになったのは、「人は変われる」という信念を持ち続けたからだ。信じ、行動し続けたことで、仕事を通じて自分を表現できるようになったと語っている。もとからできたのではなく、「できるようになった」のだ。本書には、そんな著者だからこそ放てる言葉が多く詰まっている。

言いたいことをなかなか口に出せない、変わりたいけど一歩が踏み出せない。体の中でそのような想いがくすぶっている人に、ぜひ本書を読んでいただきたい。本書はきっと、あなたのモヤモヤに火をつけ、自分を表現するためのはじめの一歩になってくれるはずだ。

ライター画像
小林悠樹

著者

伊藤羊一(いとう よういち)
Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長/ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長(予定)/株式会社ウェイウェイ 代表取締役/グロービス経営大学院 客員教授

東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行、企業金融、債券流動化、企業再生支援などに従事。2003年プラスに転じ、ジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、マーケティング、事業再編・再生などを担当後、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任、経営と新規事業開発に携わる。2015年4月ヤフーに転じ、現在Zアカデミア学長、Yahoo!アカデミア学長としてZホールディングス、ヤフーの次世代リーダー開発を行う。
またウェイウェイ代表、グロービス経営大学院客員教授としてリーダー開発を行う。若い世代のアントレプレナーシップ醸成のために2021年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)学部を開設、学部長に就任予定。
代表作「1分で話せ」は48万部を超えるベストセラーに。その他「0秒で動け」「1行書くだけ日記」「ブレイクセルフ」など。

本書の要点

  • 要点
    1
    人の話からのインプットを大切にしよう。敬意と好意を表せば、相手もきっと応えてくれる。「そんなことも知らないのか」と言われるのがこわいかもしれないが、劣等感を勇気に変えれば、一歩を踏み出せる。
  • 要点
    2
    行動するためには「準備」が必要だ。しっかりと準備をすれば自意識と羞恥心を乗り越えられる。
  • 要点
    3
    自分の心の声に耳を傾けるためには、まずは自分と向き合い、どう変わりたいのかを言語化してみることだ。自分の価値観を主張する、社長になった気で考えるといったトレーニングも有効だ。

要約

羞恥心をブレイクせよ

ギブをして、自分の気持ちを表現する
kazuma seki/gettyimages

かつて著者は、本から学ぶことが苦手だった。そこで選んだのは、人から学ぶことだ。

人から学ぶときは、受け取るばかりでなく、相手に何かをギブしよう。著者が事務用品メーカーで働いていたとき、客先に自社の文房具セットを手土産に持っていくことがよくあった。手土産は人と会う口実になり、相手に喜んでもらえる。相手は文房具がほしかったわけではなく、「私はあなたとつながりたい」という気持ちを感じて喜んでくれたのだろう。この気持ちが表現できるなら、ギブするものはなんでもいい。

手土産を買って会いに行くなら、相手にちなんだものを贈ろう。「面白い恋人」というお菓子を持って行くなら、「この『面白い恋人』を見た瞬間に、○○さんがブログのタイトルでいつもやってらっしゃる語呂合わせと似たセンスを感じてしまいまして」などと言うと、相手はうれしいだろう。

劣等感を勇気に変える

人に教えを乞うことが苦手だという人もいるだろう。「そんなことも知らないのか」「自分で考えろ」などと怒られた経験から、苦手意識を抱いているのかもしれない。

著者ももともとコミュニケーションが苦手だったから、その気持ちはよくわかる。ハードルを越えることができたのは、「自分はできない」「このままではまずい」という劣等感を原動力にしたからだ。

その結果、誰からでも教えを乞うことができるようになった。それがうまくいったのは、「みんなすごい」という感覚があったからだ。敬意と好意を相手にギブし、劣等感を勇気に変えてインプットすること。それができれば、一歩を踏み出せる。

恐怖心をブレイクせよ

種をまいておく

著者は2015年にヤフーに入社してから、意識的に「名前を売る」ことに励んだ。取材や講演の依頼は報酬額に限らずできるだけ受けるようにし、話を聞いてすぐに「やります」と即答するよう心がけた。

その理由は、人に喜んでもらいたいからだ。はたから見ると損得度外視でやっているように見えるかもしれないが、種をまいておけば、いつかそれが育ち、何かの役に立つかもしれない。あれこれ考えすぎず、まずはやってみよう。

恐怖心を行動力に変える
Koh Sze Kiat/gettyimages

著者がかつて参加していたソフトバンクアカデミアには、200人ぐらいの参加者が集まっていた。そこでまずしたことは、ひたすら「伊藤でございます」と頭を下げて名刺を配ることだ。

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要約公開日 2021.04.12
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