「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

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「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略
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出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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定価
1,650円(税込)
出版日
2022年12月23日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

40歳は微妙な年齢である。やりたいことがあったり、自分の可能性を信じたい気持ちがあったりしつつも、「もう40歳だし……」とどこか諦めが入ってくる。

そんな読者に向けて、本書の著者、尾石晴氏は、40歳は人生後半のキャリアを考えるのにピッタリの時期だとエールを送っている。20~30歳では早すぎるし、50歳だと定年が見えてきて、動くことに躊躇が生まれる。加えて、今後の方向性を考えるために必要な「体力」「知力」「うまくいかなくてもやり直せる」の3点がそろうのが40歳前後なのだ。

何も転職やFIREなどといった大きな決断をすすめているわけではない。人生後半を見据えて、自分らしく健康的に働ける「自分業」の準備をゆるやかに始めてみては、と提案している。「そんなの自分には無理!」と思う人もいるかもしれないが、本書では、自分業の「種」を見つけるためのアイデアがいくつも紹介されているため、あなたもきっとチャレンジしてみたくなるだろう。

年齢を重ねるごとに人生の選択肢は少なくなっていく――そう考えている人は少なくないはずだ。だが本書を読むと、人生の後半こそ自分らしく生きられる貴重な時期だと実感する。

「お金」「つながり」「健康」の3つを満たしつつ、自分が好きなことややりたいことで収入を得る人生は、決して特別な人だけのものではない。アラフォーに限らず、長い人生を楽しく自分らしく過ごしたい人に読んでほしい一冊である。

ライター画像
中山寒稀

著者

尾石晴(おいし はる)
外資系メーカーに16年勤務。長時間労働が当たり前の中、子持ち管理職経験から「分解思考」で時間を捻出。ワンオペ育児の合間に、「ワーママはる」名義での発信をスタート。発信業・文筆業・不動産賃貸業など、会社員以外での収入経路を複数確保する。2020年4月に会社員を卒業し、サバティカルタイム(使途用途を決めない学びの休暇)に入る。その後、オンライン・スタジオヨガ「ポスパム」、母と子のスキンケアブランド「soin(ソワン)」を立ち上げる。2022年春から大学院に進学。
音声メディア「Voicy」では4000万回再生超えを記録し、トップパーソナリティとして活躍中。その他、Twitter、note、Instagramでも発信。SNSの総フォロワー数は15万人。著書に『やめる時間術』(実業之日本社)、『ライフシフト習慣術』(フォレスト出版)、本書の元となった電子書籍『サバティカルタイム 「40歳の壁」を超える戦略的休暇のすすめ~FIREではなく働き続ける生き方~』がある。2児の母。
Twitter:@wa_mamaharu
Voicy:https://voicy.jp/channel/862 「学びの引き出しはるラジオ」

本書の要点

  • 要点
    1
    「40歳±5歳」のタイミングでは「体力」「知力」「うまくいかなくてもやり直せる」の3点がそろう。このタイミングでキャリアの転機を迎えた人はラッキーだ。
  • 要点
    2
    幸せな人生に必要なのは「お金」「つながり」「健康」の3つの要素である。
  • 要点
    3
    人生後半には、「お金」「つながり」「健康」を満たし、やりがいが持てて、自分でコントロールできる「自分業」を持つとよい。すぐに転職や独立をしなくてもいいから、アラフォーのタイミングで「自分業」の準備を始めよう。

要約

「40歳の壁」の正体

ミッドライフクライシスに悩むアラフォー世代

仕事では中堅どころとなり、家族もいる。将来の不安は若い頃よりも減っていて、生活も順調。しかし、ふと洗面所で鏡を見ると、自分が「残りの人生も今の積み重ねでいい? 満足している?」と問うてくる――。著者のみならず、40歳前後で「残りの人生、このままでいいのかな?」とモヤモヤを感じる人は多いものだ。これを一般的に「40歳の壁」と呼ぶ。

定年まで働き続けられるかという「雇用不安」、ろくな経験や資格がないと悩む「スキル不足不安」、筋力や体力の衰えを痛感しての「健康不安」、子どもの成長を寂しく感じる「子離れ不安」、容姿の衰えに落ち込む「老化不安」……30代後半から50代にかけて陥りやすい、こうした中年期特有の心理的危機のことを「ミッドライフクライシス」という。

人は40歳頃まで新しい感覚や知識を得て成長していくが、その後は何もかもが「減る」こととなる。この変化に戸惑うミッドライフクライシスが「40歳の壁」の正体である。

アラフォーだからできること
lenawurm/gettyimages

壁にぶち当たったとき、50歳であれば、定年まで10年ほどだから「なんとかここでがんばる方法を考えよう」と思うかもしれない。一方、40歳だとあと20年ある。「道を選び直せる」という期待と、「失敗したら何もかも失ってしまうかもしれない」という不安が入り交じる年齢だ。

この壁の前で立ち止まり、途方に暮れている人もいるだろう。だが、アラフォーでキャリアの転機を迎えた人はラッキーである。アラフォーは「体力がある」「知力がある」「うまくいかなくてもやり直せる」の3点がそろっている年代だからだ。

【必読ポイント!】 40歳からの幸せをつくる「自分業」

幸せな人生に必要な要素(1)お金

多くの人にとって、幸せな人生に必要な要素は「お金」「つながり」「健康」の3つである。

まず1つ目の「お金(収入・資産)」について考えてみよう。

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要約公開日 2023.03.08
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