自律神経の名医が教える集中力スイッチ

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自律神経の名医が教える集中力スイッチ
出版社
出版日
2023年12月13日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

「集中する」とはどういう状態だろうか。「集中せよ」と自分に言い聞かせて目の前の物事に向かっても、そう思えば思うほど気が散ってしまうことがある。その一方で、「知らず知らずの間に驚くほど集中していた」ということもある。「集中」をコントロールするのは思いのほか難しい。

本書の著者によると、集中力は自律神経と関係しているのだそうだ。自律神経とは、人間の内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするための自動運転システムのようなものである。自律神経には交感神経と副交感神経があり、その2つのバランスが保たれると持続的な集中力を手に入れられるという。

現代は情報過多でストレスフルな時代であるため、自律神経が乱れやすい。しかし、自ら生活習慣や意識を変えていくことで自律神経が整い、集中力を高めることができる。つまり、練習すれば誰でも集中力を手に入れることができるのだ。

仕事や勉強でパフォーマンスを発揮し、結果を出すためには集中力が不可欠だ。本書では、日常でできる集中力を高める行動や、睡眠・運動・食事などを通して自律神経を整え、集中力を上げる方法が紹介されている。いずれも簡単にできるものばかりのため、試してみない手はない。

「集中できない」「気が散ってしまう」と悩んでいる人も、本書を読めば「集中力スイッチ」が入り、集中力を自分のものにすることができるだろう。

著者

小林弘幸(こばやし ひろゆき)
順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。また、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”でもあり、みそをはじめとした腸内環境を整える食材の紹介や、自律神経と腸を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。
『医者が考案した「長生きみそ汁」』、『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム刊)などの著書のほか、『世界一受けたい授業』(日本テレビ)や、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBSテレビ)などメディア出演も多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    集中力は自律神経と強く結びついている。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、両者のバランスをとることで集中力を上げることができる。
  • 要点
    2
    仕事や勉強では、長時間ゆるやかに続く「持続集中力」が必要になる。そのためには自身の状態を「安定」させることが大切だ。
  • 要点
    3
    自律神経の調整に「睡眠」は欠かせない。睡眠の質を上げるには、就寝1~2時間前に照明を落として光を断つ「光断ち」が効果的だ。睡眠時間は6~7時間は確保したい。
  • 要点
    4
    「咀嚼」は脳に刺激を与えて自律神経を整え、集中力を高める作用がある。食べるときにはよく噛み、食事以外の時間ではガムを噛むといい。

要約

「集中力」とは何か

集中力は鍛えることができる

「集中する方法」を教わったことのある人は、おそらくほとんどいないだろう。親や先生から「集中しなさい」といわれて机に向かい、課題に意識を向けるうちに自然とその感覚を身につけていったはずだ。

人は自然に走るようになるが、速く走れるようになるには練習が必要だ。それと同じで、集中するための練習を重ねれば、集中力は確実に上がっていくのである。

集中するための「体作り」において、自律神経は要となる存在だ。自律神経はいったん乱れるとさまざまな不調を引き起こして、集中したくてもできない体になってしまう。

自律神経は大まかに「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けられる。交感神経が優位になりすぎるとイライラし、副交感神経が優位になりすぎるとやる気が減退してしまう。だが、両者のバランスをとることができれば、集中力が上がって高いパフォーマンスを発揮できるのだ。

2種類の集中力
ridvan_celik/gettyimages

集中力には2種類ある。1つは、アスリートなどが限られた時間内に発揮する「短期集中力」、もう1つは私たちが仕事や勉強で必要とする、ゆるやかで長く途切れない「持続集中力」だ。

たとえば、8時間ずっと息抜きなしに集中して作業することは不可能だ。なかには長時間にわたる研究など高い集中力が継続的に求められることもあるが、日々の仕事をこなすには、そこまでの集中力は必要ない。私たちが普段必要とするのは、今日のタスクを終わらせる程度の「安定した集中力」だ。

安定した集中力を保つには、まず自身の状態を「安定」させることが大切だ。体調や天気の状態に左右されることはあるが、可能な限り自身の状態を安定させることができれば、「持続集中力」を手に入れられるだろう。

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要約公開日 2024.06.04
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