気にしない生き方

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出版社
SBクリエイティブ

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出版日
2024年02月03日
評点
総合
3.5
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

日本人が転職する主な理由は「人間関係」にある――。これは、誰もが思いあたるのではないだろうか。同じ職場で長く働くのであれば、最終的に「人間関係」の良し悪しで、職場の居心地が変わってくる。

どうしても人間関係に我慢できないときは「早めに転職するのが一番いい方法」だと著者のひろゆき氏は語る。しかし、多くの人は簡単に転職ができるわけではない。では、どうすればいいのだろうか? そんな時に、ぜひ読んでいただきたいのが本書である。本書では、我慢をして、今の職場で働き続けるにはどのようにすべきか、どのようにメンタルを保てばいいのか、また転職を考えた場合にするべきことがまとめられている。

また、これからのスキルアップについての考え方や、自身にとって本当に必要なスキルを見極める方法なども解説されている。非常に示唆に富んでいるため、今後のキャリアを考える上で大いに参考になるであろう。転職や昇給のために「何かしなければ」と焦っている人にもぜひ読んでいただきたい。

著者は、これからの時代に必要なのは「他人から何を言われても聞き流す力」だという。聞き流す対象であるか、そうでないかを自分で区別する。この能力こそが「幸せの階段」を登る第一歩なのである。

他の人の目や意見を気にしすぎず、生きるにはどうしたらいいのか。人間関係の悩みを解決したい人にとって、本書は必見の一冊だ。

ライター画像
木下隆志

著者

ひろゆき(西村博之)
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとしても活躍する。2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。2006年、「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。2009年「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人となった。2019年、「相手の人格を否定すること」を禁じた新たなSNSサービス「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人超、X(旧Twitter)のフォロワー数は240万人超。主な著書に、『1%の努力』『99%はバイアス』(以上、ダイヤモンド社)、『論破力』(朝日新聞出版)、『無敵の思考』『働き方 完全無双』(以上、大和書房)、『プログラマーは世界をどう見ているのか』(SBクリエイティブ)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    これからの時代に必要とされるのは、そこそこ仕事ができ、他人と適度な距離感をとれる「気にしない力」のある人だ。
  • 要点
    2
    スケープゴートにされそうになったら、物理的に「前に出て」相手との距離を詰めていこう。これだけで精神的に打撃を与えることができる。
  • 要点
    3
    コストや好みに合わない「スキルアップ」は考え直すべきだ。職場で一番大事なのは「相性」だ。居心地が良くなるようキャラ作りをしたり、自分と相性のいい職場を探したりするほうが得策である。
  • 要点
    4
    「ムダなモノを買わずに生活するスキル」を持っているとお金が貯まり、人生の選択肢も広がる。

要約

幸せのカギ

AI時代に求められる「気にしない力」

日本にはかつて、「ご近所さんの顔と名前は全部わかる」くらいの「ムラ社会」的な地域共同体があった。この時代は終身雇用や年功序列といった日本型雇用で、大量生産・大量消費によりみんなで一緒に豊かになっていった。見方を変えると、個人が突出することより「会社が儲かる」ことが優先される、「みんなでトクをせざるをえない」構造の社会だったといえる。

しかし今はそれが崩れ、「ひとりで稼げる」ビジネスモデルが増えてきている。また、プライベートも「必ずしもみんなと一緒にやらなくてもいい」傾向になりつつある。

このような時代において、「周囲の人を無駄に気にしない」メンタルスキルは、重要性が増している。最近は「AIに仕事が奪われる」と盛んに言われるが、会社の経営者が人間である限り、AIがいれば人間はいらないということにはならない。

著者が考えるこれからの時代に求められる人は、そこそこ仕事ができて周りに気に入られる「いい人」、つまり他人と適度な距離感をとれる「気にしない力」に秀でた人である。

【必読ポイント!】 他人に振り回されない

スケープゴートにならないために
kaew6566/gettyimages

「会社に行きたくない。転職しようかな……」。誰もが一度は思ったことがあるのではないだろうか。

日本人の退職理由の多くは「職場の人間関係」である。パワハラまがいの命令をしてくる上司、無駄にマウンティングしてくる先輩など、他人を攻撃してくる人々に関わって仕事をせざるを得ないことは多々ある。

もちろん、「性格」や「相性」があるため、すべての人と上手くやっていけるわけではない。問題なのは、上の立場の人間が、ひとりスケープゴート(集団の中でいじめられる人)を仕立て、その人に理不尽ないじめを行ったりして、組織を統率しようとする仕組みがある場合だ。この方法は、昔から人々の心を上手に操る方法として利用されてきた。今の職場にこういう文化があるのかは、早めに見極めておきたい。

スケープゴートにされそうになった時の一番の対策は「歯向かう」ことである。会社でも学校でも、被害者が反撃しないと、その人はずっといじめの対象のままである。しかし下手に言い返して火に油を注ぐことは避けたい。

そこでおすすめしたいのは「前に出ること」だ。人間には周囲数十センチメートルのパーソナルスペースを侵害されると、後ろに退いてしまう習性がある。身体が下がると精神的にも後ろに引いてしまうため、それを利用するといい。

上司や先輩から攻撃されたら、謝りながら相手との距離を詰めていこう。単純だがかなり即効性がある方法だ。

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要約公開日 2024.04.07
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