「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか
17万人のAI分析でわかった新しい成功法則

未 読
「普通」に見えるあの人がなぜすごい成果をあげるのか
ジャンル
著者
越川慎司
出版社
定価
1,650円(税込)
出版日
2021年12月02日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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17万人のAI分析でわかった新しい成功法則
著者
越川慎司
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定価
1,650円(税込)
出版日
2021年12月02日
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4.0
明瞭性
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革新性
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おすすめポイント

「頑張っていることをアピールすること。上司に気に入られるように頑張ること。派手なパワポを作成して満足すること……。そういうことは、もうやめにしませんか?」――本書の「おわりに」に記されたこの文章に、要約者は衝撃を受けた。

働き方改革が叫ばれるようになって数年経つが、本書によれば、改革に成功している企業はいまだわずかだという。そのような状況の中、現場のビジネスパーソンは、成果をあげるためにどのような行動を心掛ければいいのだろうか。本書はそんな問いに答えをくれる一冊だ。

本書の著者、越川慎司氏は、これまで800社超、17万人に及ぶビジネスパーソンの働き方改革を支援してきた。7万部を超えた『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』など、越川氏の著書を手に取ったことがある方も多いだろう。

本書の内容は、「仕事ができる『活躍社員』の言動を分析して得られた仕事術を『一般社員』が実践したらどうなるか」という大規模な再現実験の結果を示したものだ。膨大なデータと「行動実験」によって導き出された50の最短仕事術は、きっとあなたにとってもプラスに働くだろう。同時に、「活躍社員」の仕事術によって「一般社員」の成果や働き方が変化していることに驚くに違いない。

本書で繰り返し強調されるのは、行動することの大切さだ。要約を読むだけでなく、ぜひ本書を手に取り、50の最短仕事術を実践するという「行動」によって新たな気づきを得てほしいと思う。

著者

越川慎司(こしかわしんじ)
株式会社クロスリバー代表取締役社長、株式会社キャスター執行役員。国内および外資系通信会社に勤務、ITベンチャーの起業を経て、2005年にマイクロソフトに入社。業務執行役員として最高品質責任者やPowerPointやOffice365などの事業責任者を歴任。2017年に企業の行動改革を支援する会社として株式会社クロスリバーを創業。メンバー全員が週休3日・週30時間労働、複業、リモートワークを約5年継続。延べ800社以上に、無駄なことをやめて成果につながる行動に注力する行動変革を提供。企業向けのオンライン講座は累計21万人が受講し、満足度は平均92%以上、行動を変える受講者が続出している。2018年から1000人以上がリモートワークの株式会社キャスター執行役員と兼任。著書17冊。『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』(共にディスカヴァー・トゥエンティワン)、『科学的に正しい ずるい資料作成術』(かんき出版)、『巻込力』(経済法令研究会)など。講演は年間300件以上。

本書の要点

  • 要点
    1
    調査によると、社内会議には、働く時間のうち43%もの時間が費やされていた。「アジェンダが24時間前までに共有されていない会議は禁止」というルールを作れば、不要な会議を減らせるはずだ。
  • 要点
    2
    資料作成前に、その資料を見た相手にとってほしい行動を決めておくようにしよう。これをルール化して実験したところ、資料作成時間が10%以上減少した。
  • 要点
    3
    1ОN1ミーティングなどの対話において、2つ以上の相槌を使うという実験を行うと、相手が話す比率が15~18%上昇した。

要約

活躍社員の再現実験「エンパワーメント・チャレンジ」

実験で発見された50のルール
FreshSplash/gettyimages

著者が代表を務めるクロスリバーでは、これまで800社超17万人のビジネスパーソンの働き方改革を支援し、多様な行動履歴を取得してきた。その中で、ユニークな工夫を凝らし、自ら行動実験をしながら成果をあげている「活躍社員」が多く存在することがわかっている。そのような活躍社員の行動履歴や言動データを収集し、AIと専門家による分析を行った結果、一般社員との違いを明らかにすることができた。

そこで著者は、活躍社員の行動習慣を一般社員に展開させる再現実験「エンパワーメント・チャレンジ」によって、成果と働き方の変化を検証した。対象は複数のクライアント企業で、実験期間は4年以上にわたる。

17万人を対象とした調査では、「社内会議」と「資料作成」に最も多くの労働時間を費やしていることがわかった。また活躍社員へのアンケートによると、「円滑なコミュニケーション」と「ITの使いこなし」が成果に直結しやすいという結果が出ている。

その結果を踏まえて著者は、「社内会議」「資料作成」「プレゼンテーション」「巻込力アップ」「対話」「ITツール」「時短」という7つの領域において「エンパワーメント・チャレンジ」を行い、成果が出たものを50のルールにまとめて、本書で紹介している。要約ではそのうち「社内会議」「資料作成」「プレゼンテーション」「対話」のルールを取り上げる。

【必読ポイント!】社内会議編

やめる会議をあぶり出す“24時間前アジェンダ共有”

クロスリバーの調査によると、社内会議には、働く時間のうち43%もの時間が費やされていることがわかっている。成果につながらないムダを排除すれば、大きな時間が生まれるはずだ。

アンケート調査では、61%の会議ではアジェンダが設定されておらず、「会議を開くことが目的になっていて、アウトプットが出ていない会が多い」ことが明らかになった。加えて、25社、9,000時間以上の会議を調査した結果、「目的が明確に決まっている」「アジェンダが事前に共有されている」「必要な人が参加している」の3要素が揃っている場合に会議の成功率が高まっていた。この調査結果をもとに「アジェンダが24時間前までに共有されていない会議は禁止」というルールを作り、25社で行動実験を行ったところ、参加者の満足度は高くなり、会議時間は8%減少した。

最初の1分と最後の5分にエネルギーを注ぐ

最初の1分と最後の5分に力を入れることも、会議を成功させる秘訣である。人間の記憶は90~120分の間に約7割を失うというが、調査によると、会議の最初の1分と最後の5分で聞いた内容を強く記憶している人が多かった。それならば、最初の1分と最後の5分にエネルギーを注げばいい。

では、具体的にどうすればいいか。活躍社員は、冒頭の1分で参加者の名前を呼びながらアジェンダを共有していた。「本日のアジェンダは3つです。1つ目は情報共有で、営業部のヤマダさんに1分説明してもらいます」といった具合だ。これをルール化したところ、名前を呼ばれる緊張感によって、発言する人が確実に増えたことがわかった。

最後の5分では、「まとめスライド」を見せるのがおすすめだ。活躍社員が作成していた「人を動かすことができた資料」の78%に「まとめスライド」があり、そのうち67%に「〇〇さんには、お客様に必要な情報と人を週に1回提供していただきます」などといった「相手に求める具体的な行動」が記載されていた。

100円キッチンタイマーで暴走を止める
insta_photos/gettyimages

会議の時間管理で重要なのは、発言時間を絞っていくことだ。とくに会議の前半で、役職者が1人で長く話してしまうと、時間オーバーになりがちだ。

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