説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング

説得力が飛躍的にアップする28問
未読
説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング
説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング
説得力が飛躍的にアップする28問
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説明がうまい人はやっている「数学的」話し方トレーニング
出版社
定価
1,155円(税込)
出版日
2022年12月28日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

少し話すだけで「頭がいいな」と感じる人がいる。大なり小なり人は話し方で評価されてしまうところがある。書店には多くの「話し方についての指南書」が並ぶ。それほどに話し方について悩んでいる人が多いということだ。多くの本が、「話し方」自体を題材にする中、本書は「数学的思考」を身につけることによって、結果として話し方を改善しようとする。表面的な話し方ではなく、根幹にある思考力の側を鍛えることによって、「頭のいい人」に近づき、話し方をも変えようというのだ。

著者は国内唯一のビジネス数学教育家の深沢真太郎氏だ。ビジネスパーソン向けの研修講師として活躍し、分かりやすい話し方が高く評価され、ビジネスの現場で信頼を得てきた。その「話し方」の極意を培った原点が数学にあるという。学生時代から数学は苦手だという方も、ご安心を。「説明が分かりやすい」と評判の著者が、読者の目線に立って、やさしい口調で分かりやすくポイントを解説してくれる。学校で習ってきた数学とは異なる「数学的」な考え方は、大人になった今ならば親しみすら感じられることだろう。

著者が数学を通して説明力を磨き、分かりやすい話し方を身につけてきたことは、本書の端々から感じられる。説得力アップのための問題も利用しながら、ビジネスシーンでもプライベートでも大きな武器となる、「数学的」話し方を身につけよう。

著者

深沢真太郎(ふかさわ しんたろう)
ビジネス数学教育家。
数学的なビジネスパーソンを育成する「ビジネス数学」を提唱し、延べ1万人以上を指導してきた社会人教育の専門家。
日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。予備校講師から外資系企業の管理職などを経て研究講師として独立し、コンサルティングファームや教育機関に講座を提供。
大手企業・プロ野球団・トップアスリートなどの教育研修を手がけ、一部企業とはアドバイザリー契約を締結し人材開発のサポートを行っている。
2018年には国内唯一のビジネス数学エグゼクティブインストラクター(公益財団法人日本数学検定協会認定)に就任。「ビジネス数学インストラクター制度」や「ビジネス教育大学」を設立し指導者育成に従事している。
テレビ番組の監修やラジオ番組のニュースコメンテーターなどメディア出演も多数。
著作は国内累計25万部超。実用書のほか作家として小説も発表しており、多くのビジネスパーソンに読まれている。

BMコンサルティング株式会社 代表取締役
一般社団法人日本ビジネス数学協会 代表理事
ビジネス教育大学教授

本書の要点

  • 要点
    1
    人は話し方によって評価される。「数学的思考」による話し方ができるようになれば、自ずと評価が高まり、人生も好転するだろう。
  • 要点
    2
    話のうまい著名人を観察すると、「導入→主張→解説→結論」という“型”が使われている。この“型”は、5つの数学的思考(定義・分解・比較・構造化・モデル化)によって支えられている。
  • 要点
    3
    まずはこの数学的思考をインストールし、型を使った実践練習を重ねていくことをおすすめしたい。数学的に考えて話を組み立てられるようになり、相手から「なるほど」という声が上がったら成功だ。

要約

話し方が変われば、人生も変わる

人は話し方で評価されてしまう

多くの人が話し方に悩んでいる。それは、話し方によって自分自身が評価されてしまうことが多々あるからだ。日常生活でも仕事でも、相手からの評価は重要だ。話し方は人生の行方を左右し得る重要なテーマだ。

昨今のビジネスパーソンの多くは、自分の意見を発したり、目立ったりしたがらない。そこには「できる奴、頭がいいと思われたいわけではないが、ダメな奴・頭が悪いとは思われたくない」という本音が隠れている。このような考え方は、話し方のコンプレックスへつながっている。

こうした悩みは、「数学的な話し方」によって解決することが可能だ。著者の仕事は研修講師として「話す」ことだが、この活動を続けられているのは話し方で信頼を得てきたからに他ならない。「話し方」を学んだことのない著者が、分かりやすい話し方ができるのは、学生時代に学んできた「数学」によって育まれた数学的思考によるものだ。

話し方を決めるものは、思考だ。その人の考え方や思考は、話し方から透けてしまう。いくら口調や発言などの「話し方」を変えたところで、思考を変えなければ、根本的な解決にはならない。数学的思考を身につければ、話し方は自動的に変わる。話し方が変われば、人生も変わるはずだ。

物事を数学的に考える「数学的思考」
Eoneren/gettyimages

本書における数学の定義はこうだ。「数学とは、説明である」。

単に問題の答えを導くだけでは数学をしていることにはならない。例えば、代表的な公式である三平方の定理を、テストで正解を出すための道具としか見ていなければ、それは数学ではない。これを「直角三角形の性質を説明しているもの」と捉えて、どう説明しているかを探求することこそが数学なのだ。

「数学的思考」とは、「数学をするときに頭の中でする行為」のことである。かつて私たちは数学の授業中、次のような5つの行為を組み合わせて物事を考えていたはずだ。

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要約公開日 2023.02.10
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