一生役立つ独学戦略

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一生役立つ独学戦略
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一生役立つ独学戦略
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出版社
定価
1,540円(税込)
出版日
2022年08月15日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

人は人である限り死ぬまで学習をしていく生き物だ。日々変わりゆく社会は常に、学習の必要性を人々に訴えかけてくる。だけど、一人で学習の計画を立てるというのはいささか億劫だ。一人の勉強なんて誰もやり方を教えてくれないし、勉強をサポートしてくれる先生も周りにいない。そんな、独学に興味はあるがやり方がわからないという人にお勧めしたいのが本書である。

本書の著者はバラエティ番組の『東大王』などで有名な林輝幸氏だ。著者が独学を始めたのは高校1年で東京大学を志したときだ。無事に東大に合格してからは競技クイズを始め、テレビ番組の出演を通してクイズプレイヤーとしての腕を磨き、また一方で独学の技術も育ててきた。

独学と聞けば、長続きしない、うまく計画を立てられない、といったネガティブなイメージを抱く人もいるだろう。人は誰しもモチベーションや体調といった「波」を経験する。今日やる気があっても、明日やる気がでないかもしれない。けれども、何かを継続して目標を達成するには、そんな調子の波と向き合っていかなくてはならない。

本書は著者の経験を踏まえ、その鋭い洞察から独学をするにあたって起きうる諸々の問題を可能な限り予測し、対策を立てている。独学をいたずらに賛美するのではなく、独学の持つ様々な側面を現実的に見据えた上で、より良き独学への道を開いてくれるのだ。

そんなありのままの独学を俯瞰したうえで、独学を計画し、それを目標に向かって継続していく「仕組み」を作ることに本書の最大の強みがある。そうやって育まれた「独学の実践力」は、全ての学ぶ人にとってよりよき生涯の伴侶となるだろう。

著者

林輝幸(はやし てるゆき)
1997年、富山県生まれ。2016年、東京大学に現役合格。東京大学クイズ研究会(TQC)に所属し、競技クイズを始める。人気クイズ番組『東大王』(TBS系)に東大王チームとして出演し、活躍する。東京大学文学部卒業後は、クイズプレイヤーとして『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)などクイズ番組を中心にテレビ出演多数。また、クイズ制作集団「Q星群」を立ち上げ、クイズを軸とした事業やイベントを手がけるなど多方面に活動の場を広げている。

本書の要点

  • 要点
    1
    独学は一生ものの武器である。独学を左右するのは才能ではない。大切なのは、適切な計画とそれを継続する仕組みだ。その二本柱で独学における四つのメリットを得る。
  • 要点
    2
    計画は独学の心臓だ。目標と実力の数値化で、ゴールまでの道筋をより具体的に。適切な計画を作って、適切なアウトプットを目指す。
  • 要点
    3
    計画を作れば後は実践あるのみ。モチベーションを維持しようとするのではなく、モチベーションを維持する「継続の仕組み」を身につける。独学仲間を作ることも、そうした仕組みの一つだ。

要約

ひとりで学べることは一生モノの武器になる

独学を制した者が勉強を制する

著者は独学を「学校や塾の先生の教えを受けずに、自己管理をしながら勉強すること」と定義する。塾や学校に行けば先生から洗練された授業を受け、復習のための宿題まで出してもらえるが、授業や宿題はあくまでも理解を深めるための補助道具でしかない。そこで得た知識を定着させ、自在に引き出すには「独学」が必要不可欠である。

しかし、一人で勉強していると、頑張っているのに成果が出ないということもあるだろう。成績を伸ばすには「十分な量」を「正しいやり方」で勉強する計画を立てることが重要だ。これは何も受験勉強に限った話ではない。何を学ぶにしても、正しい計画と実行は勉強の成否を分けるカギになる。つまり、「独学を制した者が勉強を制する」のだ。

勉強は才能では決まらない
Nuthawut Somsuk/gettyimages

勉強ができるのは、その人に才能があるからではないか? なかにはそう考える人もいるだろう。しかし、勉強を成功させるには才能が必須、というわけではない。むしろ、大事なのは才能よりも根気強さだ。独学は決して手を抜いて成果を出す試みではない。やりたいことを我慢して、貴重な時間を勉強にささげる、一種の自己鍛錬だ。急激に成績を伸ばす人は、「何か一つがうまくいく」ことが突破口になり、そこから成長し始めることが多い。最初は思うような成果が出なくても、達成の実感を得られるまでがんばり続ける——そんな根気強さが独学の成否を分ける。

しかし、「独学のカギは根気強さだ」というだけでは、単なる根性論で終わってしまう。根気強さを維持するカギは、「計画」と「仕組み」だ。がんばり続けることが重要ならば、根気強さを継続できるような計画と仕組みをつくってしまえばいい。

独学の「四大メリット」

自分で勉強をはじめたけど、途中で投げ出してしまった。独学に対してそんなネガティブなイメージを持つ人も少なくはないだろう。しかし、独学を自分のモノにしてしまえば大きなメリットを得ることができる。ここではそんな独学のメリットを四つに分けて紹介しよう。

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