うまくいっている人の考え方 完全版

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出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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定価
1,100円(税込)
出版日
2013年04月28日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.5
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

10代から20歳前後、人生の選択肢が増え始める時期であり、可能性が大きい分悩むことも多くなる。

「自分はああなりたい。こうありたい。」と考え、無数の選択肢から選ばなければならないときに、要約者は初めて自分と向き合ってみた。そして、自分に対してどういう感情を抱いているか。好き、嫌い、「自尊心」について深く考えた。

著者によれば、自尊心は人生のほとんどすべての重要な局面で大きな影響を与えるものだという。「自尊心を高める」=自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を送るに値する人間だと信じる気持ちのことだそうだ。

人生にほぼ満足している人の自尊心が高まりやすいのだと思っていた。しかし、本書によると順番がその逆のようだ。すなわち、自尊心を高めれば自分の価値を信じられる、そしてさらに向上させようという気持ちになり、満足感も得やすくなる。そうであれば、自分の現在地は関係がない。上昇あるのみだ。

「楽しさ」「豊かさ」は人によって違うものだが、それらを引き寄せたいのであれば、本書を一読されることをおすすめしたい。

著者

ジェリー・ミンチントン(Jerry Minchinton)
アメリカの著述家。多年にわたり経営者としてビジネスに携わるうちに「人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する」ということに気づき、自尊心に関する研究をおこなう。著書は本書をはじめ『心の持ち方』『自分の価値に気づくヒント』など多くが日本でベストセラーになっている(いずれもディスカヴァー刊)

本書の要点

  • 要点
    1
    自尊心を高めるために、自分を好きになることは不可欠である。自分をおとしめたり、落ち込ませたりする要素は排除し、自分を労わろう。
  • 要点
    2
    他人と関わり、その人達といい人間関係を築くことで人生はより豊かなものになる。人生に悪影響を及ぼす他人と付き合う必要はないが、建設的な批判・助言をくれる人は大切にしよう。賢明な選択の積み重ねが人生を良い方向へと導く。

要約

【必読ポイント!】 自分を好きになるために

自分をけなさない

人間は完璧ではない。完璧でないことを問題視しても何の役にも立たない。

自分に向かって自分のことを話すときは常にプラスの言葉を使い、自己批判はやめよう。自分の能力や外見をけなす言葉は口に出すのも、考えるのもやめるべきだ。自分をけなすことは自分の短所ばかりを強調し、長所を不当に無視することである。

自分に非がなくても他人から不当に責められることだってある。ことさら自分まで自らをけなす必要はない。

自分のための時間を持つ

毎日30分、自分が心から楽しめることをするための、質の高い時間を確保しよう。

その30分ですることは何か特別である必要はない。小説を読む、好きなものを食べる、ただゆっくり座っているなど、簡単なことでよい。自分が満足感を得られること、楽しめることであれば、どのようなことでも構わない。

人は、仕事や人付き合いで自分の人生を犠牲にしがちだ。自分自身を満たすことは大切なことだと心に留め、毎日そのための時間をしっかりと持つべきだ。

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要約公開日 2022.01.01
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