AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣

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AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣
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AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価
1,650円(税込)
出版日
2021年08月20日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

本書は、2020年に刊行された『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』の第2弾である。今回の調査・分析の対象はリーダーだ。前回はbeforeコロナの調査をもとにしたものだったが、今回はwithコロナの調査にもとづいているという。

トップのリーダーというと、ぐいぐいとメンバーを引っ張っていくような剛腕の人物をイメージしがちだ。しかし本書の集めた膨大なデータとAI分析から浮かび上がる、成果を出し続ける現代のリーダー像は、聴く耳を持ち、内省し、ゆとりを大切にする柔軟な人物だ。

要約者にとって印象的だったのは、トップ5%リーダーにインタビューをすると、「人に恵まれている」という言葉がよく出てくるというエピソードだ。人は自分の行動を修正するチャンスを与えてくれる存在だからというのだ。そうした言葉が出てくるのは、彼らが聴く耳を持っているからこそだろう。傾聴し、行動を変えることをいとわず、自分の弱みをさらけ出し、周囲と信頼関係を築いていく。こうした新しくも効果的なリーダー像を、単なる経験則やイメージではなく、データ分析や再現実験から提示してくれるのが、本書の最大の特徴だ。

コロナ禍という大きな変化の時期に、リモートワーク環境にも適応し、成果を上げ続ける。そんなリーダーたちの行動を知ることは、自分の選択肢を広げてくれる。新しいリーダーシップのあり方が問われているいま、押さえておきたい一冊だ。

ライター画像
しいたに

著者

越川慎司(こしかわ しんじ)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
株式会社キャスター 執行役員
国内通信会社および外資系通信会社に勤務、ITベンチャーの起業を経て、2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員として最高品質責任者やPowerPointやOffice365などの事業本部長を務める。2017年に改善活動のコンサルティング会社 株式会社クロスリバーを起業。ITをフル活用してメンバー全員が週休3日・週30時間労働を継続。
のべ700社以上に、ムダな時間を削減し社員の働きがいを上げながら利益を上げていく「儲け方改革」の実行を支援。2018年から700名以上がリモートワークの株式会社キャスター執行役員と兼任。
著書は、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『科学的に正しいずるい資料作成術』(かんき出版)、『超・時短術』(日経BP)、『巻込力』(経済法令研究会)など15冊。

本書の要点

  • 要点
    1
    本書は、膨大なデータをAIと人間により分析し、withコロナでも成果を上げ続ける「5%リーダー」の特徴を描き出した。
  • 要点
    2
    5%リーダーは聞き上手で、メンバーから声をかけやすい雰囲気を出し、フラットに「共感・共創」できる関係を築いている。
  • 要点
    3
    個人の能力を引き出すだけでなく、組織全体での成果を最大にするために、メンバー同士の掛け合わせに気を払ったり、やる気がなくても前進できるシステムの構築に注力している。

要約

AI分析でわかったトップ5%リーダーの特徴

トップ5%リーダー1841人の調査から

本調査は著者のクライアント企業27社を得て、管理職の中でトップ5%の「5%リーダー」1841名、一般的な管理職1715名、計3556名を対象に行われた。

テレワークで今回入手可能になったオンライン会議の録画データや、様々なツールの利用履歴、従来からのアンケートやヒアリングで得られた膨大なデータをAIと人間により分析し、成果を上げ続ける5%リーダーの特徴を描き出した。

前著の5%社員の習慣は、著者の会社のコンサルティング活動に活かされている。そして本書の5%リーダーの習慣は、研修として178社に展開、特に78社はリーダーシップ研修を複数回開催し、成果を出し続ける新リーダーの育成に取り組んだ。変化の激しい時代には、自分たちで考えて自分たちでやる「自走式組織」が求められる。このような人材や組織を作ることには時間がかかるものだが、5%リーダーの行動習慣を参照することで、無駄な挑戦や実験を省くことができる。すべてに再現性があるわけではないが、5%リーダーに共通する習慣を真似れば、即座に学び、成果を出すことが可能だ。

ゆっくり移動し短く話す
shapecharge/gettyimages

オフィスに定点カメラを設置したところ、5%リーダーのうち59%は、明らかに平均よりもゆっくりと社内を移動していた。5%社員とは真逆の習慣だ。5%リーダーたちはゆっくり歩いているという自覚はないようだったが、アンケートでは「意図的に時間と気持ちの余裕をつくるようにしている」と答えている人が58%いたため、それが歩くスピードにも反映されているのだと思われる。

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