昼スナックママが教える

45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気

未読
日本語
45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気
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45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気
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45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気
出版社
定価
1,540円(税込)
出版日
2020年11月24日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

「仕事以外に何かやりたいことはあるだろうか?」 と問われて、もし何も思い浮かばないならば、まず「生理的に嫌なこと」をやめてみるのはどうだろうか。すると、新しいものが入ってくるから――そう語るのは、企業研修や中高年のキャリアコーチングを行いながら「スナックひきだし」を営んでいる著者、紫乃ママである。

紫乃ママは、東京の麻布十番で昼スナックを営業している。友人の営むバーを昼間だけ借りて、さまざまな人の悩みに耳を傾けているのだという(書籍制作時。現在は、赤坂見附で自店舗を経営)。紫乃ママが3年半営業してきた昼スナックには、会社員や社長から子連れの主婦まで、約2000人が訪れている。

本書では、昼スナックに来店した女性8人、男性2人の悩みと、来店者に対して紫乃ママが贈ったアドバイスが紹介されている。自分の肩書を見つけられないフリーランス、出向先で手応えのない日々を送る会社員、仕事を抱え込みすぎてしまう中間管理職……きっと、自分と似た部分を持っている人がいるだろう。そんな彼女らに対して、キャリア支援のプロである紫乃ママが贈るアドバイスは、多くの人の胸に刺さるはずだ。

本書は、タイトルには「45歳からの」とあるが、年齢や性別にかかわらず、キャリアで悩んでいる方や転職を考えている方におすすめしたい一冊である。著者の言葉をじっくりと噛みしめ、新たな一歩を踏み出すきっかけにしていただきたい。

ライター画像
木下隆志

著者

木下紫乃(きのした しの)
中高年世代のキャリア支援事業会社CEO/「スナックひきだし」ママ
1968年、和歌山県生まれ。慶應義塾大学卒業後、リクルートに入社。その後、転職を繰り返し、47歳で慶應義塾大学大学院修了。2016年には40代、50代のキャリア再構築を支援する会社「ヒキダシ」を設立。企業研修(セカンドキャリア研修)や中高年のキャリアコーチングをなりわいとするかたわら、週1回、昼だけ営業する「スナックひきだし」を開店。「昼スナブーム」を巻き起こす。プライベートでは3度の結婚など紆余曲折、盛りだくさん。

本書の要点

  • 要点
    1
    自分で自分にタグを付けよう。一つひとつのタグは平凡でも、3つ集めればユニークな存在になれる。
  • 要点
    2
    生理的に嫌なことは、思いきってやめてしまおう。やりたいことを始めるためには、やめることを決めて、自分の中に余白をつくっていく必要がある。
  • 要点
    3
    真面目で仕事ができる人は、他人の仕事のフォローに追われ、イライラを募らせてしまうことがある。勝手に被害妄想に陥ってしまい、機嫌よく仕事ができなくなることも。この状態から抜け出すために、「恩を売る力」を磨き、あなたがフォローしていることをきちんと周りに知らせるようにしよう。

要約

自分の仕事に「タグ」を付けよう

「肩書き迷子」なフリーランス、加奈子さん

昼スナックの来店客の1人目は、高山加奈子さん(44歳)。大手金融会社に総合職として入社し、14年ほど勤務したのち、会社での仕事に楽しみを見いだせず、36歳で独立した。

事務サポートや中小企業の業務プランニングの仕事を掛け持ちしているうちに、8年が過ぎて44歳になった。幅広く仕事をしているものの、自信の持てるスキルは見つかっておらず、「私は何屋さん?」と悩んでいる。

「自信100%」を待っている時間はない

「独立して8年間食うに事欠かなかったんだから、自分で気づいていない『売り』があったはず」――紫乃ママはそう言う。話を聞いていると、加奈子さんは、仕事の効率化や、他人の得意分野の見極めが得意なようだ。以上から考えると、「プランナー」という肩書きが適切ではないだろうか。

そうアドバイスするママに、加奈子さんは「世の中には立派なプランナーがたくさんいる」「私が名乗るのはおこがましい」と言い返した。しかし、人生は短い。自信が100%になるのを待っていたら、現世が終わってしまう。

自分で肩書を選び、それに見合う努力をすればいい。まずは勇気を持って、選んだ肩書を名乗ろう。

自分に3種類の「タグ」を付ける
Kayoko Hayashi/gettyimages

独立前は「〇〇会社の××部課長」など、会社が決めてくれた肩書があるが、独立後はまっさらだ。ならば、自分で自分にタグを付ければいい。

タグを付けるときに大切なのは、タグを1つに絞り込まないことだ。どんな人にもいろいろな面があるのだから、それをアピールポイントにして、複数のタグを付ければいい。一つひとつのタグは平凡でも、3つあればユニークなものになる。

3つのタグは、一番稼いでいる仕事のタグ、「これからお金にしていきたい」と思って取り組んでいることのタグ、本業とはちょっと離れた趣味や好きなことのタグ、といった内訳にするといいだろう。紫乃ママの場合、研修講師、ミドルシニア向けのキャリアコーチング、そして昼スナックのママという3つがある。

自分の肩書やプロフィールは、みんなに自慢できるものでなくてもいい。準備していることがあるなら、「〇〇準備中」「〇〇企画中」などと書く。

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