ワーママはるのライフシフト習慣術

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ワーママはるのライフシフト習慣術
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出版社
フォレスト出版

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定価
1,650円(税込)
出版日
2021年04月26日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

「ライフシフト」という言葉は、最近日本でもよく聞かれるようになった。2016年、『ライフ・シフト』(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著)の出版によって広く知られることとなったこの言葉は、人生100年時代の到来を告げるとともに、一人ひとりの生き方に変化を起こす必要があると説き、社会にインパクトを与えた。

著者、尾石晴(ワーママはる)氏もまた、その理論に影響された一人で、日本においてどのようにライフシフトを実現できるか、試行錯誤を重ねてきた。そうして培ってきた経験や知識、知恵を体系化し、「これからの人生をライフシフトするための習慣術」をテーマにまとめたのが本書なのだという。親やビジネスパーソン、音声メディアのトップパーソナリティなど、複数の顔を持つ著者は、忙しい毎日の中でどのように時間を捻出し、どのように自分の人生をとらえ直したのか。その答えが、本書には余すところなく書かれている。

これからの時代、多くの人にとって、仕事は人生の中心ではなくなっていく。子育てなどで働き方を変える必要性に迫られたビジネスパーソンは、定年を待たずして一足先にその考えにシフトできる点で、チャンスを得たことになると著者はいう。このタイミングで体得した時間の使い方や思考法は、一生ものになるはずだ。子育て中のワーキングマザーだけでなく、共働き家庭の男性や将来家庭を持ちたい人も、一読の上、これからの人生を考える機会としてほしい。

ライター画像
菅谷真帆子

著者

尾石晴(おいし はる)(ワーママはる)
外資系メーカーに16年勤務。長時間労働が当たり前の中、子持ち管理職経験から「分解思考」で時間を捻出。ワンオペ育児の合間に、発信業・不動産賃貸業・ヨガインストラクター・ライフオーガナイザーなど、会社員以外での収入経路を複数確保。2020年4月に会社員を卒業し、サバティカルタイム(使途用途を決めない学びの休暇)に突入。音声メディア「Voicy」では1800万回再生超え(2021年5月末現在)を記録し、トップパーソナリティとして活躍中。その他、「note」や「Twitter」でも日々発信。SNSの総フォロワー数は7万人を超える。現在は雑誌「レタスクラブ」で連載など文筆活動や、2020年ヨガスタジオ「ポスパムfukuokaスタジオ」を立ち上げ、代表を務める。2児の母。

本書の要点

  • 要点
    1
    夫婦は「家族会社」の共同経営者だ。良好な関係を維持するためにも、お互いのキャリア構築のタイミングを長期的な視点で話し合い、役割をどう担っていくかを調整する必要がある。
  • 要点
    2
    仕事ができる人ほど、家庭内で子どもの「召使い」になりがちだ。子どもの発達に応じて「親の手」を引き算し、子どもの自立を促そう。
  • 要点
    3
    人生100年時代には、自分たちの「生活」に合わせて「働き方」を変えていく必要がある。自分の興味関心に沿った働き方を選ぶことが、幸せのターニングポイントになる。

要約

【必読ポイント!】 「仕事」の習慣

夫婦のキャリアプランを長期目線で共有する
oatawa/gettyimages

子育て中の共働き家庭において、特に日本型企業で働く男性社員が夫だった場合、妻のキャリアが犠牲になることが多い。旧来的な日本型企業では長時間労働が前提とされているため、家事育児を妻が担うことが期待されがちだからだ。

利益は享受しつつも必要なコストは出さない状態を「フリーライド」と呼ぶが、この言葉は最近、働き方にも使われるようになった。例えば保育園から子どもが発熱したと連絡があった場合、まだまだ日本は妻が対応するケースが多くある。その場合、夫側の企業は、まったく損失が発生しない。これは夫側の企業が、妻側の企業の人事制度や福利厚生にフリーライドしていることになる。

家事育児も同じだ。本来やるべき仕事をパートナーに負担させていれば、相手は思うようにキャリアを形成できないだろう。

健全な夫婦関係を築くためには、お互いのキャリアを長期目線で共有する必要がある。夫婦は「共同経営者」であり、夫と妻で「家族会社」を経営していると考えてみよう。そのうえで、長期の経営目標として、お互いのキャリア構築のタイミングを話し合っておく。そうして、「お互いのキャリアに対してどう思っているか」や「長期目線でどう役割を担っていくか」を調整する。

キャリアを考えるうえでは、物事の原理原則の基本はトレードオフであることも忘れてはいけない。思考力や体力を家事育児に奪われる中、仕事でも独身時代と同じだけの成果を出すのは難しいものだ。ならば、「両立できないのではなく、今はそういうタイミングなんだ」ととらえて、気持ちを楽にしてみよう。大事なのはキャリア形成のスピード維持ではなく、レースから降りないこと、あきらめないことである。

「キャリアのマイものさし」を持つ

しなやかなキャリアを構築するためには、会社の評価基準とは異なる、自分なりの選択の基準を持つ必要がある。これを本書では、「キャリアのマイものさし」と呼ぶ。キャリアのマイものさしは、キャリア選択や形成をするにあたって譲れない価値観を指す。

キャリアのマイものさしに含まれる要素は、持っている資格やスキルである「できること」、人に言われなくてもやってしまう「やりたいこと」、いつか人生で成し遂げたい「やるべきこと」の3つだ。過去のアルバイトから現在の仕事に至るまでを思い浮かべると、思い当たるものがあるかもしれない。この3つを基準にすれば、仕事の条件や収入、福利厚生だけにとらわれることなく、自分らしいキャリアを選択しやすくなる。

「属人化防止力」を身につける
Khanisorn Chaokla/gettyimages

仕事だけでなく家事育児も含めて自分が「頑張り過ぎている」と感じたら、何より先に「属人化防止力」を身につけるようにしたい。

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