Makuake式「売れる」の新法則

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Makuake式「売れる」の新法則
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Makuake式「売れる」の新法則
出版社
日本経済新聞出版

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定価
1,760円(税込)
出版日
2021年04月14日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

日本でもすっかり定着したクラウドファンディング。不特定多数の人から資金を集めることができる、新しい資金調達の方法として人気を集めている。株式会社サイバーエージェント内の新規事業としてスタートしたMakuakeは、クラウドファンディングサービスを運営し、様々な分野でのクラウドファンディングを支援している。

本書の著者である坊垣佳奈氏は、Makuakeの立ち上げから参画し、多くのプロジェクトの成功や失敗に立ち会ってきた。そんな著者は、インターネットの普及に伴うコミュニケーションの変化で、「売れる」法則が変わってきたと指摘する。人が「想い」にお金を払うようになってきているのだ。従来のような資金調達では、実績がない会社や、売上の読めない新しい挑戦は資金を得づらかった。しかし、プロジェクト実施者に強い想いがあり、それをサポートしたいと思う人たちがいれば、Makuakeを使って資金を集めることができる。そして、その流れが社会を動かすことすらある。

Makuakeの「売れる」新法則を見ていると、この法則が利用できるのはクラウドファンディングに限らないと気づかされる。クラウドファンディングに興味がある人だけでなく、新しい時代の「売れる」法則が知りたい方、既存の枠組みにとらわれずに新しいものを生み出したいと願う方に、広くおすすめしたい一冊だ。

著者

坊垣佳奈(ぼうがき かな)
株式会社マクアケ 共同創業者 / 取締役
同志社大学卒業後、2006年に新卒で株式会社サイバーエージェントに入社。株式会社サイバー・バズの他ゲーム子会社2社を経て、2013年株式会社マクアケの立ち上げに共同創業者・取締役として参画。主にキュレーター部門、広報プロモーション、流通販路連携関連の責任者としてアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」の事業拡大に従事しながらも、様々な地方エリアでの講演や金融機関・自治体との連携などを通した地方創生にも尽力。また女性社員が多いマクアケでは、多様なライフスタイルを望む若い世代の活躍推進を意識した組織運営を行っている。

本書の要点

  • 要点
    1
    これまでの「成功」とは、資本的な豊かさのことであった。しかし、本質的な幸福度の高さを求める人が増えたことで、成功の定義は変化している。
  • 要点
    2
    Makuakeでは、様々なプロジェクトに「応援購入」というかたちで資金が集まる。金融機関で融資を断られても、プロジェクトの成功で開発に成功、その実績で融資を受けるケースも出ている。
  • 要点
    3
    プロジェクトを公開すれば、簡単に資金が集まるわけではない。初動でうねりを広げるためには、既存のファン、サポーターの存在が欠かせない。
  • 要点
    4
    大企業もMakuakeを使えば、「試作品」としてスモール・スタートすることができる。

要約

【必読ポイント!】 旗をたて、やりたいことを宣言する

資本的豊かさから「本質的な幸福度の高さ」へ

インターネットを通じた買い物の広がりに伴い、作り手と使い手が直接つながることができるようになった。こうしたコミュニケーションの変化は、今後の「ものの売り方」を考えるうえで重要な観点だ。

従来型の「大量生産、大量消費」によるビジネスでは、会社を大きくし、利益を上げる、いわゆる資本的豊かさが成功のバロメーターだった。しかし、そういった「成功」よりも、本当に欲しいと感じる人に本当に良いものを届けたい、作り手が愛してやまないものを生み出したいと考える人、そこにある「本質的な幸福度の高さ」を求める人が増えてきている。本書では、そんな時代の新しい「売れる」法則を紹介していく。

「べき」から生まれるオリジナリティ
designer491/gettyimages

売れるための第一法則は「旗をたて、やりたいことを宣言する」ことだ。「この事業を私がやっていることに意味がある」と本気で信じている人に、応援が集まるのだ。

Makuakeで印象的なプロジェクトには、共通して「べき」の理由が宿っている。それは、オリジナリティと言い換えられる。オリジナリティを商品に宿らせることで、初めて伝わるようなその商品の持つ唯一無二の魅力や熱意がある。

一定水準の暮らしが送れる環境が整い、消費者が「選べる時代」になった。だからこそ、消費者は作る人の熱意に惹かれるのかもしれない。

Makuakeは、魅力ある「新しいものや体験」に、「応援購入」という形で資金が集まる仕組みを作りたいと考えている。金融機関で融資を受けられなかったプロジェクト実施者が、Makuakeで希望額を上回る資金を得て開発に成功した例もある。また、開発が成功し、消費者の反響があってから融資が実現するケースも少なくない。実績を中心に融資の判断を行う既存の仕組みでは、「新しいものや体験」を生むために資金を集めるのは難しい。そこを変えようとするのがMakuakeだ。

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