仕事も人生もうまくいく整える力

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仕事も人生もうまくいく整える力
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仕事も人生もうまくいく整える力
出版社
定価
847円(税込)
出版日
2023年01月05日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

朝はいつも忙しい。部屋も台所も散らかったまま職場へ駆け込み、仕事中も机の上はグチャグチャ。余裕のないスケジュールにイライラしながら、残業が日課となり、帰宅してからも心は休まる暇がない――。現代のビジネスパーソンの生活は、「整う」という言葉からはほど遠い。私たちの心、体、暮らしを乱す要因があふれる現代だからこそ、「整える力」が必要だ。本書の著者、曹洞宗徳雄山建功寺住職の枡野俊明氏はそう指摘する。著者は、「整える力」を身につけるには禅の教えが最適であるという。本書は、禅の教えに基づいた、日常や人生を整える方法を教えてくれる。禅僧は、坐禅、読経、食事、掃除など日常の営みすべてが「整える力」をつける修行と捉え、実践している。それだけに、紹介される98の養生訓は暮らしに取り入れやすいものばかりであり、気になるところから試してみるだけで、変化が実感できそうだ。

6章からなる本書は、まず「自分」を整えることから始め、「朝」「昼」「夜」と時間帯別の「整える」テクニックを紹介し、「休日」を充実させたのち、「1年」まで視点を広げる。日々の習慣をほんの少し変えることで、生活や仕事が整い、ひいては人生がうまくいく――。心身の不調を抱えている人、そして人生に好循環を呼び込みたい人には、特に本書をおすすめしたい。

ライター画像
池田明季哉

著者

枡野俊明(ますの しゅんみょう)
1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。近年は執筆や講演活動も積極的に行なう。
主な著書に、『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』『心配事の9割は起こらない』『小さな悟り』『上手な心の守り方』『リーダーの禅語』(以上、三笠書房《知的生きかた文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。

本書の要点

  • 要点
    1
    体と心は一つである。身なりや立ち振る舞いを整えることで、自然と心も整い、心身に「好調の循環」をつくることができる。
  • 要点
    2
    いい1日をおくれるかどうかは「朝」で決まる。1分を惜しんで生きて、朝にゆとりを生み、よい習慣を取り入れよう。
  • 要点
    3
    1日に占める労働時間の割合は長い。心身の健康を守るためには、「仕事は主体的に、楽しんでやる」が鉄則だ。
  • 要点
    4
    休日はアクティブに過ごしたい。計画的に休みを取ることで、仕事もよりがんばれるだろう。

要約

【必読ポイント!】「自分」を整える習慣

「所作」を整えれば「すべて」が整う

日本に曹洞宗を伝えた道元禅師は「身心一如」という言葉で、「体と心は一つですよ」と説いている。体と心のどちらを先に整えてもいい。大切なのは、体と心の間に「好調の循環」をつくることだ。とはいえ、どうやって心を整えていいかわからない人も多いだろう。だからまず、身なりや立ち振る舞い、所作など、「身」を整えよう。そうすれば、「心」は自ずと整っていく。

仏教には「三業を整える」という言葉がある。「業」は「行為」を指し、「身業(行動・振る舞い)」「口業(言葉)」「意業(心)」の3つがある。立ち振る舞いが美しく、身なりが整っていれば、言葉づかいがていねいになり、心も整うと考えられている。

「三業」を整えると「善因」が生まれ、「善果」に結びつくとされる。よい因を結べばよい結果になる「善因善果」のサイクルをつくるには、「三業」を整えられるか否かによる。心を込めてていねいに所作を行うことが、禅の考える、簡素で自然な美しい振る舞いとされる。所作を整えれば「すべて」が整うのである。

やるべきことをやれば毎日が整う
SAND555/gettyimages

禅僧にとって、坐禅、読経、掃除、食事、学習など、生活のすべてが修行である。なかでも「作務」と呼ばれる掃除や畑仕事は、特に大事である。

インドで仏教が生まれた当初は、僧侶が自ら食べ物をつくることが戒律で禁止され、食事は人々からの布施で賄われていた。仏教が中国に渡り、禅寺が人里離れた山中に建てられるようになると、禅僧たちは田畑を耕し、自給自足するようになった。そうした作業を日常的に行うべき重要な修行と定めたのは、8世紀後半から9世紀初頭に生きた百丈慧海禅師である。百丈禅師は、「一日作さざれば一日食らわず(やるべきことをやらなければ、食べることはできないんだよ)」という言葉で、やるべきことを淡々と行い、規則正しく生活することの大切さを伝えている。やるべきことを淡々とやることで、自然と毎日が整っていくだろう。

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要約公開日 2023.02.28
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