お金はいつ使うかによって価値が変わる。
これには2つの意味がある。1つめは「そのときの自分が置かれている状況によって、お金に感じる価値は変わる」ということ。2つめは「時間をかければかけるほど、お金は急速に増えていく」ということだ。
まず1つめの意味から見ていこう。例えば、収入も頼れる人もない状況で、お腹が空いていたとしよう。そんなときに家の中で千円札を見つけたら、とても幸せに感じるはずだ。こういうときの千円は、何気なく使う千円よりも貴重に感じられる。お金に困っているときほど、お金の価値を高く感じる。
浮き沈みのある人生の中で、貧乏生活を避けるには、「タイムスリップして、潤っているときの自分から、困っているときの自分にお金を渡す」発想が重要だ。今の自分が預金をするなどして未来の自分にお金を送ってあげれば、未来の自分はそれを結婚資金にしたり、家の購入資金にしたり、退職後の生活を支えたりできる。そうしたお金の使い方ができれば、未来のあなたは今のあなたに感謝することになるだろう。
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